コーヒーブームもありコーヒーを飲む人の人口は年々増加傾向にあります。
リモートワークや在宅ワークなどで、家でゆっくりする時間も増えコーヒーを飲む人も増えているようです。
コーヒーを飲むと目が覚めると言いますが、コーヒーに含まれるカフェインは本当にそのような効果があるのでしょうか?
睡眠とカフェインとの関連は?
カフェインが睡眠に与える影響とは⁉
日本では1人当たり1日0.9杯が飲まれているとされているコーヒー。
コーヒーブームもあり飲んでいる人の数はさらに増えていると言われていますが、コーヒーに含まれている『カフェイン』を飲むと脳が覚醒し、眠気が覚めるというのはよく知られています。
これは眠気を作る作用のある「アデノシン」という物質をブロックする働きがあるからです。
“眠気を感じているけど起きていないといけない”という状況ではカフェインを含むものを飲食することは効果的だと言えます。
カフェインは寝る何時間前まで?
カフェインによる覚醒効果は2~4時間もつと言われ、体内には6~8時間残っているとされています。
なので睡眠前にカフェインを摂ることは睡眠の質を大幅に下げる影響があります。
この時間に当てはめると、例えば「夜10時に寝る人は昼の14時」までにカフェインを摂らないと、寝るときにはまだ身体に残っている状態となってしまいます。
もちろん個人差はありますがカフェインを分解するには時間がかかり、一度口にすると体内から無くなるには時間がかかるので注意が必要です。
睡眠の質を高めたい人はコーヒーなどのカフェインは朝~お昼頃までに楽しむようにしましょう。
カフェインによる悪影響
カフェインは睡眠の質を下げるだけではなく他にも様々な悪影響があります。
- 動悸
- 震え
- 下痢
- 吐き気
- めまい
- 不安状態
- イライラ
- 疲労感を感じる
などの症状が出てしまう人もいます。
カフェインの摂取に関しては、国際機関で注意喚起がされるほど危険を伴う可能性がありますので、カフェインが自分に合うのか合わないのか、しっかりと見極め身体に症状が出てしまう人はあまり摂らないようにしましょう。
カフェインを含む飲み物・食べ物
代表的なコーヒー以外にどのような食品にカフェインは含まれているのでしょうか?
- 緑茶
- 紅茶
- コーラ
- エナジードリンク
- ビターチョコレート
などがあります。
特に「エナジードリンク」には1缶あたり80㎎~150㎎とかなりの量が含まれており、飲みすぎによる中毒死の事例もありますので注意が必要です。
コーヒーで眠くなる人はなぜ?
コーヒーを飲むと脳が覚醒するとお伝えしてきましたが、逆に「コーヒーを飲むことで眠たくなる」という人も少なからずいます。
これはコーヒーに含まれている「糖質」が影響しています。
コーヒーにミルクや砂糖が入ったものを飲むと血糖値が上昇し、上がった血糖値を下げようと「インスリン」が分泌されます。
インスリンが分泌されると眠くなる成分の「メラトニン」も増加するので眠くなるのです。
しかし、脳は覚醒状態にありますので途中で目が覚めたり、早くに目が覚めたりと結果的に「睡眠の質を下げる」ことに繋がるので、やはり寝る前のカフェイン摂取は良くないと言えます。
カフェインと睡眠の関係について深掘りしていきました。
睡眠には大敵だということがわかりましたので睡眠の質を上げたい人は、「量」や「飲む時間」に注意をしたいですね。
↓睡眠に関することはこちらでも詳しく解説しております↓