慢性的に腰痛の人は“この腰痛ってそもそも治るのか?”と考えたことはありませんか?
何年もずっと腰痛を抱えていたら、根本的に治るのか不安になりますよね。
そこで今回は「慢性腰痛は完治するのか」について深堀していきます。
腰痛でお悩みの方はぜひ本記事をお読みください。
そもそも慢性腰痛は完治するのか。治った人っているの?
日本人の8割以上の人が抱えているとされる腰痛。2,800万人がツラい腰痛と日々戦っています。慢性的に腰痛を持っている人は
“そもそもこの腰痛って治るのか?”
“一生付き合っていかないといけないのか?”
と思ったことがあると思います。
かく言う自分も重度の腰痛持ちでした。(今はかなり改善)そのため今は整体師としてこのブログを書いていますが、慢性腰痛を抱えている患者さんとどちら側の目線からも気持ちがわかるので、参考にしてもらえればと思います。
今回は腰痛の中でも「慢性腰痛」について考えていきます。
- そもそも腰痛とは
- 慢性腰痛の原因
- 慢性腰痛は完治するのか
- 慢性腰痛の治し方
- 整体は意味ないのか
こちらの5つの観点から見ていきましょう。
①そもそも腰痛とは
そもそも腰痛とは、腰のあたりに感じる痛みや違和感のことを指します。一般的に、急性腰痛(ぎっくり腰など)と慢性腰痛に分けられ、原因もさまざまです。なので「腰痛」とひとくくりにするには、あまりにも漠然としています。
主な腰痛の種類として
- 筋肉や靭帯の損傷
- 椎間板ヘルニア
- 筋膜炎
- 狭窄症
- すべり症
- 分離症
- ストレスや精神的な要因
など、いろんな腰痛があります。
自分の腰痛が何から来ているかは、整形外科でレントゲンやMRIなどで詳しく診てもらうことである程度分かります。それを持った上で整体、整骨院、カイロプラクティックなどに行くことで、治療のしやすさが変わってきます。
②慢性腰痛の原因
慢性腰痛とは、3ヶ月以上続く腰の痛みのことを指します。急性腰痛(ぎっくり腰など)とは異なり、痛みが持続的または再発しやすい特徴を持っています。
原因が明確でないことも多く、生活の質に大きな影響を与えることがあります。慢性腰痛も漠然とした表現ですが、ぎっくり腰などとは違い「なんとなく腰が重い、だるい」といった感覚の人が多いのではないでしょうか?
これらの多くは
- 姿勢の悪さ
- 運動不足
- 柔軟性の無さ
- 体重の増加
- 睡眠環境が悪い
などが主な原因です。心当たりがある人も多いと思います。
では、そんな慢性腰痛は治るのでしょうか?
③慢性腰痛は完治するのか
慢性腰痛は一日二日でなったものではなく、「長年の蓄積」から来ているため、治すのにも時間がかかります。長期的な治療が必要なことが多いですが、適切な対策を取ることで症状を管理し、痛みを軽減することが可能です。
慢性腰痛が治らない!という人は、そもそもの生活習慣を改善しないといつまで経っても改善することはなく、むしろ放置していると年々悪化していく傾向にあります。
自然に治ることは稀ですので、何となく放置せずにしっかりと自分の腰痛と向き合うようにしましょう。
④慢性腰痛の治し方
では、慢性腰痛の治し方にはどのようなものがあるのでしょうか?主な方法はこちらです。
- 定期的な運動やストレッチ
- 正しい姿勢の維持
- 体重管理
- 睡眠環境の改善
こちらは具体的なやり方を知りたい人が多いと思うので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
慢性腰痛の治し方:定期的な運動やストレッチ
慢性腰痛を治す上で運動やストレッチはかなりの効果があります。必要なのは「定期的な」運動やストレッチです。継続しないと意味がありません。
≪運動は歩くだけでいい≫
運動に関してはジムに行くなどの難しい運動は必要ありません。
当院でも患者様によく“どんな運動をしたらいいですか?”と聞かれます。
私は必ず“歩いてください”と言います。歩くのは誰でもできますよね。
歩くことは全身運動になり、「腰~お尻の筋肉」もよく動きます。腰の筋肉もほぐれ、骨盤周りの可動域も上がるためかなりの効果が期待できます。
1日20分以上を“継続して”歩くようにしましょう。この継続というのがポイントで、持続的な運動で筋肉はほぐれていきます。なので、通勤で往復で20分歩いているという人は当てはまりません。
≪ストレッチは予防にもつながる≫
また、ストレッチは筋肉に柔軟性が出るのでおすすめです。硬い筋肉だとケガをしやすく、ぎっくり腰のリスクも高まります。
よく“腹筋や背筋をして鍛えたらいいんですか?”と聞かれますが、それよりもストレッチによる柔軟性の方が大切です。
筋トレもある程度の効果はありますが、筋肉のバランスを考えたり、筋肉そのものの重さが腰への負担となるため意外と難しいです。
硬くなった筋肉は何歳になっても柔軟で柔らかくできることが様々な研究でわかっています。こちらも毎日の継続で改善していくので、慢性腰痛には効果的です。
慢性腰痛の治し方:正しい姿勢の維持
あなたは正しい姿勢で過ごせているでしょうか?姿勢と言っても立ち姿勢、座り姿勢、寝姿勢とあります。姿勢が悪いと腰への負担がかかり続け、いつまで経っても治りません。
とは言え、腰痛持ちの人は共通して姿勢が悪いです。逆に姿勢が良いのに腰痛があるという人は出会ったことがありません。
猫背、反り腰、巻き肩、スマホ首など様々ありますが、まずは姿勢を良くするという意識から変えていき、習慣化するようにしましょう。
正しい姿勢についてはこちらの記事でまとめています。
慢性腰痛の治し方:体重管理
単純に体重が増加すると腰への負担は増えます。人の体は骨盤を中心に腰回りで支えています。
そのため、体脂肪が増えると腰への負担は大きくなります。しかも一時的にだけ重くなるのではなく、痩せるまでずっと腰への負荷はかかり続けていることになります。
仮に5kg増えたと考えましょう。5kgの米を一日中ずっと抱えているのは辛いですよね。5kg増えるとその状態がずっと続いていくことになります。
また、30代、40代…と年齢を重ねるにつれて、代謝が落ち誰でも太りやすくなります。そのため、意識して体重を管理をすることは、腰への負担を減らし慢性腰痛の改善へと繋がります。
慢性腰痛の治し方:睡眠環境の改善
睡眠環境は慢性腰痛改善において、とても大切なことです。そもそも睡眠とは、疲れた体を回復する時間です。
睡眠時間が短い、質が悪い、寝ている環境が悪いなどの人は、腰の疲れを充分に回復できないまま翌日を迎えていることになります。これではいつまで経っても腰痛は改善しません。
理想の睡眠時間は7.5時間とされています。日本人は世界的に見ても、睡眠時間が足りていない人の数がワースト1位です。特に40代の半数は平均6時間しか寝れていないとされています。
日々の忙しさもわかりますが、何よりも睡眠時間の確保を意識しましょう。
また、朝起きた時に腰が痛いという人はこちらの記事で原因を詳しくまとめています。
➄整体は意味ないのか
整体に行ってもその場だけ楽になって、数日で元に戻るから行っても意味がないと感じる人もいると思います。施術者側から言えばこれは当然のことと言えます。
ここまで書いたように、そもそもの生活習慣や姿勢が悪い人が、たった数回通っただけで根本的に治るでしょうか?
整体に行き体をケアしてもらっても、運動不足や姿勢の改善がなければ、いつまで経っても慢性腰痛は治りません。
100%施術者任せにするのではなく、セルフケアももちろん必要です。
何十年もかけて出来上がった腰痛は、長い年月をかけて治していくものです。整体の先生と協力してアドバイスももらい、長い目で見て治していきましょう。
慢性腰痛は完治するのか:まとめ
今回は「慢性腰痛は完治するのか」について深堀していきました。
まとめると
- 腰痛で悩んでいる人は2,800万人もいる
- 腰痛は急性と慢性に分けられる
- 慢性腰痛の原因は姿勢の悪さ、運動不足、体重増加、睡眠環境が悪いなど
- 慢性腰痛はしっかりとケアすれば痛みを軽減できる
- 慢性腰痛の治し方は、歩く、ストレッチ、正しい姿勢、体重管理、睡眠環境の改善など
- 長年かけて出来上がった慢性腰痛は、長年かけて治していくもの
- 整体の先生と協力して、長い目で見て治していこう
腰が痛いと体が思うように動かず、四六時中気になってしまいますよね。放置するとぎっくり腰やヘルニアなど重度の腰痛へ繋がり、将来歩けなくなってしまいます。
この機会に自分の腰痛としっかりと向き合い、本気で治す意識を持てば必ず改善します。良くなれば嘘のように体が軽くなるので、諦めないでケアしていきましょう。
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの訪問整体をしています。
腰痛を始め、肩こり、頭痛などにお悩みの方は一度ご相談ください。
↓関連記事はこちらから↓