死の間際、人はなぜ覚醒するのか?走馬灯や最後の力の不思議を科学的に考えてみる

走馬灯 なぜ

「死の間際は走馬灯を見る」ってよく耳にしますが、それって本当なのでしょうか?

私も疑問に思い、いろいろ調べていくうちに、とても興味深いものだったのでブログにまとめてみました。

同じように疑問に感じている方はぜひ参考にしてみて下さい。

死の間際、人はなぜ覚醒するのか?走馬灯や最後の力の不思議を科学的に考えてみる

走馬灯 なぜ

「寝たきりだった人が亡くなる直前に目を開けた」「走馬灯のように人生がよみがえった」——こんな話を耳にしたことはありませんか?

昔から言い伝えのように語られるこれらの現象、実は科学的な視点から見ると、ちゃんとした“可能性のある理由”があるんです。

この記事では、

  • 走馬灯はなぜ見えるのか?
  • 寝たきりの人が急に起き上がるのはなぜ?
  • 最後の力って実際に出せるものなの?

といった疑問を、迷信ではなく医学や生理学の観点から、わかりやすくご紹介します。読みながら「へぇ〜!」と思っていただけたら嬉しいです。

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走馬灯はどうして見える?その正体は脳の記憶処理システム

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「人生が走馬灯のように…」という言葉は聞き慣れていますが、これは比喩ではなく、実際に多くの人が臨死体験で語る現象です。

● 脳が“超高速モード”に切り替わる

死に直面すると、脳は最後の力を振り絞って生き延びようとします。

このとき、アドレナリンなどのホルモンが大量に分泌され、脳の活動が一時的にものすごく活性化します。

その結果、記憶を司る海馬や大脳皮質がフル稼働し、過去の出来事が次々と映像のようによみがえる——これが「走馬灯」の正体と考えられています。

● 「時間がゆっくりに感じる」理由

危険な場面で「時間がスローに感じた」経験がある人も多いと思います。

これは脳が大量の情報を短時間で処理しているから。走馬灯もこの延長線上にあると考えられます。


なぜ寝たきりの人が急に覚醒するのか?

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「寝たきりだった家族が、亡くなる前日に急に話し始めた」——これはドラマではなく、実際に医療現場で報告されている現象です。

● 「終末期明晰(terminal lucidity)」という医学用語がある

この現象には医学的な名前があります。

認知症や脳疾患などで長く意識がはっきりしなかった人が、亡くなる直前に意識がクリアになり、家族と話せたりすることがあるのです。

● 原因は「脳内エネルギーの一時的集中」?

いくつかの仮説がありますが、有力なのは「限られたエネルギーが一部の脳機能に集中する」という説です。

脳の損傷があっても、残っている部位が最後の力を発揮し、一時的に覚醒することがあると考えられています。


「最後の力」は本当にある?その正体は“生存モード”

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火事場の馬鹿力のように、極限状態では通常では出せないような力が出ることがあります。

死の間際も、まさにこの状態に近いとされています。

● 交感神経がフル稼働している

死に直面すると、私たちの体は「生き延びるモード=サバイバルモード」に入ります。

これは交感神経が優位になる状態で、

  • 瞳孔が開く
  • 血圧や心拍数が上がる
  • 呼吸が速くなる
  • 筋肉が緊張する

など、全身が一時的に覚醒状態になります。

● 集中力が極限まで高まる

この状態では、普段では考えられないような集中力や動きが可能になります。

例えば、「最後に目を見開いて誰かを見た」というようなことも、この集中力の賜物かもしれません。

【スポーツで言うゾーンに入ると似ている】

そしてこの状態は、スポーツなどでよく言われる「ゾーンに入る」状態と似ているとも言われています。

ゾーンとは、極度の集中力と判断力が合わさった状態で、脳内ではノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質が絶妙なバランスで働き、通常よりも優れたパフォーマンスを発揮できるのです。

死の直前にも、同じように脳と体が“極限の集中状態”に入り、一瞬のうちに強烈な力や意識の明瞭さを発揮していると考えられます。

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スピリチュアルではなく、科学で理解できる“死の前兆”

こうした現象は、決して「不思議なこと」や「魂がどうこう」といった話ではなく、医学や生理学の視点である程度説明できるものがほとんどです。

もちろん、まだ解明しきれていない部分もありますが、それでも「そういうことだったのか!」と納得できる理由があるのは心強いですね。


【まとめ】死の間際に起きる現象とその理由

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現象 科学的に考えられる理由
走馬灯を見た アドレナリンの分泌で脳が活性化し、記憶が高速で再生される
寝たきりから急に覚醒 終末期明晰。脳の一部にエネルギーが集中し一時的に機能回復
瞳孔を開いて人を見る 交感神経が最大に働き、集中力が高まっている状態
最後の言葉やしぐさをする 脳が「最後の力」を振り絞り、意思表示や行動が可能になる
時間がゆっくりに感じる 脳の処理速度が上がり、体感時間が長くなる
ゾーンのような集中状態になる 極限状態で神経伝達物質が作用し、集中力・判断力が飛躍的に向上

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死の直前にも、体は全力で「生きよう」としている

こうして見ていくと、死の直前というのは、決して“ただ弱っていく時間”ではなく、

体が最後まで生きようとがんばっている状態

だということがわかります。

その中で起きる現象には、ちゃんと理由があり、迷信ではなく体の仕組みによって説明できる部分が多いのです。

「なんでこんなことが起こったの?」と不思議に思っていた方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

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院長 池田 茂雄

大阪府八尾市出身 1987年6月28日生まれ

カイロプラクター資格

日本カイロプラクティック連合会

会員番号 1000038436

・八尾市にあるカイロプラクティック院での店舗施術を経験後独立

・現在は訪問整体カイロプラクターとして活動中