なぜか左のおしりだけ痛いということはありませんか?
右は何ともないんだけど、左だけ痛いと気になりますよね。
そこで今回は「左のお尻が痛い原因」についてご紹介します。
実際に、整体をやっていても多い症状なので、お悩みの方はぜひ参考にしてみて下さい。
左のおしりが痛い…それ、実は“坐骨神経痛”かもしれません
「左のおしりがズキズキ痛い」「片側だけ痛くて気になる」
そんなお悩み、ありませんか?
実はこの症状、坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)が関係しているかもしれません。
おしりの筋肉痛や、座り方のクセが原因と思いがちですが、神経の通り道に問題があることも多いのです。
今回は、整体の視点から
「左のおしりが痛くなる原因」や「症状が悪化する前にできる対処法」についてお伝えします。
なぜ“左のおしり”が痛い人が多いのか?
Googleで「おしりが痛い」と検索すると、「左のおしりが痛い」「左のおしりが痛い ストレッチ」といったキーワードがよく見られます。
実際、施術をしている中でも「左側だけ痛い」という訴えは非常に多いです。
これは、次のような日常のクセが関係していると考えられます。
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右利きの人が左側に体重をかけるクセ
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足を組むときに右足を上にしている人が多い
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運転中、右足でアクセルを踏むため左側に重心が寄る
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長時間のデスクワークや座り方の左右差
こうした小さな習慣が積み重なることで、左のおしり周辺の神経や筋肉に負担がかかりやすくなってしまうのです。
坐骨神経痛とは?|実は“腰”から始まる痛み
「おしりが痛い」と言われると、多くの方はおしりそのものが悪いと思ってしまいます。
しかし、坐骨神経痛の多くは腰の問題がスタート地点です。
腰椎(腰の骨)から出ている坐骨神経が、なんらかの理由で圧迫されたり、刺激されたりすることで
→ おしりから太もも、ふくらはぎ、足先へと痛みやしびれが広がっていくのが特徴です。
つまり、おしりの痛みは“結果”であり、原因は腰にあることがほとんどなのです。
坐骨神経痛以外に考えられる「おしりの痛み」の原因
もちろん、おしりが痛いからといって、すべてが坐骨神経痛とは限りません。
以下のようなケースも考えられます。
● 梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
おしりの奥にある「梨状筋」という筋肉が、坐骨神経を圧迫してしまう状態。
座っている時間が長い人や、お尻周りの筋肉が硬い人に多く見られます。
→ 坐骨神経痛とほぼ同じような症状が出ますが、原因は筋肉にあります。
● 筋肉疲労・筋膜の緊張
運動後や長時間の立ち仕事、姿勢不良により、大臀筋・中臀筋といったおしりの筋肉が硬くなると、痛みや違和感が起こります。
→ 神経痛ではなく、筋肉性の痛み。
● 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症
腰の神経が圧迫されて、おしりや足に痛みが出るケース。
→ 坐骨神経痛の原因として代表的な疾患で、早期対処が必要です。
● 骨盤・仙腸関節のゆがみ
骨盤がねじれていたり、左右非対称の状態が続くと、体重のかかり方に偏りが生まれ、結果として片側のおしりに痛みが出ることがあります。
● その他の内科的・婦人科的疾患
ごくまれに、内臓や血管、婦人科系の影響でおしりの奥に痛みを感じることもあります。
※下腹部の不調を伴う場合は、専門医の受診もご検討ください。
“坐骨神経痛っぽい痛み”を見分けるポイント
ご自身の症状が、ただの筋肉疲労なのか、神経系の問題なのかを見極めるには、次のようなポイントが参考になります。
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片側だけに痛みやしびれがある
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おしりの奥がジンジン・ピリピリする
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太もも~ふくらはぎにかけて違和感や重だるさがある
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立ち上がるときにピリッと電気が走るような痛みがある
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歩くと悪化し、しゃがむと少し楽になる
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坐っている時間が長いと辛くなる
これらに複数当てはまる場合は、坐骨神経痛の可能性が高いと考えられます。
おしりが痛いときの整体的な対処法
整体では、おしりの痛みの根本原因を見極めた上で、以下のようなアプローチを行います。
● 姿勢・骨盤のチェック
体の左右差・骨盤の傾き・反り腰などを評価し、痛みを引き起こしている要因を見つけます。
● 筋肉の状態チェックと調整
大臀筋・中臀筋・梨状筋などの筋肉が過緊張していないかを確認し、必要に応じて緩めます。
→ 筋肉が原因の痛み・神経圧迫の緩和に効果的です。
● 関節の可動域改善
腰椎や骨盤周囲の関節が硬くなっていれば、動きを出して神経への圧迫を減らします。
● 日常生活へのアドバイス
・長時間座る時のクッションの使い方
・足を組まない習慣の作り方
・座り姿勢や車の運転時の体の向き など
早い段階でケアを受ければ、症状が悪化する前に改善を目指すことができます。
おしりが痛い時の治し方やストレッチは?
「左のおしり痛い 治し方」という検索が多いように、
自分でできるケアを探している方も多いかと思います。
● 冷やす?温める?どちらが正解?
状況 | 対応 |
---|---|
急に痛くなった・炎症がある感覚がある | 冷やす(氷枕・保冷材などで10〜15分程度) |
慢性的に痛い・朝よりも夕方にかけて辛い | 温める(お風呂・ホットパックなど) |
ストレッチ前後 | 基本的に温めることで筋肉の伸びがよくなります |
👆 スマホの方は、表を左右にスライドできます。
※迷ったときは、「軽く温めてみて、痛みが強くなるかどうか」で判断してみてください。
● ストレッチのおすすめ
痛みが軽い場合は、ストレッチで筋肉や神経の通り道を整えるのも効果的です。
無理のない範囲で、次の記事を参考にしてみてください。
👉 坐骨神経痛を和らげるストレッチはこちらの記事でまとめてます。
✅まとめ|おしりの痛みは腰や神経が関係していることも
おしりが痛い=筋肉痛や座り疲れ、と思いがちですが、実は神経系の不調が潜んでいることも少なくありません。
とくに「左側だけ痛い」「ピリッとするような感覚がある」場合は、坐骨神経痛が関係している可能性が高いです。
さらに、神経の問題は放っておくと悪化し、しびれや筋力低下といった深刻な状態につながることもあります。
以下の表に、今回のポイントを整理しました。
症状・状況 | 考えられること | 対応の目安 |
---|---|---|
左側のおしりだけが痛い | 姿勢のクセ・坐骨神経の圧迫 | 姿勢改善・ストレッチ・整体 |
おしりの奥がズキッとする | 梨状筋症候群・神経圧迫 | 筋肉の緩和・冷温療法 |
しびれ・だるさが足まである | 坐骨神経痛・ヘルニアの疑い | 早めに専門家に相談を |
足に力が入らない | 神経障害の進行 | 医療機関での精密検査が必要 |
違和感の段階で適切に対処すれば、改善のスピードも早くなります。
無理せず、ご自身の体のサインを見逃さないようにしていきましょう。
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの出張整体をしています。
坐骨神経痛を始め、肩こりや腰痛、頭痛など、お体のお悩みがある方は、お気軽にお問い合わせください。
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