厄年には「不調や不運」が起こるイメージがありますよね。
ご自身や周りの方にも起こった人もいるのではないでしょうか?
実際に、整体の現場でも患者さんからもよく聞く内容です。
そこで今回は「厄年に不調が続く理由」についてご紹介します。
厄年の不調について知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
厄年に体調不良が続く…?その原因と40代からの体質改善のススメ
◆「厄年だから体調不良が続く…?」という患者さんの声から
「今年に入ってから、なんだかずっと体がだるい。病院に行っても異常なし…もしかして“厄年”のせい?」
こんなふうに感じている方、実は少なくありません。
整体師として日々患者さんと接していると、「最近、腰の調子がずっと悪くて…」「四十肩がなかなか治らないんです…」という言葉のあとに、「もしかして厄年だからでしょうか?」という声を聞くことがあります。
実際、Google検索でも「厄年 体調不良が続く」といったキーワードが出てくるほど、多くの人が体の不調と厄年を関連づけているようです。
では、その体調不良は本当に“厄年のせい”なのでしょうか?
今回は「厄年と体調不良の本当の関係」について、整体師としての実感も交えてお話しします。
◆厄年とは?年齢とともに訪れる「節目」の一つ
まず、厄年の基本的な年齢についておさらいしておきましょう。
| 性別 | 本厄 | 前厄 | 後厄 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 42歳(数え年) | 41歳 | 43歳 |
| 女性 | 33歳(数え年) | 32歳 | 34歳 |
※ 数え年とは、生まれた年を1歳として数え、正月ごとに年齢が加算される考え方です。
厄年は、災難が起こりやすい年、運気が下がる年といった意味で受け取られることが多く、神社での「厄払い」や「お祓い」の文化も根づいています。
しかし、この年齢は体の変化が出やすいタイミングでもあり、たとえ“厄年”でなかったとしても、心身の不調が表面化しやすい時期なのです。
◆「厄年に体調不良が続く」と感じるのはなぜ?
■身体の変化が出やすい年齢
男性の42歳、女性の33歳。
この年齢になると、日々の疲労が抜けにくくなったり、睡眠の質が落ちたり、慢性的な肩こり・腰痛に悩まされる方が増えてきます。
-
筋力や柔軟性の低下
-
自律神経の乱れやホルモンバランスの変化
-
デスクワークや育児による同じ姿勢の繰り返し
-
疲れが抜けず、慢性的なだるさに繋がる
こういった変化は誰にでも起こり得る自然なプロセスであり、それが厄年と重なることで「やっぱり今年は体調不良が続く」と感じてしまいやすいのです。
■心理的な影響も大きい
「今年は厄年だから何か起きるかも…」という不安があると、ちょっとした不調や違和感にも敏感になりがちです。
脳は“意識した情報”を探しにいくため、「不調 = 厄年のせい」と結びつけてしまうのも自然なことです。
◆“もらい厄”って本当にあるの?
女性の患者さんからは、「私は厄年じゃないけど、旦那が本厄だから…それをもらっちゃったのかも」という声も聞くことがあります。
確かに日本の伝統的な考え方として、「厄年の本人に何もなければ、代わりに身近な人が“もらう”」という話はよく耳にします。
でも冷静に考えてみると、毎年誰かしらに何かしらの不調やトラブルがあるものです。
それを「厄のせい」と捉えることで納得している――そんな心理的な面が大きいようにも感じます。
◆本当に大切なのは“年齢に合った体のケア”
厄年を「災いが起きるかもしれない年」と受け取るよりも、
「今の自分と向き合う節目の年」と考えることで、不安ではなく“備え”に目を向けられます。
▽40代から始めたい体のメンテナンス
-
食事の見直し:不足しがちな栄養(タンパク質・鉄分・ビタミン)を意識
-
日々のストレッチ:肩甲骨や股関節をほぐす5分習慣
-
整体・カイロプラクティック:歪み・コリ・疲労の蓄積をケア
-
質のよい睡眠:寝具の見直し・就寝前のスマホ断ちなど
これらの習慣を取り入れることで、「体調不良が続く」と感じる頻度を着実に減らしていけます。
▶詳しくはこちらもご覧ください
→ 食事やストレッチの具体例を紹介しています。厄年世代の方に特におすすめの記事です。
◆厄年を前向きに過ごす3つのコツ
-
厄払いだけでなく、生活習慣の見直しもセットで
神社での厄払いに加えて、睡眠・食事・運動など日常も整える意識を持ちましょう。 -
月に一度、自分の体調をノートやスマホに記録してみる
小さな変化にも気づけるよう、体調のメモを定期的につける習慣をつけてみてください。 -
家族や友人との時間を大切にし、心の健康も意識する
気持ちが沈みがちな時期だからこそ、笑顔になれる時間を意識的に持つことが大切です。
体も心もゆとりを持てるような過ごし方を心がけることで、厄年を乗り越えるどころか、より充実した1年に変えられるかもしれません。
◆まとめ:厄年は「体からのサイン」に気づくチャンス
年齢を重ねるにつれて、体は少しずつ変化しています。
厄年に体調不良が続くように感じるのは、その変化に気づく「きっかけ」が与えられているのかもしれません。
以下に、厄年世代に多い不調と、今すぐ始められる対策をまとめました。
| よくある不調 | 主な原因 | 今からできる対策 |
|---|---|---|
| ぎっくり腰 | 筋力低下・冷え・姿勢の乱れ | ストレッチ・体幹トレ・保温対策 |
| 四十肩 | 肩関節の柔軟性低下 | 肩甲骨まわりのセルフケア |
| 倦怠感 | 自律神経の乱れ・睡眠不足 | 生活リズムの見直し・入浴 |
| 頭痛・めまい | 首肩こり・眼精疲労 | 首まわりのほぐし・整体施術 |
| むくみ・冷え | 血流低下・筋力不足 | 下半身の運動・湯船につかる習慣 |
👆 スマホの方は、表を左右にスライドできます。
※どれもよくある症状の一例です。「私は大丈夫」と思っていても、予防を意識することが大切です。
◆さいごに
「厄年だから仕方ない」と思うのではなく、
「今の自分の体と丁寧に向き合うタイミングなんだ」と受け取ることができれば、それはむしろ前向きな節目になります。
体をいたわることは、厄払い以上の“自分を守る方法”になるはずです。
無理なく、でもしっかりと、日々のケアを大切にしていきましょう。
当院は大阪府八尾市を中心に、カイロプラクティックの出張整体をしています。
厄年の肩こり、腰痛、頭痛を始め、お体のお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。
↓関連記事はこちらから↓













