あなたは体が冷えた時どんな対策をしていますか?体の冷えは、体の内側からアプローチすると効果が高いです。
そこで本記事では「体を温める食べ物」を7つご紹介します。
寒い冬や冷え性の人に役立つので、ぜひ本記事をお読みください。
体を温める食べ物ランキング7選【生姜や野菜は効果的?】
冷え性の人口は多く、特に女性は日本人全体の7割以上もの人が冷えを自覚しています。
そのうち3人に1人は何の対策もしていないとされています。
冷えを感じていても「放置している人」が、意外と多くいるんですね。では、そんな「冷えた体を温める食べ物」とはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は7つご紹介します。
- 生姜
- 唐辛子
- 玉ねぎ
- にんにく
- ねぎ
- 発酵食品
- ビタミン類
どれも簡単に手に入るものばかりですね。一つずつ詳しく見ていきましょう。
体を温める食べ物①生姜
体を温める食べ物一つ目は「生姜」です。
これは昔からよく言われるものですよね。風邪を引いた時に「生姜湯」を飲む人も多いのはないでしょうか?
「生の生姜」にはジンゲロールという辛み成分が入っており、これは「解熱作用」や「殺菌作用」があります。
そして、生の生姜に「熱を加える」ことで、ジンゲロールが「ショウガオール」という成分に変化します。
このショウガオールには「血行促進」「消化機能を高める」という効果があり、体を芯から温めてくれます。
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体を温める食べ物②唐辛子
体を温める食べ物二つ目は「唐辛子」です。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」は末梢神経を刺激し、冷えた身体をポカポカと温めてくれる効果があります。
この辛み成分であるカプサイシンが、体温を上げ血流を良くしてくれます。
また、唐辛子の凄いところがその「持続性」です。
唐辛子を食べ一度体が温まった後も、「長時間にわたり持続して体を温めてくれる」ため、冷え性の方や寒い冬にはおすすめです。
お味噌汁やスープなど食事をする際に、「一味や七味」をちょっと入れるだけでも体はポカポカと温まるため、手軽に体を温めてくれる食べ物です。
また、カプサイシンは水に溶ける成分のため、足湯に唐辛子を入れても体を温めてくれる効果があります。
体を温める食べ物③玉ねぎ
体を温める食べ物3つ目は「玉ねぎ」です。
玉ねぎに含まれる「アリシン」には、新陳代謝を促進し体を温めてくれる効果があります。
このアリシンは熱に弱い成分であるため、身体を温めたいときは「薄くカットする」「すりおろす」など、できるだけ生の状態で食べることがおすすめです。
体を温めるほかにも、「疲労回復効果」や「血液をサラサラにする効果」などもあり健康的な食べ物です。
体を温める食べ物④にんにく
体を温める食べ物4つ目は「にんにく」です。にんにくにはアリシンという成分が含まれています。
このアリシンには次のような働きがあり、体を内側から温める効果を発揮します。
- 血行促進
アリシンは血管を広げる作用があるため、血流が良くなり、体全体に熱を運びやすくなります。冷え性の改善に効果的です。 - 代謝アップ
アリシンがエネルギー代謝を高めることで、体内で熱が生まれやすくなります。その結果、手足の冷えや寒さを感じにくくなるのが特徴です。 - 免疫力の向上
体が温まることで免疫機能が活性化され、風邪を引きにくくなります。にんにくは冬場の冷え対策にピッタリの食材です。
にんにくの活用法
炒め物やスープ、パスタなどの料理に加えると香りも良く、毎日の食事で無理なく取り入れられます。
また、刻んだりすりおろしたりするとアリシンが効果的に引き出されます。
体を温める食べ物➄ねぎ
ネギは古くから風邪予防や冷え性対策に効果があるとされる野菜で、その体を温める作用は科学的にも裏付けられています。
1. アリシンの働き
ネギの辛味成分であるアリシンは、にんにくにも含まれる成分で、体を温める効果が期待できます。
- 血行促進:アリシンには血管を拡げる作用があり、血流を良くすることで体を内側から温めます。
- 代謝アップ:エネルギー代謝を活性化し、体内で熱が生まれやすくなります。
2. 硫化アリルの効果
ネギ特有の香り成分である硫化アリルには、体を温める作用とともに次の効果があります:
- 自律神経の調整:硫化アリルが神経をリラックスさせ、冷えを感じにくくします。
- 抗酸化作用:冷えによって起こる体の不調を予防します。
3. ビタミンCやカリウムのサポート
ネギにはビタミンCやカリウムが豊富に含まれており、これらが血液循環や免疫力をサポートします。
- ビタミンC:血管の健康を保ち、寒さによるストレスを軽減。
- カリウム:体内の余分な水分を排出し、むくみを防ぐことで冷えを改善します。
4. 東洋医学での位置づけ
東洋医学では、ネギは「温性」の食材とされ、体を温める作用が強いとされています。特に、風邪の初期症状や寒さからくる不調を和らげるために使われてきました。
ネギの活用法
- 生で食べる
アリシンは熱に弱いため、薬味やサラダとして生で摂取するのが効果的です。 - 加熱してもOK
加熱するとアリシンは減少しますが、体を温める別の成分が引き出されるため、スープや鍋、炒め物にも適しています。 - 白い部分を意識
特にネギの白い部分にはアリシンが豊富に含まれているため、冷え対策にはこの部分を使うのが効果的です。
体を温める食べ物⑥発酵食品
体を温める食べ物6つ目は「発酵食品」です。
発酵食品に多く含まれている「酵素」には、体を温める効果があり、新陳代謝を上げてくれます。
体を温める発酵食品は
- 納豆
- 味噌
- 醤油
- キムチ
- チーズ
などがあります。
大豆そのものには体を温める効果はありませんが、発酵した納豆や味噌などは血行を促進しポカポカと温めてくれる効果があります。
先に挙げた生姜、唐辛子、玉ねぎ、ねぎと組み合わせると更に効果が高まるのでおすすめです。
体を温める食べ物⑦ビタミン類
体を温める食べ物7つ目は「ビタミン類」です。
「ビタミンE」や「ビタミンB1」には、毛細血管を広げ血行を良くしてくれる働きがあります。
そのため、手先や足先まで血液が流れ体が温まります。
それぞれ多く含まれている食材は
- ビタミンE→ウナギ、アーモンド、卵黄、しそ、ツナ缶など
- ビタミンB1→豚肉、赤身肉、大豆、卵、ほうれん草など
また、ビタミンCには寒さによるストレスを和らげる効果があります。
ビタミンCが多い食べ物は
- 柑橘類
- ブロッコリー
- パプリカ
- キウイ
- イチゴ
などがあります。ビタミンは五大栄養素にも含まれている大切な栄養素ですが、「体内で生成できない」ので、食べ物から取り入れる必要があります。
ビタミンは「体の調子を整える働き」があるため、積極的に摂るようにしましょう。
その他体温を上げる方法
体を温める食べ物を7つ紹介しました。
その他、食べ物以外からも体を温める方法があります。
- 適度な運動
- 入浴
- 質の良い睡眠
- 骨格の歪みを整える
このように健康的な生活をすれば、体内の血流が良くなり代謝は上がるため体温も上昇します。
この方法以外にも「首」「手首」「足首」「くびれ」と血管の多く集まっている「4つの首」がつく場所を温めると体は温まりやすいです。
「参考:冷え性を改善するには4つの「首」を温める」
これとは逆に
- 運動不足
- 暴飲暴食
- 栄養の偏り
- 睡眠不足
- 睡眠の質が悪い
- 姿勢の悪さからくる骨格の歪み
など、日常生活で「不摂生な人」は、どんどんと体温が低下してしまいます。
冷えだけでなく免疫力低下、腸内環境の悪化、太りやすいなど、身体の異常へと繋がってしまいます。
低体温だと免疫力は下がる
体が冷えると免疫力が下がることを知っていますか?「寒いので風邪を引いた」「風邪を引いたら悪寒がする」など多くの人が経験あると思います。
実際に、「体温が0.5℃下がるだけで免疫力は35%も下がる」ということがわかっています。
しかも、日本人の平均体温は「50年前に比べ0.75℃」も下がっています。
医療が発達したとは言え、自ら運動して体温を上げる機会が減っています。
日本人は年々平均体温は下がり続け、病気のしやすい体になっていると言えます。
体温を上げると起こる良いこと
では、体温が上がることで体にはどんなメリットがあるのでしょうか?
- 免疫力UP
- 腸内環境改善
- コリや張りの改善
- 骨粗しょう症予防
- 美肌効果
- 疲労回復効果
- むくみの改善
- 生理痛の改善
- 太りにくく痩せやすい身体になる
このように、ただ体が温まるだけでなくメリットがいっぱいあります。
体を温める食べ物:まとめ
「冷えた体を温める食べ物」や体温を上げるメリットについてご紹介しました。
まとめると
- 日本人の7割が冷え性を感じている
- そのうち1/3は何も対策をしていない
- 冷えた身体を温めるには生姜、唐辛子、玉ねぎ、にんにく、ねぎ、発酵食品、ビタミン類
- その他身体を温める方法は4つの「首」を温める
- 体温が下がると免疫力は下がる
- 体温が0.5℃下がるだけで35%も免疫力は下がる
- 逆に体温を上げると健康になる
冷え性を感じている人は放置するとデメリットばかりです。
「体を温める食べ物」を毎日の食事に取り入れ、体の内側から温めるようにしましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの訪問整体を行っています。
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