「自律神経が乱れているサイン」とはどのようなものがあるのでしょう?
何気ない症状が自律神経の乱れを見分けるサインです。
本記事では自律神経が乱れているサインについてまとめています。
謎の不調がある人はぜひ本記事をお読みください。
自律神経が乱れているサインとは?
自律神経とは、人間の身体にうじゃうじゃと張り巡らされている神経のことです。
人の身体に走っている神経のうち、87%はこの自律神経で交感神経と副交感神経に分かれています。
この二つの神経をわかりやすく言うと
- 交感神経→活動時に働く神経
- 副交感神経→リラックス時に働く神経
この二つの神経が「バランスよく」働いていると、体調が安定し、健康的な身体になれます。
逆に自律神経が乱れていると身体にはいろいろな症状が出てしまい、酷くなると「自律神経失調症」や「うつ病」などになってしまいます。
では日常生活でわかる「自律神経が乱れているサイン」とはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は7つご紹介します。
- 片頭痛
- 疲労感
- めまい・耳鳴り
- 冷え症・多汗症
- イライラしやすい
- 便秘・軟便
- 睡眠障害
心当たりはあるでしょうか?
一つずつ見ていきましょう。
自律神経が乱れているサイン①片頭痛
自律神経の乱れと片頭痛には密接な関係があります。
片頭痛は、神経系の異常によって引き起こされる痛みの一種であり、自律神経の乱れがその発症に関与すると考えられています。
自律神経は、血管の収縮や拡張、心拍数、血圧などの身体の自律的な調節に関与しています。
自律神経の乱れによって、血管が過剰に拡張したり、縮小したりすることがあります。
これによって、脳の血管が過度に拡張することで片頭痛が引き起こされることがあります。
自律神経が乱れているサイン②疲労感
自律神経の乱れは疲労感の原因となることがあります。
いつもより疲れやすくなったり、「睡眠を取ったのに疲労感が残っている」といったことはありませんか?
自律神経が乱れることで、全身の代謝も低下し、血液の循環も悪くなるため、いつもより疲れが取れにくくなってしまうのです。
「謎の倦怠感がある」「なんかダルい」という人は自律神経が乱れている可能性があります。
自律神経が乱れているサイン③めまい・耳鳴り
自律神経が乱れると「めまい・耳鳴り」の原因にもなります。
特に首周りが硬い人や肩こりがある人は、めまい・耳鳴りになりやすい傾向があります。
交感神経や副交感神経のバランスが乱れると、脳に近い「目や耳」に影響が出るとされています。
特に対処せずに放置し悪化すると、メニエール病や突発性難聴などになるので注意が必要です。
自律神経が乱れているサイン④冷え症・多汗症
自律神経の乱れは、冷え性や多汗症の原因となることがあります。
交感神経が過剰に刺激されることで、体温調節が乱れ、手足が冷えたり、冷汗をかいたりする症状が現れることがあります。
このような症状は、交感神経の過剰な活性化によって血管が収縮し、血流が悪くなることが原因となります。
また、交感神経の過剰な刺激により、発汗が増加し、多汗症の症状が現れることもあります。
一方で、副交感神経が過剰に刺激されることで、血管が拡張し、血流が良くなるため、体温が下がりやすくなります。
このため、副交感神経の活性化が不十分な場合には、冷え性の症状が現れることがあります。
「参考:冷えた身体を温める食べ物5選【冷え性改善効果のある食べ物とは】」
自律神経が乱れているサイン➄イライラしやすい
自律神経の乱れがイライラの原因となることがあります。
交感神経が過剰に刺激されることで、体が緊張状態になり、心拍数や呼吸が速くなり、血圧が上がります。
このような状態が続くと、ストレスや不安などの感情が高まり、イライラや焦りなどの感情が現れることがあります。
また、副交感神経が不十分に働くことで、リラックスや休息が不十分になり、疲れやストレスがたまりやすくなります。
このため、イライラしやすい状態が続くことがあります。
「参考:【即効性あり】たった6分でイライラを解消する方法5選」
自律神経が乱れているサイン⑥便秘・軟便
自律神経の乱れは、便秘や軟便などの消化器系のトラブルの原因となることがあります。
自律神経は、腸の動きを制御するために重要な役割を果たしています。
副交感神経が優位な状態では、腸の動きが活発になり、便通がスムーズになります。
一方、交感神経が優位な状態では、腸の動きが低下し、便秘や腹痛の症状が現れることがあります。
また、ストレスや不安などの精神的なストレスが腸に影響を与え、腸の動きが低下することがあります。
さらに、自律神経の乱れは、腸内の微生物バランスにも影響を与えることがあります。
腸内細菌は、便通や栄養吸収などに重要な役割を果たしていますが、自律神経の乱れが続くと、腸内細菌のバランスが崩れ、消化器系のトラブルが起こりやすくなります。
「参考:意外と知らない腸活メリット5選【結論:良いことしかありません】」
自律神経が乱れているサイン⑦睡眠障害
自律神経の乱れが睡眠障害の原因となることがあります。
自律神経は、体内時計を調整するために重要な役割を果たしています。
副交感神経が優位な状態では、体がリラックスし、眠りに入りやすくなります。
一方、交感神経が優位な状態では、体が興奮状態になり、寝つきが悪くなることがあります。
また、自律神経の乱れは、睡眠の質や量にも影響を与えます。
副交感神経が不十分に働くことで、深い眠りや修復的な睡眠が得られなくなり、疲れやストレスがたまりやすくなります。
また、交感神経が過剰に刺激されることで、夜中に目が覚めたり、眠りが浅くなったりすることがあります。
「参考:睡眠の質を高める方法7選。疲れが取れない、不眠症の改善策は?」
自律神経を整える方法
ではそんな自律神経を整える方法はどのようなものがあるのでしょうか?
こちらは6つに分けてご紹介します。
①深呼吸を行う:深呼吸をすることで副交感神経が刺激され、リラックス効果が得られます。
ゆっくりと息を吐き出すことで、副交感神経が優位になるように意識してみましょう。
②運動をする:運動によって血流が良くなり、交感神経と副交感神経のバランスが整います。
運動不足の場合は、まずは軽い運動から始めて徐々に慣らしていくと良いでしょう。
③食事を改善する:栄養バランスの良い食事を心がけ、カフェインやアルコール、加工食品などを控えることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
④睡眠習慣を改善する:規則正しい生活リズムを心がけ、十分な睡眠をとることが大切です。
また、寝る前にスマートフォンやパソコンなどのデバイスを使用するのを控えることで、睡眠の質を向上させることができます。
➄ストレスを減らす:ストレスを感じたときには、深呼吸やヨガ、ストレッチ、マッサージなどを行うことで、リラックス効果が得られます。
また、趣味や好きなことをすることで、ストレスを解消することができます。
⑥骨の歪みを整える:人の身体の根本である「骨格」が日常生活で歪むと、自律神経の乱れに繋がります。
カイロプラクティックや整体で、歪みをケアすることで、自律神経の流れも良くなり、乱れが改善する場合があります。
自分でどうしようもない場合は、専門院の施術を受けましょう。
自律神経が乱れているサイン:まとめ
「自律神経が乱れているサイン」や「自律神経を整える方法」についてご紹介しました。
まとめると
- 人の神経の87%は自律神経に支配されている
- 自律神経は自分でコントロールできない
- 交感神経は活動時に働く神経
- 副交感神経はリラックス時に働く神経
- 自律神経が乱れると片頭痛、疲労感、めまい、耳鳴り、冷え症、多汗症、イライラしやすい、便秘、軟便、睡眠障害に繋がる
- 自律神経を整えるには深呼吸、運動、食事の改善、睡眠の改善、ストレスを減らす、骨の歪みを取る
自律神経は身体の中にあり、目に見えないものです。しかも自分でコントロールができないため放置しがちです。
自律神経の乱れは健康を害することに繋がりますので、自分で意識してケアするようにしましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
肩こり、腰痛を始めお身体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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