普段何気している姿勢ですが、「腰に負担のかかる姿勢」を知っていますか?立ち姿勢、座り姿勢、寝姿勢、どの姿勢が腰痛の原因になるのでしょうか?
本記事では「腰に負担のかかる姿勢」を5つに分けて解説しています。
腰痛のある人はぜひ本記事をご覧ください。
腰に負担のかかる姿勢
普段の姿勢にはどのくらい気を付けていますか?何気なくしている姿勢が、腰痛を引き起こす原因になっているかもしれません。
実際に日本人の約8割が「猫背」と言われており、腰痛で悩んでいる人は2,800万人もいるされています。
そこで今回は「腰に負担がかかる姿勢~負担の少ない姿勢」まで、ランキング形式で5つご紹介します。
- 5位→仰向け(寝姿勢)
- 4位→正しい立ち姿勢
- 3位→正しい座り姿勢
- 2位→前かがみ(立ち姿勢)
- 1位→前かがみ(座り姿勢)
5位が一番腰への負担が少なく、1位が最も負担の大きい姿勢です。一つずつ深掘りしていきましょう。
腰に負担のかかる姿勢5位:仰向け(寝姿勢)
腰に負担のかかる姿勢5位は「仰向けの寝姿勢」です。
5位ということでこれが一番「腰への負担が少ない」姿勢です。腰痛の人は「ベッドの上が一番楽」と感じる人も多いのではないでしょうか?仰向けで寝る時はマットレスへ体重が均等に分散されるため、腰への負担が一番少なくなります。
≪横向きはNG≫
横向きで寝る人も多いと思います。横向きだと体重が左右どちらか一方にかかるため、腰への負担は増えてしまいます。
また、横向きだと骨盤への負担も大きくなり、骨盤が歪む要因となってしまいます。骨盤が歪めば腰への負担は増加してしまうため、寝る時は仰向けを意識しましょう。
≪柔らかいマットレスはNG≫
仰向けが腰に負担の少ない姿勢とは言え、マットレスが「柔らかい低反発のもの」で寝ている人は、逆に腰を痛めてしまいます。
人間の体重は「背中~お尻にかけて」約77%もの体重が集まっています。そのため、マットレスが柔らかく沈み込んでしまうと腰に負担が集まるため、朝起きた時に腰が痛くなってしまいます。
マットレスは、腰の重さを支えれる「高反発の硬いもの」を使うようにしましょう。
「参考:朝から腰が痛い原因はマットレス【知らないと損します】」
腰に負担のかかる姿勢4位:正しい立ち姿勢
腰に負担のかかる姿勢4位は「正しい立ち姿勢」です。
正しい立ち姿勢とは
- 骨盤が立ち
- 背筋が伸び
- 胸を張り
- 頭が前に出ていない
この状態が正しい立ち姿勢です。
立った時に「片足体重」や「前かがみ」にならず、綺麗に骨盤が立ち「両足に均等に体重が乗った状態」を意識しましょう。この正しい立ち姿勢ができていると、上半身の重さを下半身でしっかりと支えれるため、腰への負担は少なくなります。
腰痛の人は、正しい立ち姿勢を意識すれば腰への負担も軽減されるでしょう。
「参考:姿勢を良くする方法5選。座り方だけじゃない改善法とは?」
腰に負担のかかる姿勢3位:正しい座り姿勢
腰に負担のかかる姿勢3位は「正しい座り姿勢」です。
正しい座り姿勢とは
- 椅子に深く座り
- 背もたれに背中が付き
- 骨盤が立ち
- 背筋が伸び
- 頭が前に出ていない
この状態が正しい座り姿勢です。
深く座ることで椅子に対して「お尻と太ももの接地面」が増え体重が分散されます。座り姿勢の方が上半身の重さがダイレクトに腰へ伝わります。
そのため、立った時よりも腰への負担は多くなりますが、正しい座り姿勢をしていれば負担を軽減できます。
「椅子に浅く座る人」「背中が丸まる」「頭が前に出る」という人は、正しい座り姿勢を意識し腰への負担を軽減しましょう。
「参考:骨盤を立てる効果とは?正しい座り姿勢やそのやり方とは?」
腰に負担のかかる姿勢2位:前かがみ(立ち姿勢)
腰に負担のかかる姿勢2位は「前かがみの立ち姿勢」です。
前かがみになることで、背中が丸まり腰にかかる負担は大きくなります。その理由として、上半身の重さが脚を伝って下半身に均等に分散されず、腰にかかる負担が増えてしまうからです。
また、前かがみになると背中も丸まっているため「背中痛」にもなってしまいます。さらに、頭が前に出ているため「肩こり」「首こり」「頭痛」の原因にもなります。
腰に負担のかかる姿勢1位:前かがみ(座り姿勢)
腰に負担のかかる姿勢1位は「前かがみの座り姿勢」です。
座っている時に背中が丸まっていませんか?背中が丸まり頭が前に出ると、腰への負担は最も大きくなり腰痛の原因となります。特に事務職や運転職の人は腰痛を抱えていることが多く、長時間の同じ姿勢は腰への負担が増加します。
「ポータブルスタンド」があれば、PC作業でも目線を上げれるので、姿勢改善に繋がります。
≪脚を組むのはNG≫
また座る時に脚を組む人も多いですが、これは上半身のねじれや骨盤の歪みに繋がりさらに腰を痛めてしまいます。
腰痛だけでなく、肩こりや首こりの原因にもなり身体を痛めることに繋がってしまいます。よく脚を組む人は、正しい座り姿勢を意識し、30分に一度は席を立ち、ストレッチをするなど腰を労わりましょう。
腰への負担を減らすために、「座布団」を使うのも一つの手です。
さらに腰に負担のかかる姿勢は?
この5つよりもさらに腰に負担のかかる姿勢があります。
「前かがみで荷物を持つ」ことはさらに腰を痛める要因となるため注意が必要です。前かがみだけでも腰への負担が大きいのに、さらに荷物を持つとより負担がかかり場合によっては「ぎっくり腰」の原因にもなりかねません。
荷物を持つ時は「中腰で持とうとはせず一度しゃがんでから」を意識することで腰への負担は軽減できます。実際に当院でもぎっくり腰になった人の多くは「中腰姿勢だった」という人が多いです。
「参考:ぎっくり腰の治し方は?【まずは氷で冷やしましょう】」
腰に負担のかかる姿勢少ない姿勢:まとめ
ここまで「腰に負担のかかる姿勢」を5つランキングでご紹介しました。
まとめると
- 日本人の8割は猫背姿勢
- 2,800万人が腰痛で悩んでいる
- 寝姿勢は仰向けが一番腰への負担が少ない
- 柔らかい低反発のマットレスだと逆に腰を痛める
- 横向きは骨盤が歪む
- 正しい立ち姿勢・座り姿勢は腰への負担が少ない
- 前かがみの姿勢は腰への負担が増え、背中痛、肩こり、首こり、頭痛の原因にも
- 脚を組むと身体がねじれ腰痛の原因に
- 前かがみで荷物を持つと更に腰へ負担がかかる
- 荷物を持つ時は中腰ではなく一度しゃがんでから
腰痛の原因にも様々ありますがその多くは「姿勢の悪さ」から来ています。
そのまま改善せず放置していると将来歩けなくなる場合もあるので普段の姿勢には注意し腰痛を改善していきましょう。
当院では八尾市、東大阪市を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
また、訪問サービスをメインでしていますので、ぎっくり腰など店舗に通えない方はご連絡ください。
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