何となく“骨が弱くなる病気”と分かっていても詳しくは知らない『骨粗鬆症』。
一度なってしまったら治らない?
女性の方がなりやすい?
予防するには何をすればいいの?
など実はめちゃめちゃ怖い骨粗鬆症について深掘りします。
【40代50代】10人に1人が骨粗しょう症
骨粗鬆症になっている人は約1280万人と言われており、日本人の10人に1人がなっているとされています。
その中でも女性の割合が圧倒的に多く、男性300万人、女性980万人もいると言われています。
さらに女性を年齢別で見ると
- 50代→10人に1人
- 60代→3人に1人
- 70代→2人に1人
と50代を過ぎてから圧倒的にその人数が増えていることがわかります。
高齢の女性に多いとは言え「男性や若い人でもかかる病気」ですので安心はできません。
骨粗しょう症-予防法は:女性に多い理由
骨量は18歳頃にピークを迎え40代中盤まで一定を保ちますが、女性は50代を過ぎ「閉経」を迎えると、骨形成を助ける女性ホルモンが急減少するため骨がもろくなっていきます。
また生まれつき「骨格が小さい」「筋力が弱い」「妊娠・授乳でカルシウムを多く使う」
などの理由から、男性よりも骨粗鬆症になる可能性が高いと言えます。
骨粗しょう症-予防法:若い人でも増加中
50代以上の女性で急増することがわかりましたが、近年では若い人や男性でもその人口は増えてきています。
骨粗鬆症の原因となるものは次の通りです。
- 喫煙
- 運動不足
- 生活習慣病
- 極端なダイエット
- 過剰なアルコール摂取
- 過剰なカフェイン摂取
などが挙げられます。
男性や若い人でも喫煙や飲酒、極端なダイエットなど生活習慣が悪い人はかかりやすくなってしまいます。
また現代人は骨に必要な「カルシウム」の摂取量が圧倒的に低く、ほとんどの人が1日の必要量である600㎎~800㎎を摂れていないことがわかっています。
骨粗しょう症-予防法:一度骨粗しょう症になってしまうと、、
骨粗鬆症は“骨がもろくなる”というイメージがありますが、実際になってしまったらどのようなことが起こるのでしょうか?
- 寝返りで骨折
- 転んだだけで骨折
- 咳・くしゃみで骨折
- 寝ているだけで骨折
- 気づかないうちに骨折
- 内臓や消化器官にも悪影響
- うつ病にかかりやすくなる
- 一度足を骨折すると二度と歩けなくなる
- 一度骨粗鬆症になると完治できない
というように簡単に骨折したり、自分でも気づかないうちに骨折、精神的にも悪影響が出てしまうなど本当に怖い病気です。
そして一度骨折をしてしまうと死亡リスクが高まることもわかっており、骨折した人の5人に1人は「5年以内に死亡する」というデータもあり、これはガンと同じくらいの死亡リスクです。
骨粗しょう症-予防法:骨粗鬆症を予防するには
骨粗鬆症にならないためには若い頃からのケアがとても大切になってきます。
予防するには『運動』と『栄養』の二つが挙げられます。
≪運動≫
骨は運動することで骨質を高めることができ、日頃から運動をしている人は「骨折をするリスクが大幅に低下」することもわかっています。
骨を強くするには「骨に対して縦方向の刺激」を与えることで強くなります。
これにはウォーキングやなわとび、軽いジャンプなどが有効で、そのような激しい運動ができない人は、その場での足踏みだけでも効果があります。
≪栄養≫
“骨にはカルシウム”と言うのは有名ですが、カルシウム以外にもビタミンD(きのこ類)、ビタミンK(納豆)、マグネシウム(海藻類)などの栄養が必要です。
これらはカルシウムの吸収率を高めてくれたり、カルシウムが血液に流れ出てしまうのを防いでくれたりと、骨を強くするために働いてくれるものですので意識して摂るようにしましょう。
骨粗しょう症-予防法:まとめ
『骨粗しょう症』は高齢の女性だけでなく誰でもかかる可能性があり、一度なってしまうと取り返しのつかないことになるということがわかりました。
“骨は目に見えないもの”ですので普段あまり意識しませんが『人間の土台』ですので意識してケアするようにしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、日々の生活で歪んだ骨格のケアをし健康になるためのサポートをしています。
またこのような日常生活で役立つ情報もお伝えしておりますので、気になった方はお気軽にご予約下さい。
↓関連記事はこちら↓