見た目にもだらしがなく見え美しくない姿勢である『猫背』。外見の印象が悪くなるだけではなく、身体の内面にも様々なリスクが出てしまいます。猫背だとどのような悪影響が出てしまうのか深堀していきましょう。
日本人の8割が猫背
パソコンやスマートフォンの普及で現代人に多い猫背。猫背の人は日本人の約8割と言われており増加しています。人の背骨は生理的湾曲と言って『S字カーブ』を描いているのが正しいのですが、猫背の方は背中が猫のように丸まり、正常な方よりも背中や腰への負担が大きくなってしまいます。猫背が進行すると背中のカーブが大きくなってしまい、将来的にお年寄りによく見かける腰の曲がった姿勢になってしまいます。
猫背の人に多い腰痛
背中と腰で一見関係なさそうですが、猫背の人に多いのが腰痛を持っている方です。背中(胸椎)が丸まっている姿勢だと、その下を支えている腰(腰椎)に負担がかかりやすく腰痛を引き起こしてしまいます。腰痛が悪化するとぎっくり腰やヘルニアなどになるリスクが上がるので注意が必要です。そして腰痛以外にも猫背には様々な悪影響が出ます。
猫背による悪影響
- 肩こり
- 巻き肩
- 首こり、頭痛
- ストレートネック
- 呼吸が浅くなる
- 内蔵機能の低下
- 見た目が悪くなる
目に見える悪影響だけでなく、呼吸が浅くなったり内蔵機能が低下したりと、目に見えないところにも影響が出てきてしまいます。
猫背を改善するには?
≪姿勢を良くする≫
まずはこれに尽きます。当たり前のようなことですが、何よりも大事で実行し継続するのがとても難しいことです。猫背の人は巻き肩になっており、骨盤が後傾しています。立つにしても座るにしても『骨盤を立て胸を張る』という姿勢を意識しましょう。
≪寝具を見直す≫
人間は背中から腰にかけて体重の77%が集まっています。柔らかいマットで寝ると包まれている感じがして気持ちいいですが、背中や腰が落ちてしまい猫背の姿勢となってしまいます。ある程度反発し、かつ身体を支えてくれるようなマットで寝るのが好ましいです。人生の1/3が睡眠ですので『寝姿勢』も姿勢改善にはとても重要なことと言えます。
当院のカイロプラクティックの施術では猫背矯正などの姿勢矯正はもちろん、最適な寝具のご用意もありますので気になった方はお気軽にお申し付けください。
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