日本人が摂りすぎていると言われている「脂質」。
身体に良くない、ダイエットには不必要。というイメージがありますが実際のところどうなのでしょうか?
良質な脂質やその効果とは?
「オメガ3脂肪酸」についてもまとめています。
オメガ3脂肪酸の効果とは【良質な脂質、体にいい食品は】
「脂質」は炭水化物、タンパク質と並んで「三大栄養素」と呼ばれており、生きる上でとても大切な栄養素です。
人が生活する上で無くてはならない栄養素で、脂質を摂らないと生きていきません。
とは言え現代人は、三大栄養素のうち、「炭水化物」と「脂質」を摂りすぎている人がほとんどとされています。
逆に「タンパク質」は不足している人がほとんどです。
脂質と聞くと「油」とか「太る原因」というイメージがありますよね。
実際に脂質は「太りやすい栄養素」です。
- 炭水化物、タンパク質→1gあたり4Kcal
- 脂質→1gあたり9Kcal
と倍以上もカロリーが高いです。
カロリーが高い脂質ですが、悪いイメージばかりでなく「良質な脂質」を摂れば、体にはメリットがたくさんあります。
その中でも「オメガ3脂肪酸」がとても大切です。
オメガ3脂肪酸が大事
脂質は次のように大きく2つに分けることができます。
- 飽和脂肪酸→常温で固形のもの(ラード、バター、牛脂)
- 不飽和脂肪酸→常温で液体のもの(オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸)
この中でも、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は「必須脂肪酸」と呼ばれ、体内では作れないので、必ず「食事から摂取」しないといけないといけません。
さらに
- オメガ6脂肪酸→意識しなくてもだいたいの人は摂れている(なたね油、ごま油など)
- オメガ3脂肪酸→意識しないとほとんどの人が摂れていない(えごま油、アマニ油、MCTオイルなど)
このように、オメガ3はほとんどの日本人が足りていないとされており、このことから「オメガ3が必要」と言われています。
オメガ3脂肪酸の働き
「DHA」や「EPA」と聞いたことがありませんか?
この二つはオメガ3脂肪酸に分類され、「魚」に多く含まれています。
魚をなかなか食べれない人は「サプリ」で補いましょう。
また「α-リノレン酸」もオメガ3の仲間で、えごま油やアマニ油に多く含まれています。
このオメガ3脂肪酸を摂ると、体にはこんなメリットがあります。
- 抗うつ作用
- 抗動脈硬化
- 抗炎症作用
- 免疫機能の調整
- 抗アレルギー作用
- アルツハイマーの予防
- 中性脂肪の抑制
- コレステロールの抑制
など、健康だけでなくダイエットにも効果があります。
オメガ3脂肪酸が豊富な食品
そんな「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれている食品はこちらです。
- 魚の脂質
- くるみ
- MCTオイル
- えごま油
- アマニ油
などがあり、この他にもイクラやたらこなどの「魚卵」にも多く含まれています。
現代の日本人は魚を食べる機会が減っているので、積極的に食べたいですね。
また、あまり聞かない「えごま油」「アマニ油」「MCTオイル」なども、スーパーや通販で簡単に手に入ります。
スープ、サラダなど料理に小さじスプーン1杯(3g)を掛けるだけで、一日の必要量が摂れます。
ただ、このオメガ3脂肪酸は摂る上での「注意点」もあります。
オメガ3脂肪酸の注意点
体に良いオメガ3脂肪酸ですが、「酸化しやすい」「熱に弱い」という性質があります。
≪酸化しやすい≫
酸化しやすい性質があるので、空気に触れると効果が薄れてしまいます。
そのため開封後は「冷蔵保存」して、早めに消費するということを心がけましょう。
≪熱に弱い≫
熱に弱い性質があるので、炒め物などには向いていません。
そのため、えごま油、アマニ油、MCTオイルなどは、サラダやスープにかけて摂るようにしましょう。
≪摂りすぎには注意≫
良質とは言え、最初に言ったように脂質はカロリーが高い栄養素です。
オメガ3がいくら体に良く不足しているとは言え、「摂りすぎ」には注意しましょう。
オメガ3脂肪酸の効果:まとめ
今回は「良質な脂質、オメガ3脂肪酸の効果」についてご紹介しました。
まとめると
- 脂質は3大栄養素の一つ
- 脂質はないと生きていけない
- 脂質はカロリーが高い
- 日本人は「良質な脂質」が不足している
- 良質な脂質はオメガ3脂肪酸
- 魚、えごま油、アマニ油、MCTオイルを積極的に摂ろう
- オメガ3は熱に弱い
- オメガ3は小さじ1杯(3g)で効果がある
- 摂りすぎには注意
脂質も「ただ避ければよい」と言うわけではなく、「良質なもの」を無駄なく摂るようにしましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
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