夜なかなか寝付けない時に『お酒を飲んだらよく眠れた』という方も多いのではないでしょうか?寝る前のお酒は本当にいいの?身体への悪影響は?など睡眠とお酒の関係を深掘りしていきましょう。
寝酒は良い?悪い?
結論から言うと寝酒は睡眠にとって良くありません。確かにアルコールを摂取してから睡眠を取ると、寝つきを良くする効果はあります。しかし寝酒をすることで『睡眠の質は大幅に下がる』ことがわかっています。アルコールが身体に入った状態で睡眠を取ると『中途覚醒』や『早朝覚醒』が増えることがわかっています。
- 中途覚醒→睡眠中に何度も目が覚めてしまう
- 早朝覚醒→本来の起きる時間よりも早くに目が覚めてしまう
睡眠中この二つの覚醒が起こることで睡眠の質は下がってしまい、身体への様々な悪影響が起こってしまいます。
寝酒による悪影響
寝酒をすることで起こる身体への悪影響はこちらです。
- 睡眠が浅くなる
- 疲れが取れにくい
- 成長ホルモンの分泌が減る
- いびきをよくするようになる
- 利尿作用により何度も目が覚める
- 睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がる
など、日中の疲れを回復するための睡眠の質が落ち、様々な睡眠障害へと影響していきます。
他国との比較
不眠で悩んだ時の対策法として『病院を受診』『カフェインを控える』『睡眠薬を服用』『アルコールを摂取』の4つのカテゴリで他国と比較した場合、日本人は寝れない時『アルコールを摂取』と回答した人が一番多く、日本は寝酒をする人は明らかに多いことがわかっています。いくら寝つきが良くなると言っても、睡眠の質が落ちては意味がありませんので、健康のためには寝酒は控えた方が良いですね。
晩酌は睡眠何時間まで?
500mlのビールや缶酎ハイ、または日本酒1合を分解するのに3~4時間かかります。なので晩酌は最低でも3時間前までに済ませることで、睡眠の質を上げることができます。お酒も楽しんで、睡眠もしっかりと取りたいという方は意識して改善していきましょう。
いかがでしたか?当院ではこのように普段の施術に加え、健康において必要なアドバイスや、最適な睡眠環境作りに必要なことなどもお伝えしておりますので、健康になりたい方はお気軽にお問合せ下さい。
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