人の体は「食べたもの」でできています。そのため、体に良いものを食べれば長生きできるし、体に悪いものを食べれば短命になります。
とは言え、結局何を食べたら体に良く、長生きできるのかいまいちわからないですよね。
そこで今回は「これを食べれば長生きする食べ物」を7つに分けてご紹介します。
意外と簡単なものばかりなので、気になる人はぜひ本記事をお読みください。
長生きする食べ物ランキング7選【長寿の人の特徴はこれ】
日本は世界でも有数の長寿国として知られています。2023年時点で日本人の平均寿命は男性が81.2歳、女性が87.1歳と非常に高く、健康寿命(介護を必要とせず、自立して生活できる期間)も長いのが特徴です。
しかし、長生きすること以上に、健康で元気な日々を送ることが重要です。そのためには、日々の食事が大きなカギを握ります。
実際に長寿の人々の生活を調査すると、共通しているのがバランスの取れた食生活です。
例えば、沖縄の高齢者は昔から「ぬちぐすい(命の薬)」と呼ばれる考え方に基づき、地元の野菜や魚を中心にした食事を続けてきました。食べ物は健康の基盤を作るものです。
そこで今回は、長生きするために欠かせない食べ物を7つのカテゴリーに分けてご紹介します。
1. 野菜:緑黄色野菜を中心に栄養を補給
野菜は健康を維持するために欠かせない食材です。特に緑黄色野菜には、ビタミンA、C、Eや抗酸化物質が豊富に含まれており、細胞の老化を防ぐ効果が期待できます。
- ブロッコリー:ビタミンCの含有量が非常に高く、免疫力を強化します。さらにスルフォラファンという成分が含まれ、デトックス効果が期待されます。蒸して食べると栄養を損なわず効果的です。
- ほうれん草:鉄分や葉酸が豊富で、血液をつくるサポートをしてくれます。疲労回復にも効果があり、特に女性や高齢者にはおすすめです。
- ニンジン:βカロテンが豊富で、視力の健康や免疫力向上に役立ちます。油と一緒に調理すると吸収率が高まります。
- カボチャ:ビタミンA(βカロテン)が豊富で、免疫力を高めるだけでなく、肌や粘膜の健康を保ちます。煮物やスープにすると甘みが引き立ち、食べやすくなります。
- ピーマン:ビタミンCが特に多く含まれており、ストレスを軽減し、免疫力を向上させます。加熱してもビタミンCが壊れにくい点も特徴です。
日々の食事に色とりどりの野菜を取り入れることで、さまざまな栄養素をバランス良く摂取できます。
2. 魚類:青魚を中心にオメガ3脂肪酸を摂取
魚は、高タンパクで低脂肪の健康的な食材です。特に青魚にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、動脈硬化を予防し、心血管系の健康を保つのに役立ちます。
- サバ:EPAとDHAが多く含まれており、悪玉コレステロールを下げ、血液をサラサラにします。特に焼いたり煮たりするシンプルな調理法が効果的です。
- イワシ:カルシウムやビタミンDを多く含み、骨の健康をサポートします。骨ごと食べられる缶詰は手軽で便利です。
- サーモン:抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富で、肌の老化を防ぐ効果が期待されます。刺身や焼き魚で楽しめます。
魚を週に2~3回食べることが推奨されています。特にグリルや蒸し料理がおすすめです。
3. 豆類:植物性タンパク質と豊富な栄養素
豆類は、植物性タンパク質の供給源でありながら、低脂肪でコレステロールがゼロ。さらに、食物繊維やビタミンB群も多く含まれています。
- 納豆:発酵食品である納豆は、ナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かし、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げるとされています。朝食に取り入れるのが簡単です。
- 豆腐:大豆から作られた豆腐は、筋肉を維持するタンパク質源として非常に優れています。低カロリーで消化も良く、高齢者にも最適です。
- 枝豆:大豆の未熟な状態で収穫される枝豆は、タンパク質やビタミンB群、カリウムが豊富です。おつまみやサラダのトッピングに使いやすく、手軽に栄養補給ができます。
豆類は調理法も多彩で、日々の食事に取り入れやすい食材です。
4. 果物:自然な甘みで栄養をプラス
果物は、ビタミンCや抗酸化物質が多く含まれており、健康維持に役立ちます。ただし、糖分が多いため食べ過ぎには注意が必要です。
- ブルーベリー:目の健康を守るアントシアニンが豊富で、脳の老化防止にも効果が期待されます。冷凍のものでも栄養価が高いです。
- リンゴ:「1日1個のリンゴで医者いらず」と言われるほど、ペクチンという食物繊維が腸内環境を整えます。皮ごと食べるのがおすすめです。
- バナナ:エネルギー補給に最適で、特に高齢者や子供の栄養補給に役立ちます。
果物はおやつ代わりに取り入れると、健康的な習慣になります。
5. 全粒穀物:精製されていない栄養を活かす
精製されていない穀物は、白米や精製パンに比べて食物繊維やビタミンB群が多く含まれています。
- 玄米:白米に比べてマグネシウムや亜鉛が多く含まれ、血糖値の上昇を緩やかにします。
- オートミール:βグルカンという成分がコレステロールを下げる作用があり、朝食として最適です。
- 全粒パン:小麦の胚芽や外皮を含むため、栄養価が高く食物繊維が豊富です。
毎日の主食に少しずつ全粒穀物を取り入れると健康効果が期待できます。
6. ナッツ類:健康的な脂肪を補給
ナッツは少量で栄養価が高く、ビタミンEやミネラル、健康的な脂肪を含みます。
- アーモンド:抗酸化作用があり、肌の健康や老化防止に役立ちます。
- くるみ:オメガ3脂肪酸が心血管の健康を守り、認知機能をサポートします。
- ピスタチオ:カリウムが豊富で、むくみ防止や血圧管理に効果的です。
スナックとして手軽に取り入れられるので、おやつとしても活用できます。
7. 発酵食品:腸内環境を整える重要な食材
発酵食品は腸内フローラを整え、免疫力を高める効果があります。
- ヨーグルト:腸内の善玉菌を増やし、消化を助けます。
- キムチ:発酵野菜としてビタミンと乳酸菌が豊富です。
- 味噌:イソフラボンや乳酸菌を含み、心血管疾患のリスクを下げる効果があります。
発酵食品を1日1回以上取り入れることが健康維持につながります。
その他健康に良い食べ物
今回の分類には含まれないものの、健康に良いとされる食品が他にも数多くあります。以下の5つの食品は、日々の食事にプラスすることで健康維持に役立ちます。
卵
卵は「完全栄養食」と呼ばれるほど栄養価が高く、タンパク質やビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12、セレンを含んでいます。
特に筋肉や脳の健康に良いとされ、1日1個程度を目安に取り入れると効果的です。調理方法も幅広く、ゆで卵やスクランブルエッグとして手軽に食べられます。
オリーブオイル
良質な脂肪である一価不飽和脂肪酸が豊富で、心血管系の健康を守ります。さらに抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれており、エクストラバージンオリーブオイルが特におすすめです。
サラダや炒め物に少量加えるだけで簡単に取り入れられます。
海藻類
昆布やわかめ、海苔などはミネラル(ヨウ素、カルシウム)や食物繊維が豊富で、血圧を下げる効果や腸内環境を整える働きがあります。
味噌汁やサラダに活用すると手軽ですし、乾物で保存が効くため常備食材としても便利です。
鶏肉(ささみ・胸肉)
脂肪分が少なく高タンパクな鶏肉は、筋肉を維持し、代謝を高める効果があります。特にささみや胸肉は低カロリーで健康的な選択肢です。
蒸し料理やグリルにすることで、余分な脂を控えながら美味しくいただけます。
ジャガイモ
炭水化物を含むジャガイモは、ビタミンCやカリウムも豊富です。血圧調整や疲労回復に役立ち、腹持ちの良い食材としても重宝します。
皮ごと茹でたり焼いたりすると、栄養素を効率よく摂取できます。
これらの食品は、既に挙げた7つのカテゴリーの食材と組み合わせることで、さらにバランスの取れた健康的な食生活をサポートしてくれます。
バランスよく食べることが大事
どんなに健康に良い食材でも、偏り過ぎると逆効果になる場合があります。
例えば、魚を食べ過ぎると水銀などの有害物質が蓄積する可能性がありますし、ナッツ類もカロリーが高いため、食べ過ぎると肥満や生活習慣病の原因になることがあります。
健康的に長生きするためには、「何をどれくらい食べるか」というバランスが重要です。五大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)を意識して、適量を心がけましょう。
さらに、食物繊維や水分もしっかりと摂取することで、消化や代謝の効率が良くなり、体全体の健康が促進されます。
また、旬の食材を選ぶこともおすすめです。旬の野菜や魚は栄養価が高く、新鮮な状態で手に入るため、健康への効果がより期待できます。
調理法も工夫し、油を控えめにしたり、蒸し料理や煮物を取り入れるといった健康的な方法を選びましょう。
まとめ
長寿を支える食生活は、野菜、魚類、豆類、果物、全粒穀物、ナッツ類、発酵食品など、栄養豊富な食材をバランス良く取り入れることがポイントです。
特定の食材に偏らず、日々の食事に多様性を持たせることで、体に必要な栄養をしっかりと補えます。
また、長生きの秘訣は食事だけではありません。適度な運動や十分な睡眠、ストレスをためない生活習慣も組み合わせることで、より充実した人生を送ることができます。
この記事を参考に、毎日の食事を見直しながら、健康的な長寿を目指してみてはいかがでしょうか?
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの訪問整体をしています。
各ご自宅まで訪問しておりますので、なかなかお店まで行く時間のない方は、お気軽にお問い合わせください。
↓関連記事はこちらから↓