体が冷えたり、冬の時期の腰痛を感じませんか?なぜ体が冷えると腰が痛くなるのでしょうか?
そこで今回は「冷えから来る腰痛の対処法」についてまとめました。
温めると楽になる理由もわかりますので、お悩みの方はぜひ本記事をお読みください。
冷えからくる腰痛の対処法はこれ【温めると楽になるのはなぜ?】
冬になると腰痛を訴える人が増える理由として、寒さによる血流低下や筋肉の硬直が挙げられます。
日本整形外科学会の調査では、腰痛を持つ日本人は約2800万人にのぼり、成人の約3人に1人が腰痛に悩んでいるとされています。
その中でも「冬になると腰痛が悪化する」と感じる人の割合は全体の30~40%程度とも言われています。
冷えと腰痛の関係:冬になると腰痛を訴える人が増える理由
特に、寒さが厳しくなる12月から2月にかけては、外気温の低下と暖房による室内外の温度差が、体の冷えを引き起こす原因となります。
また、冷え性の人や長時間同じ姿勢を取る人は、血流が悪化しやすく、腰痛のリスクがさらに高まります。
このように、寒い季節には腰痛の症状が悪化しやすいため、早めの対策が必要です。
なぜ体が冷えると腰痛を感じるのか?
冷えが腰痛を引き起こすメカニズムについて、具体的に説明します。
血行不良による筋肉の硬直
寒さを感じると、体は体温を保つために血管を収縮させます。この結果、血流が悪くなり、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。
筋肉が十分に機能しない状態が続くと、硬直や痛みが生じやすくなります。
特に、腰回りの筋肉は日常的に負担がかかりやすいため、冷えによる影響を強く受ける部位です。
関節の柔軟性の低下
低温下では関節の動きが硬くなり、スムーズな可動が難しくなります。これにより、日常的な動作でも痛みを感じることが増え、負担が蓄積して腰痛が悪化します。
神経の過敏化
寒さは自律神経に影響を与えます。冷えが続くと交感神経が優位になり、痛みを感じる神経が過敏になります。
この状態では、通常であれば問題にならない小さな刺激でも痛みとして認識されるため、腰痛が強く感じられることがあります。
冷えからくる腰痛の対処法
冷えによる腰痛を和らげるためには、体を温めると同時に、日常的に冷えを予防する生活習慣を取り入れることが重要です。以下に5つの対処法を取り入れてみましょう。
1. 温めるケアを取り入れる
冷えた腰回りを直接温めることで、血流を促進し筋肉の緊張を緩める効果があります。
方法とポイント
- ホットパックや湯たんぽ:就寝前やリラックスしたいときに腰に当てると効果的です。特に湯たんぽは温度が長時間持続するため、夜間の冷え対策としておすすめです。
- 温かいお風呂:38~40℃のぬるめのお湯に20分程度浸かることで、体全体がリラックスし血流が改善されます。入浴後は湯冷めしないよう、保温できる服装に切り替えましょう。
- 電気毛布や腹巻き:寝ている間も腰を冷やさないようにすることで、朝の腰痛を軽減できます。
2. 軽いストレッチを行う
冷えた筋肉をほぐすためにはストレッチが効果的ですが、急に動くと逆に痛みを引き起こすことがあります。
おすすめのストレッチ
- 腰をひねるストレッチ:座った状態で片足を反対側に組み、上半身をひねります。呼吸を止めずにゆっくり行いましょう。
- 太ももの裏を伸ばすストレッチ:仰向けになり、片足を伸ばしたまま持ち上げます。タオルを使うと負担が軽減されます。
- 猫のポーズ:四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸める動作を繰り返します。腰回り全体をほぐす効果があります。
注意点
ストレッチは筋肉が温まっている状態で行うのがベストです。朝起きた直後や冷えた状態ではなく、入浴後やホットパックで温めた後に行いましょう。
3. 温活アイテムを活用する
冷えを予防するための便利なグッズを日常的に活用することで、腰痛を防ぐことができます。
温活アイテム例
- ヒートテック素材のインナー:体温を逃がさず、快適な暖かさをキープします。特に腰回りをカバーするタイプがおすすめです。
- 貼るタイプのカイロ:腰やお腹、肩甲骨の間などに貼ることで、ポイントごとに温められます。
- フットウォーマー:足元からの冷えを防ぐため、冬場は特に重要です。
4. バランスの良い食事を摂る
体を内側から温めるためには、適切な食材や調理法を意識することが大切です。
温める食材
- 生姜:生姜湯や生姜を加えたスープは手軽に摂取できる温活メニューです。
- ネギや大根:冬野菜には体を温める成分が多く含まれています。鍋や煮物で摂取するのがおすすめです。
- 根菜類:ごぼうや人参などは消化に時間がかかり、体を持続的に温めます。
注意点
体を冷やす食品(生野菜、冷たい飲み物など)は冬場はできるだけ控え、温かいスープやホットドリンクを選びましょう。
5. 適度に体を動かす
運動不足は冷えと腰痛を悪化させる要因となります。
日常でできる運動
- 散歩:15分程度のウォーキングで血流を促進し、体を温める効果があります。
- 軽い家事:掃除や料理など、自然に体を動かせる活動も有効です。
- オフィスでのストレッチ:デスクワークの合間に立ち上がり、体を伸ばすだけでも腰の負担を軽減できます。
腰痛を放置することは危険!
腰痛をそのまま放置すると、慢性化や神経痛、さらに姿勢の歪みなど新たな問題を引き起こす可能性があります。特に冷えによる腰痛は、日常のケアだけでは改善しにくい場合もあります。
腰痛が続く場合や症状が悪化する場合は、定期的に整体やカイロプラクティックなどの施術を受け、適切な指導を受けることが大切です。
また、専門家の診断を受けることで、自分に合ったケア方法や予防策を見つけることができます。
まとめ
冷えからくる腰痛は、冬場や冷え性の人にとって大きな悩みですが、温めケアやストレッチ、運動、食生活の改善を取り入れることで緩和できます。放置せず早めに対処することが大切です。
まずは今回ご紹介した方法を日常に取り入れ、冷えや腰痛を予防しましょう。
それでも症状が改善しない場合は、専門家に相談して適切なケアを受けることをおすすめします。
冬の寒さに負けず、快適に過ごすための第一歩を踏み出しましょう!
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの訪問整体をしています。
腰痛、肩こり、頭痛を始め、お体のお悩みがある方は一度ご相談ください。
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