あなたは運動をしていますか?
運動は大事とよく聞きますが「もし運動不足が続くと」将来どうなるのでしょうか?
今回は「運動不足が続くと将来どうなるのか?」について深掘りしていきます。
思っているより怖いことになるのでぜひご覧下さい。
運動不足が続くと将来どうなる?【やばい症状が出ます】
令和2年のスポーツ庁が「運動不足を感じているか?」という調査を行いました。すると、約8割もの人が「運動不足を感じる」と答えています。
割合では、男性よりも女性の方が運動不足を感じているとされています。
このように、多くの人が運動不足を感じている一方で、実際には運動をしていないのがわかります。
では、運動不足が続くことで「将来どのような影響」が出てしまうのでしょうか?
今回は5つに分けてご紹介します。
- 肥満
- 代謝低下
- 精神に影響が出る
- 生活習慣病になる
- 死亡率が上がる
身体だけでなく、精神にも影響してくるのは怖いですよね。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
運動不足が続くとどうなる①肥満
運動不足が続くと「肥満」になります。これは何となくイメージが付くと思います。
運動不足により「消費カロリーが減る」ことで、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。人の身体は「摂取カロリー<消費カロリー」になると痩せることができます。
しかし、運動不足が続くと食べた分のカロリーを消費しきれず、どんどんと太ってしまいます。常に動き回っている子どもに太っている子が少ないのは、カロリーをしっかりと消費しているからです。
逆に、40代50代と年齢を重ねるにつれ太りやすくなるのは、運動機会が減りカロリーを消費しきれていないためです。
「参考:40代で中年太りが増える原因は?【そのまま放置は太ります】」
運動不足が続くとどうなる②代謝低下
運動不足が続くと「代謝が低下」します。
人の身体は、食べたものをエネルギーに換えたり、血液を全身に流したりしています。これは、常に健康状態を保つために「代謝」を行っているからです。
しかし、運動不足が続くと「代謝機能が低下」し、食べたものが上手く変換できなくなったり、血行が悪くなります。
代謝が低下すると
- 肥満
- むくみ
- 冷え性
- 肌荒れ
- 生理不順
- 腸内環境の悪化
など、多くの悪影響が出てしまいます。
代謝は、普段身体の中で行われており、目に見えるものではないのでなかなか意識できません。運動不足が続くと、代謝が低下し多くの症状が出る要因となるので注意しましょう。
「参考:基礎代謝を上げる方法5選【代謝が上がれば呼吸で痩せます】」
運動不足が続くとどうなる③精神に影響が出る
運動不足が続くと「精神に影響」が出てしまいます。一見運動不足と関係はなさそうですよね。
しかし、運動不足は自律神経のバランスを乱し、精神に影響が出ることがわかっています。
自律神経は活動時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」のバランスが上手く保たれていることが大切です。
運動不足が続くと、自律神経の切り替えが上手く行われず
- ストレスを感じやすい
- イライラする
- 怠け癖が付く
- やる気が出ない
- 集中力が保てない
- 睡眠障害が出る
- うつ病になる
というように精神にも影響が出てしまいます。
また、自律神経の他にも「ホルモン分泌」が上手く行われないことも、精神に影響する要因の一つです。
“運動をしたらスッキリした”ということがあるように、運動をすることで精神の安定にも繋がります。
「参考:幸せホルモンを増やす方法【これで毎日ストレスフリーです】」
運動不足が続くとどうなる④生活習慣病になる
運動不足が続くと「生活習慣病」になります。
生活習慣病とは、運動不足、偏った食生活、睡眠不足などが原因で起こる病気のことです。これは「現代病」とも言われるほど、近年でその数が増加しています。
生活習慣病とは主に
- ガン
- 心疾患
- 脳血管疾患
- 糖尿病
- 高血圧
- 狭心症
- 肝硬変
- 慢性腎不全
など誰もがかかる可能性があり、どれも寿命に直結する恐ろしいものです。
日本人の3人に2人は死因が生活習慣病です。これを見ると、「何となく運動しない」ことが、将来の寿命に悪影響を与えていることがわかります。
多くの人が「生活習慣病にかかりたくない」と言っている一方で、「運動不足を感じている人が多い」というのは、言っていることとやっていることが矛盾しているとも言えますよね。
運動不足が続くとどうなる➄死亡率が上がる
運動不足が続くと「死亡率が上がる」というデータがあります。
厚生労働省調査によると、国内での運動不足による死亡者数は「年間5万人」とされています。これは「喫煙」「高血圧」に次ぐ第3位の多さです。
ここまでご紹介したように、運動不足が結果的に「肥満」「精神的ストレス」「生活習慣病」に繋がり死亡率が上がってしまいます。
これとは逆に、しっかりと運動をすれば、「死亡リスクを大幅に下げる」ということもわかっています。
運動をすれば死亡リスクは下がる
ここまで運動不足が続くと怖いリスクがたくさんあることをご紹介しました。その一方で、しっかりと運動をすれば「死亡リスクは下がる」というデータもあります。
がん対策研究所が「8万3000人を対象に9年間行った調査」では、運動をしっかりと行っていた人は死亡リスクが
- 男性→0.73倍
- 女性→0.61倍
と大幅に減少していることがわかりました。病気別に見てもガン、心疾患、脳血管などの死亡リスクも大幅に低下しています。
このことから、運動をすることが将来の寿命を延ばせるということがわかります。
運動不足の解消法は?
では、実際にどのような運動をすれば運動不足を解消できるのでしょうか?
運動は走ったり、ジムに行くなどの激しい運動をする必要はなく簡単なものでも充分に効果があります。
- ウォーキング
- スクワット
- ラジオ体操
今回はこの3つをご紹介します。
誰でもできそうな簡単そなものばかりですよね。
詳しいやり方を見ていきましょう。
運動不足の解消法①ウォーキング
運動不足の解消法1つ目は「ウォーキング」です。
ウォーキングと言っても、ただ歩くだけでハードルはとても低いものです。歩くことで、上半身~下半身まで全身の筋肉が動くためとても効率的です。
≪1日トータルで5000~8000歩≫
まずは1日トータルで5000歩~8000歩を目標に歩いてみましょう。1回で5000歩歩くとなると約50分程かかってしまい、時間がかかってしまいます。
なので、「1日のトータルの歩数」で5000~8000歩を目標にすると運動不足は解消されます。
≪1回15分~20分のウォーキング≫
また、そんなに時間が取れないという人は「1回のウォーキングで15分~20分継続して歩く」ということでも効果があります。人は「15分以上継続して歩く」ことで、有酸素運動に切り替わり脂肪が燃えやすくなります。
痩せることが目的でないにしても、15分~20分継続して歩くことで、運動不足が解消できるのでオススメです。
運動不足の解消法②スクワット
運動不足の解消法2つ目は「スクワット」です。スクワットは、家でできる簡単な運動で1日30回行うだけでも効果があります。
地球には重力があるので、運動不足だと下半身に血流が停滞しがちです。スクワットをすることで、下半身の血流が上半身に送られ、全身の代謝を上げる効果があります。
「ふくらはぎは第二の心臓」と言われるように、ふくらはぎ~太ももにかけて筋肉を付けることで、健康に繋がります。
外に出るのが面倒くさいという人は、「スクワットを30回」するようにしましょう。
運動不足の解消法③ラジオ体操
運動不足の解消法3つ目は「ラジオ体操」です。ラジオ体操は誰もが子どもの頃にやったことがあると思います。
これは、実はとても理にかなった全身運動です。骨や筋肉、関節をくまなく動かすことができ、たった3分で行える運動です。
ラジオ体操を真剣にやったことがある人はわかると思いますが、ちゃんとやると結構しんどい運動です。
血行が良くなるだけでなく、筋力も付き、心肺機能も高まるので「毎日3分」行うことがおすすめです。
運動不足が続くとどうなる:まとめ
「運動不足が続くとどうなるのか」「運動不足の解消法」についてご紹介しました。
まとめると
- 運動不足を感じている人は8割
- 運動不足が続くと肥満になる
- 運動不足が続くと代謝が低下し冷え性やむくみ、肌荒れ、生理不順、腸内環境の悪化に繋がる
- 運動不足が続くと精神に影響しストレス、イライラ、怠け癖、うつ病に繋がる
- 運動不足が続くとガンや心疾患、糖尿病などの生活習慣病になる
- 日本人の3人に2人は死因が生活習慣病
- 運動不足による死亡者数は年間5万人で喫煙、高血圧に次いで3位
- 運動不足を解消すると死亡リスクが大幅に下がる
- 運動不足を解消するにはウォーキング、スクワット、ラジオ体操
“外に出るのがめんどくさいから”“外が暑いから寒いから”と、運動をしない人が多いと思います。
簡単な運動をするだけでも健康効果があり、将来の寿命に繋がるので、簡単な運動から始めてみましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの訪問整体を行っています。
肩こり、腰痛を始めお体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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