ぎっくり腰になったらどう対処すればいいかわからないですよね。
お風呂やストレッチはしてもいいのでしょうか?
そこで今回は「ぎっくり腰初日の対処法」についてまとめました。
5ステップで分かりやすくまとめたので、ぎっくり腰でお悩みの方はぜひ本記事をお読みください。
ぎっくり腰初日の対処法5ステップ【お風呂やストレッチは?】
ぎっくり腰とは「急性腰痛症」のことで、何かの拍子に腰が痛くなることを言います。
ぎっくり腰になる人は意外と多く、10~20人の人は1年に1度は経験するとされています。
当院は「訪問整体」をしている特性上、ぎっくり腰で動けない方のご利用がずば抜けて多いです。
そして、そのほとんどの人が適切な対応がわかっていません。
冷やせばいいのか、ストレッチしていいのか、お風呂に入っていいのか。など間違った対応をすると、今よりも状況は悪化します。
そこで今回は「正しいぎっくり腰初日の対処法」についてご紹介します。
- 冷やす
- 安静にする
- 痛み止めを飲む
- 栄養を摂る
- よく寝る
この5ステップを必ず守るようにしましょう。
一つずつ詳しく見ていきます。
ぎっくり腰初日の対処法ステップ①冷やす(お風呂には入らない)
ぎっくり腰初日の対処法ステップ1は「冷やす」です。
まず、ぎっくり腰になったらとにかく冷やすようにしましょう。
ぎっくり腰と言っても多くの症状がありますが、多くの場合は腰の筋肉が炎症している状態です。
炎症しているということは、「熱」を持っている状態です。実際に触ってみても、他の個所よりも体温が上がっていることがわかります。
この熱を冷まさないと痛みは治まらないので、しっかりと冷やすようにしましょう。
≪腰の冷やし方≫
腰を冷やすには「氷」や「保冷剤」で冷やすようにしましょう。氷で冷やす場合は、袋に入れ少し水を加えます。保冷材の場合は一枚タオルを巻くなどをし、患部に当てましょう。
また、よくぎっくり腰の患者さんに冷やしたか聞くと“湿布を貼って冷やした”と言われます。
湿布は貼った時にヒヤッとしますが、すぐに体温になじんでしまいますよね。正直これでは冷やしたことになりません。
湿布は痛み止め成分が入っているので、貼っても良いですが、湿布の上からさらに氷を当てて冷やすなどしましょう。
とにかく冷やすことがとても大事なので、ぎっくり腰になった初日は、定期的に氷を交換し何度も冷やすようにしましょう。
≪お風呂には入らない≫
また、お風呂に入った方が気持ちいいからと、じっくりと湯船に浸かる人もいますがこれもやめましょう。先ほども説明したように、患部は熱を持って炎症しています。
お風呂に入ると、体温が上昇しさらに熱を持ってしまい、状態が悪化するケースがあります。実際に、お風呂に入って症状が悪化し、お風呂から出たらさらに痛くなった。という人を何人も見てきました。
急性の腰痛は温めるのではなく、とにかく冷やすようにしましょう。どうしても入りたい人は、シャワーや体を拭く程度に済ませましょう。
お風呂に入っていいタイミングは、痛みが完全に引いた後です。それまでは我慢して冷やすのを優先しましょう。
ぎっくり腰初日の対処法ステップ②安静にする(ストレッチはしない)
ぎっくり腰初日の対処法ステップ2は「安静にする」です。
ぎっくり腰になったら冷やすのと同じくらいに、安静にすることが大事です。
この痛い腰を早く治したい。という気持ちが出てくるのはわかります。そこで、ストレッチをするなど動いてしまう人がいますが、これも症状を悪化させる場合があります。
患部も熱を持った状態なので、無駄な動きはせずに炎症が治まるまで、じっと安静にしましょう。
≪楽な体勢を探す≫
安静にする際は、腰に負荷がかからない楽な姿勢を取りましょう。例えば、左腰がぎっくり腰になった場合は、寝た姿勢で右側を向き、左腰を上にすると負荷が少なくなります。
座った姿勢は腰への負担が一番大きい姿勢なので、できるだけ寝て過ごすようにしましょう。
≪仕事は休む≫
ぎっくり腰になっても、仕事だから休めない。という人が大勢います。しかし、無理に動いてしまうと完治するまでに時間がかかってしまいます。
実際に当院の患者様でも、安静にすれば1週間で治ったところを仕事をやり続け、治るまで1カ月以上かかったという方がいます。いつまで経っても症状が改善せず、結果的に周りに迷惑をかけることになってしまいます。
人一人がいなくても仕事は何とか回ります。休むことも仕事だと割り切って、会社は休むようにしましょう。
ぎっくり腰初日の対処法ステップ③痛み止めを飲む
ぎっくり腰初日の対処法ステップ3は「痛み止めを飲む」です。
痛みがひどくどうしようもない場合は、痛み止めを飲むようにしましょう。一時的な対応ではありますが、即効性はあり痛みが楽になります。
注意点として、「痛みが治まった=治ったではない」ということです。薬の効き目が切れると、また痛みは戻ってきます。
痛みが引いたからと言っても、やることは変わりません。「とにかく冷やして安静に」を守るようにしましょう。
痛みが軽い場合は、痛み止めは体の負担になるため、極力飲まないようにしましょう。
ぎっくり腰初日の対処法ステップ④栄養を摂る
ぎっくり腰初日の対処法ステップ4は「栄養を摂る」です。
痛み止めを飲む人も多いですが、痛みは食べ物からも抑えることができます。しっかりと栄養を摂ることで、より早くぎっくり腰を治すことができます。
炎症を抑える食べ物は
- 魚類
- えごま油
- オリーブオイル
- ブルーベリー
- ナッツ類
などが挙げられます。
これらにはオメガ3脂肪酸やビタミンなど、炎症を抑える成分が豊富です。
体の炎症や傷ついた細胞をより早く治すことができるので、積極的に食べるようにしましょう。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
ぎっくり腰初日の対処法ステップ➄よく寝る
ぎっくり腰初日の対処法ステップ5は「よく寝る」です。
ぎっくり腰になったら睡眠をしっかりとることも大切です。
そもそも睡眠とは「回復の時間」です。体力の回復だけでなく、傷ついた細胞を修復する時間です。そのため、睡眠を取とれば、より早くぎっくり腰が治ります。
安静にすることにも繋がるので、栄養をしっかりと摂ったら、たっぷりと睡眠時間を取るようにしましょう。
ぎっくり腰初日の対処法:まとめ
今回は「ぎっくり腰初日の対処法」について5ステップでご紹介しました。
まとめると
- ぎっくり腰とは急性腰痛症のこと
- ぎっくり腰になったらとにかく冷やす
- 湿布だけでは冷やしたことにならない
- お風呂に入ったら炎症が悪化するケースがある
- ぎっくり腰になったらとにかく安静にする
- 患部に負担のかからない楽な姿勢で過ごす
- ストレッチは悪化するケースがある
- 会社は何とかなるので、割り切って休む
- 酷い場合は痛み止めを飲む
- 炎症を抑える食べ物を食べる
- 睡眠時間は回復する時間なので、たっぷりと寝よう
ぎっくり腰になったら、早く治したいがためにいろいろと動いてしまいがちです。
とにかく早く治すには「冷やして安静に」ですので、適切な対応を取るようにしましょう。
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの訪問整体をしています。
ぎっくり腰を始め、肩こり、頭痛などお体のお悩みがある方は一度ご相談ください。
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