睡眠不足になると、身体へはどのような症状が出るのか知っていますか?
そもそも何時間以下が睡眠不足?
本記事では「睡眠不足による身体への症状」についてご紹介しています。
満足のいく睡眠がとれていない方は、ぜひ本記事をお読みください。
睡眠不足による身体への症状5選
先進国の中でも「睡眠不足の人が多い」と言われている日本。
実際に世界的に見ても、日本人の睡眠時間はワーストという調査もあります。
睡眠不足になるとボーっとするだけでなく、身体へは多くの悪影響があります。
何となく身体に良くないイメージがありますが、実際にはどのような悪影響があるのでしょうか?
今回は睡眠不足による症状を5つに分けてご紹介します。
- 脳機能の低下
- ストレスの増加
- 免疫力の低下
- 体重の増加
- 生活習慣病のリスク増加
などが挙げられます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
睡眠不足による身体への症状①脳機能の低下
睡眠不足による症状一つ目は「脳機能の低下」です。
睡眠不足で「頭がボーっとする」「集中力や判断量が落ちた」という経験をしたことがある人も多いと思います。
実際に、睡眠不足が続くと脳が正常に働かなくなり、脳機能が低下してしまいます。
睡眠不足に関する研究では、
「6時間以下の睡眠を2週間続けた場合は、お酒に酔った状態と同じくらいに脳機能が低下する」
ということがわかっています。
睡眠不足による身体への症状②ストレスの増加
睡眠不足の人は『ストレスに弱くなる』ということがわかっています。
ストレスホルモンである「コルチゾール」はストレスを受けると増加します。
このコルチゾールは睡眠中にも分泌されますが、睡眠時間が短いと日中に受けるストレスに対して弱くなってしまい、ストレスを感じやすくなります。
「参考:ストレスが増えると太る原因はストレスホルモン?解消法は?」
睡眠不足による身体への症状③免疫力の低下
睡眠不足になると『免疫力の低下』が起こり病気や風邪にかかりやすくなってしまいます。
免疫力とはウイルスや細菌に対する生まれつき持っている防御機能ですが、睡眠時間が短いと身体の防御力が下がってしまいます。
実際に睡眠時間が7時間未満の人は8時間以上の人に比べ3倍も風邪を引きやすくなるというデータもあります。
睡眠不足による身体への症状④体重の増加
睡眠不足の人は『太りやすくなる』ということがわかっています。
睡眠時間が短いと睡眠中に分泌される「満腹ホルモン」が減り、逆に「空腹ホルモン」が増えることがわかっています。
睡眠不足によりこのホルモンの増減があると普段より満腹を感じにくくなり、空腹を感じやすくなってしまいます。
そのため食べる量や回数が増え太りやすく痩せにくい身体へとなってしまいます。
「参考:睡眠不足だと痩せない⁉ダイエットと寝不足の関係性は?」
睡眠不足による身体への症状➄生活習慣病のリスク増加
睡眠不足が続くと結果的に『生活習慣病のリスク』が増えます。
先述した脳機能の低下、ストレスの増加、免疫力の低下、体重の増加、に加え、自律神経の乱れや疲労感倦怠感の増加など、睡眠不足が続くと身体には多くの悪影響が出ます。
その結果生活習慣病のリスクも増加し寿命を縮めることになってしまいます。
現代人はスマホやPC、ゲームなどの普及、24時間空いているコンビニなどの影響で睡眠不足は加速し、50年前に比べ平均睡眠時間は1時間も減っています。
それに伴い生活習慣病の数も増加しています。
「参考:【絶対後悔】不摂生を続けたら将来どうなる⁉生活習慣病のリスクとは」
睡眠不足による身体への症状:まとめ
『睡眠不足による身体への症状5選』について解説していきました。
睡眠不足はただボーっとするだけでなくこれだけ多くのリスクがあることがわかりました。
6時間以下の睡眠は睡眠不足とされ、40代50代の半数は6時間以下の睡眠しかとれていないというデータもあるほど、多くの人が眠れていません。
普段忙しくて睡眠時間が取れない人は、睡眠の質を改善するだけでもこれらのリスクを減らすことができますので、睡眠環境を整え健康に配慮するようにしましょう。
当院ではカイロプラクティック施術だけでなく、このような日常生活で役立つ健康情報もお伝えしておりますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
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