など多くのママが経験する産後の腰痛。なぜ腰痛が起こるのでしょうか?
そこで今回は「産後に腰が痛い原因」について5つご紹介します。
治し方や骨盤矯正についてなど、気になる人はぜひ本記事をお読みください。
産後に腰が痛い原因5選【骨盤矯正はやっても意味ない?】
産後直後のママで腰痛を感じている人は半数の「5割」とも言われています。また産後から数カ月たった後でも、腰痛が治らないという人が3割ほどいます。
ではなぜ、産後に腰が痛くなるのでしょうか?今回は「産後に腰が痛い原因」について5つご紹介します。
- 骨盤のゆがみ
- 筋力の低下
- 体重の増加
- 姿勢の変化
- 精神的ストレス
大きく分けてこの5つが考えられます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
産後に腰が痛い原因①骨盤のゆがみ
産後に腰が痛い原因一つ目は「骨盤のゆがみ」です。
これは多くの人が聞いたことあるのではないでしょうか?
出産時赤ちゃんは骨盤の間を通ってくるので、骨盤が開いてしまいます。すると、骨盤を支えているじん帯が伸びきった状態になります。そのため産後は、骨盤がグラグラでゆがみやすい状態です。
骨盤は腰のすぐ近くにあるので、骨盤がゆがむと腰回りの筋肉が硬くなります。そのため腰が痛く感じるのです。骨盤のゆがみは、産後ママでなくても起こるものです。
一般的に、腰痛の人の多くはこの「骨盤のゆがみ」が関係していますが、産後ママは特に骨盤がゆがみやすく、腰が痛くなりやすい状態だと言えます。
産後に腰が痛い原因②筋力の低下
産後に腰が痛い原因二つ目は「筋力の低下」です。
妊娠中はウォーキングをしていたママも多いですよね。とは言え、妊娠中は運動量が減りがちです。特に腹筋や背筋などの体幹の筋力が低下します。これにより、腰を支える力が弱まり腰痛を感じてしまうのです。
また、出産時に「骨盤底筋群」が大きなダメージを受けることも原因の一つです。骨盤底筋群はその名の通り、骨盤の底に位置しています。
体幹を安定させるための重要な筋肉群ですが、これが弱まると全身の筋力バランスが崩れてしまい、腰への負担が大きくなってしまいます。
産後に腰が痛い原因③体重の増加
産後に腰が痛い原因3つ目は「体重の増加」です。
妊娠中は赤ちゃんの分だけ体重が増えるため、腰への負担が多くなります。また産後は運動不足になりがちなので、体重が増える人がほとんどです。
人の体は腰で支えているため、単純に体重が増えると腰への負担は増えますよね。ママには仕方がない部分でもありますが、体重のコントロールをしないと腰への負担は蓄積されていきます。
産後に腰が痛い原因④姿勢の変化
産後に腰が痛い原因4つ目は「姿勢の変化」です。
妊娠中のママは「反り腰」になりがちです。太っている人と同様に、お腹が出ていると腰を反る姿勢が楽なので、反り腰になる人が多いです。
反り腰になると腰の上部や下部への負担が大きく、その影響で腰全体が痛く感じてしまいます。
また、子育てが始まると「屈む姿勢」がほとんどですよね。立っていても座っていても、屈む姿勢になるので腰への負担が大きくなってしまいます。
いろんな姿勢の中でも、一番腰への負担が大きいのがこの屈む姿勢です。赤ちゃんのために何度も何度も屈むので、腰が痛くなってしまいます。
産後に腰が痛い原因➄精神的ストレス
産後に腰が痛い原因5つ目は「精神的ストレス」です。
ストレスと腰痛は関係なさそうですが、実は関係があります。
人の体はストレスがかかると、血流が悪化する作用があります。血流が悪化すると腰回りの筋肉が硬くなり、腰痛を感じてしまうのです。
また、産後は睡眠時間が減るママが多く、腰回りの炎症が回復するための充分な時間が取れません。そのため、翌日に痛みを持ち越しなかなか治らない状況が続いてしまうのも、腰痛が治らない原因の一つです。
産後腰痛の治し方。骨盤矯正は意味ない?
ここまで産後に腰が痛い原因を5つご紹介しました。では、そんな腰痛を治すにはどんな方法があるのでしょうか?
- 腰への負担が少ない姿勢を心がける
- 湯船にゆっくりつかる
- 睡眠時間を確保する
- ストレッチをする
- 骨盤矯正をする
この5つを心がけましょう。
産後ママは忙しく、体への負担が大きいのは仕方がない部分もあります。とは言え、しっかりとケアしないといつまでも腰痛を引きずってしまうので放置しないようにしましょう。
≪産後骨盤矯正は意味ある?≫
たまに“産後の骨盤矯正をしても意味がない”ということを耳にします。これは間違いで必ずするようにしましょう。
ここまでも何度か説明した通り、出産でママの骨盤はグラグラの状態です。この状態を放置すると腰痛だけでなく、
- 下半身太り
- 股関節の痛み
- 腸内環境の悪化
- 自律神経の乱れ
- 睡眠障害
など多くの不調につながります。
忙しい中、自分でケアをして回復するのは大変なことですが、ぎっくり腰になってしまっては育児ができません。しっかりと骨盤矯正をして、腰痛を治すようにしましょう。
産後に腰が痛い原因:まとめ
今回は「産後に腰が痛い原因」についてご紹介しました。
まとめると
- 産後ママの半数が腰痛を感じている
- 産後ママは出産で骨盤のゆがんでいるので、腰への負担が増える
- 妊娠中は運動不足になり筋力が低下し腰痛になる
- 出産は骨盤底筋群へのダメージが大きく腰への負担に繋がる
- 妊娠中や産後は体重が増加しがちで、腰への負担が増える
- 妊娠中は反り腰になりがち
- 産後は屈む姿勢が増え腰への負担が大きい
- 精神的ストレスは血流が悪化し腰痛に繋がる
- 産後しっかりとケアしないと、いつまで経っても腰痛が治らない
- ぎっくり腰になる前に骨盤矯正を
産後は自分の時間が減り赤ちゃん中心の生活になります。
とは言え自分の体もしっかりとケアをし、後々後悔しないようにしましょう。
当院では産後ママに好評の訪問整体をしています。
忙しくて店舗に行けないお母さんに多くご利用頂いていますので、気になった方はぜひ一度ご利用ください。