やめれるものならやめたい『いびき』。
寝ている時は無意識なので自分でコントロールはなかなかできません。
いびきの原因は?防止、改善するには?枕は関係あるの?
など『いびき』について深掘りしていきましょう。
【睡眠】いびきの原因は首の角度⁉
自分では気づいていなくても他人に言われて気づく『いびき』。
いびきをかくことで他人に迷惑をかけるだけではなく、自分にも様々な悪影響が起こります。
ではそもそもなぜいびきをかくのでしょうか?
まず『いびきをかくメカニズム』から見ていきましょう。
≪いびきをかくメカニズム≫
日中と同じように寝ている時も人は『呼吸』をしています。
呼吸をする際に空気が通る道である『気道』が狭くなると、周囲の組織が振動し『いびき』として音が鳴ります。
睡眠時は全身の筋肉が緩みますがこの時、舌の周りやのどの周りの筋肉も緩みます。
筋肉が緩むと『舌が下に落ち』気道が狭くなりいびきをかいてしまいます。
どんな人がいびきをかく?
ではどんな人がいびきをかきやすいのでしょうか?
- 太っている人
- 首が短い人
- 閉経後の女性
- 加齢
- 喫煙者
- 鼻づまりの人
- アルコールをよく飲む人
- 枕をしていない、自分に合っていない人
などが挙げられます。
一般的に男性の方が女性よりもいびきをかきやすいと言われており、これは女性ホルモンにはいびきを抑制する作用があるためです。
ですので閉経後に女性ホルモンが減少すると、女性はいびきをかきやすくなると言われてます。
またこのどれに当てはまっていなくても日本人は欧米人に比べ「あご」が小さいため舌が落ちやすく、いびきをかきやすいとも言われています。
いびきによる悪影響
いびきをかくことで様々なデメリットが起こります。いびきによる悪影響はこちらです。
- 頭痛
- 不眠症
- 集中力低下
- 睡眠時無呼吸症候群
- 寝ても疲れが取れにくい
- 他人に迷惑が掛かる
- 生活習慣病
- 突然死
など様々なリスクがあり、いびきをかき続けることで最悪のケースもあります。
また高血圧や糖尿病、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクも上がり、不健康な身体へとなってしまいますので対策が必要です。
いびきを治すには
いびきを治すにも様々な方法があります。
まず肥満の人は痩せること、アルコールを飲む人は寝酒をやめるということが大切です。
いびきをかくのは現在の体型や生活習慣から来ている可能性が高いので、自分の身体のために見直しましょう。
枕の角度を考える
枕の角度も非常に重要です。
高い枕が好きな人もいますが、高い枕だと首に角度がついてしまい気道が狭くなり、いびきの要因となってしまいます。
また枕なしの人はストレートネックになり首も緊張状態になってしまい、これもいびきの要因となってしまうのでやめましょう。
さらに柔らかい低反発の枕だと頭の重さで沈んでしまい、気道の狭い角度になってしまいます。
枕の角度は気道を確保できるものを選び、ある程度硬さのある高反発のものを使いましょう。
まとめ
- いびきは気道が狭くなることで起こる
- いびきは男性がよくかき、太っているとかきやすい
- 女性でも女性ホルモンが減るとかきやすくなる
- いびきをかくのは枕が合っていないから
- いびきが原因で病気になる、他人に迷惑をかける
- いびき防止には生活習慣の改善が必要
- いびき改善には枕を見直す
いびきをかくのは睡眠時の無意識下で起こっており『自分の意志ではコントロールができないもの』ですので注意が必要です。
生活習慣を改善し、枕を変えることでいびきをかかなくなります。
他人に迷惑をかけることなく、何よりも自分の身体にはメリットがあるので、この機会に見直していきましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、このような日常生活で役に立つ健康学もお伝えしております。
いびきをかかない最適な枕のご用意もありますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
↓睡眠に関することはこちらの記事でも詳しく解説しております↓