あなたは1年で何回風邪をひきますか?風邪は誰でも経験があると思いますが、食べ物からも対策をすることができます。
そこで今回は「抗菌・抗ウイルス作用のある食べ物」を7つご紹介します。
日頃から意識して食べ、ウイルスに強い体になりましょう。
風邪予防は食べ物から
風邪予防には、栄養バランスの取れた食事が必要です。1年間に風邪をひく平均回数は、成人で1〜2回、子どもでは5〜6回とも言われています。
特に冬場はインフルエンザや近年流行のコロナウイルスが大きな健康課題となっています。予防策として手洗いやマスクの着用が挙げられますが、食べ物の選び方でも体を守ることができます。
本記事では、抗菌・抗ウイルス作用のある食べ物を7つ紹介します。風邪予防の参考にしてみてください。
抗菌・抗ウイルス作用のある食べ物
1. 梅干し
日本の伝統的な保存食品である梅干しには、強い抗菌作用があります。
クエン酸が含まれており、細菌やウイルスの繁殖を抑えるだけでなく、疲労回復にも役立ちます。
特に弁当に梅干しを加えることで、ご飯が傷みにくくなるのも嬉しい効果です。
また、梅に含まれる梅ポリフェノールには抗菌作用もあり、食中毒や口内のバクテリアを抑える効果があるとされています。
2. にんにく
にんにくにはアリシンという成分が含まれており、これは強い殺菌作用を持っています。
アリシンは血行を促進し、体を温める効果もあるため、免疫力アップにも効果的です。ただし、加熱しすぎるとアリシンが減少するため、調理方法に工夫が必要です。
3. ネギ属(ねぎ、玉ねぎ、にらなど)
ネギ属の食材には硫化アリルという成分が含まれ、抗菌・抗ウイルス作用が期待できます。
風邪のひき始めには長ねぎを煮込んだスープなどがおすすめです。
また、玉ねぎにはケルセチンという抗酸化物質が含まれ、体内の炎症を抑える働きもあります。
4. シソ
シソは抗菌作用が高く、食中毒予防や風邪対策としても役立つ薬味です。
特に赤シソにはポリフェノールの一種であるロスマリン酸が含まれており、免疫機能の向上を助けます。刺身のツマにシソが添えられるのも、衛生的な理由からです。
5. はちみつ
天然の甘味料としても人気のはちみつには、グルコン酸という抗菌成分が含まれています。特に生はちみつ(未加工)は抗菌作用が強いとされ、のどの痛みや咳を和らげる効果もあります。
純度の高いはちみつとして知られるマヌカハニーには、特別な抗菌成分であるメチルグリオキサール(MGO)が含まれており、感染症の予防や傷の治癒促進に効果があるとされています。
一方で、スーパーで市販されている一般的なはちみつは、加工されている場合が多く、純度や成分が異なることがあります。ただし、加工されたはちみつでも抗菌作用を持っている点では共通しています。
どちらのはちみつも日常に取り入れることで、健康維持や風邪予防に役立ちますが、より高い効果を求める場合はマヌカハニーのような純度の高いものを選ぶのがおすすめです。
6. 紅茶
紅茶に含まれるカテキンは、ウイルスを直接無力化する作用が確認されています。特にインフルエンザウイルスには高い効果があるとされ、うがい薬代わりに紅茶を使う方法も推奨されています。
紅茶には多くの種類があり、それぞれ風味や特徴が異なります。代表的なものとして以下が挙げられます。
- ダージリン: “紅茶のシャンパン”と呼ばれ、フルーティーで繊細な香りが特徴。
- アッサム: 濃厚でコクのある味わいがあり、ミルクティーにも適した品種。
- セイロン: 柑橘系の爽やかな香りが特徴で、ストレートティーとして楽しむのに最適。
- アールグレイ: ベルガモットで香り付けされたフレーバーティーで、リフレッシュしたい時におすすめ。
これらの紅茶を日常に取り入れて、健康を保ちながらお好みの風味を楽しんでください。
7. 緑茶
緑茶も紅茶と同様にカテキンを多く含み、抗菌・抗ウイルス作用があります。さらに、ビタミンCが豊富で免疫力アップに役立ちます。
昔から日本人に親しまれている飲み物で、食事のお供としてだけでなく、リラックス効果を得られるお茶としても知られています。
特に、緑茶に含まれるテアニンという成分には、精神を落ち着ける作用があるとされています。
一日数回、緑茶を飲む習慣をつけることで、風邪予防はもちろん、心身の健康にも良い影響を与えるでしょう。
逆に免疫力を下げる食べ物
ここまで風邪予防になる抗菌・抗ウイルス作用のある食べ物を7つご紹介しました。逆に、食べることで免疫力が落ちてしまう食べ物もあります。
- 高脂肪の食品(揚げ物やファストフードなど)
- 過剰な糖分を含む食品(ケーキやジュースなど)
- アルコール
- 食品添加物を多く含む加工食品
これらの食べ物は何となくイメージが付きますよね。
体に悪そうなものは、やはり健康にはデメリットな食品が多いので、できるだけ控えるようにしましょう。
体温を上げて免疫力を高めよう
体温が高い人は風邪をひきにくいと知っていますか?
人は、体温が1度上がると免疫力は5〜6倍に、逆に1度下がると30%も低下するとも言われています。
これは、基礎体温が高い状態は白血球の働きが活発になり、細菌やウイルスをより効果的に排除できるからです。
体温を上げるには次のような方法がおすすめです。
- 温かい飲み物を摂取する
- 入浴で体を温める
- 適度な運動を取り入れる
日常生活にこれらを取り入れることで、免疫力を強化し、病気の予防につながるので、食べ物と合わせて取り入れてみましょう。
まとめ
風邪予防には、抗菌・抗ウイルス作用のある食べ物を積極的に摂取することが効果的です。
梅干しやにんにく、ネギ属の野菜、シソ、はちみつ、紅茶、緑茶を日常の食事に取り入れることで、体を内側から守ることができます。
また、免疫力を下げる食べ物を避けると同時に、体温を高める工夫も心がけましょう。
日々の生活習慣を少し改善するだけで、大きな健康効果が期待できます。
風邪やインフルエンザ、さらにはコロナウイルスから身を守るために、まずは食事から見直してみてはいかがでしょうか?
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの訪問整体をしています。
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