睡眠時間が短くても過ごしていける『ショートスリーパー』。
寝ている時間が短くなり、日中の活動時間が延びるので“憧れを持っている”“なれるものならなりたい”と言う人も多いですが、実際にショートスリーパーになることはできるのでしょうか?
ショートスリーパーは人口の〇人に1人?
ショートスリーパーには誰でもなれるという人もいますが嘘?本当?
ショートスリーパーは1000人に1人
ショートスリーパーの人の割合は様々な説がありますが、200人~1000人に1人いるかいないか、というくらいかなり数は少ないものです。
睡眠時間が短いと、日中の活動時間が増えるのでうらやましい限りですが、では生まれた後にトレーニングをすれば誰でもなれるものなのでしょうか?そもそもショートスリーパーとはどういう人のことを言うのでしょうか?
ショートスリーパーとは
ショートスリーパーとは『短い睡眠時間でも問題なく健康に過ごせる人』のことを言います。
『健康に』という部分が大事で、単に睡眠時間が短いというだけではショートスリーパーとは呼べません。
睡眠時間が短く、日中のパフォーマンスが落ちてしまう人はショートスリーパーではなくただの『睡眠不足』と言えます。
多くの人は短い睡眠時間で目が覚めると、“身体がだるい”“もう少し眠っていたい“と感じるものですが、ショートスリーパーの人は何の異常もなく『覚醒状態』に持っていくことができ、毎日同じパフォーマンスを発揮することができます。
そして人の睡眠タイプは3つの型に分けることができます。
- ショートスリーパー→6時間未満
- バリュアブルスリーパー→6~9時間
- ロングスリーパー→9時間以上
多くの人は6~9時間睡眠のバリュアブルスリーパーに分類されショートスリーパーの人の割合は最も少ないとされています。
ショートスリーパーにはなれない
自分がショートスリーパーかどうかは生まれつき遺伝子レベルで決まっており『先天的』なもので、人生の途中で後天的に身に付けることはできません。
ショートスリーパーの人の脳内では「DEC2」という遺伝子の突然変異が起こっており、これによって脳内の情報整理が短時間でできるようになっています。
なのでショートスリーパーにはトレーニングでなれるものではなく、自分で“ショートスリーパーになれた”と思ってもそれは“ただ身体が慣れただけ”で感覚としては勘違いしており、自分に合った睡眠時間の時に比べて、充分なパフォーマンスを発揮できていません。
睡眠時間が短いデメリット
ショートスリーパーの人は短い睡眠時間でも、バリュアブルスリーパーやロングスリーパーの人と同じように健康的に生活できているので日常生活で何ら問題はありません。
本来なら6時間以上睡眠時間が必要な人が短い睡眠時間の生活を続けていると、身体には様々なデメリットが出てしまいます。
- 集中力の低下
- 判断力の低下
- 記憶力の低下
- イライラしやすくなる
- うつ病のリスク
- 疲れが取れない
- 太りやすくなる
- 免疫力の低下
- ストレスが増える
- 生活習慣病のリスクが増える
など『睡眠不足』だとデメリットしかありません。
判断力など脳の機能が低下するだけでなく、免疫力が落ち病気やケガになりやすくなり、太る要因にもなりますので、ショートスリーパーを目指さず自分に合った睡眠時間を確保するようにしましょう。
多くの人は1日の1/3を睡眠時間に充てることが適切で、『健康になる上で睡眠は50%を占めている』と言われていますので、忙しい中でも睡眠時間はきっちりと取り健康的でパフォーマンスの高い生活をしていきましょう。
↓睡眠に関する記事はこちらでも詳しく解説しております↓