日本人の約4割もの人が6時間未満睡眠と言われており、特に40代50代の人は約5割と半数の人が睡眠不足とされています。
睡眠不足による身体への悪影響はどのようなものがあるのでしょうか?
深掘りしていきましょう。
睡眠不足によるデメリット5選
≪世界的に見ても睡眠不足≫
世界睡眠調査によると、“現在の睡眠に満足しているか?”の問いに対して「満足している」と答えた人はわずか32%と、日本は世界でワースト1位であることがわかっています。
約7割もの人が睡眠に満足しておらず、これに対して世界1位のインドは実に70%の人が睡眠に満足していると答えています。
睡眠不足の人が圧倒的に多い日本ですが、睡眠不足が続くことで起こる身体へのデメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
- 集中力・記憶力・判断力が落ちる
- 免疫力が低下し病気にかかりやすくなる
- 自律神経やホルモンバランスが乱れる
- ストレスが増え精神的に不安定になる
- 太りやすく痩せにくい体質になる
などが挙げられます。
一つずつ見ていきましょう。
睡眠不足によるデメリット①集中力・記憶力・判断力が落ちる
睡眠不足が続くと脳の集中力や記憶にかかわる前頭葉に影響が出てしまい、集中力や判断力が鈍るなどケアレスミスが多くなってしまいます。
“睡眠不足には慣れているから”と自分では大丈夫だと思っていても、ミスが増えてしまうという研究結果はたくさんあり、普段のパフォーマンスを上げるためには睡眠をしっかりと取ることが大切です。
睡眠不足によるデメリット②免疫力が低下
人の身体は体外から入ってきた細菌やウイルスを攻撃する「免疫力」がありますが、睡眠不足が増えるとこの免疫力は低下してしまいます。
平均の睡眠時間が7時間未満の人は8時間以上の人と比べ、「風邪を引く確率」が約3倍も増えてしまいます。
風邪だけではなくウイルスにも感染しやすくなり、インフルエンザやコロナウイルスなどの感染率も上がってしまいます。
睡眠不足によるデメリット③自律神経やホルモンバランスが乱れる
自律神経は全身に張り巡らされており、交感神経と副交感神経からできています。
この神経はそれぞれ
- 交感神経→活発な時に働く
- 副交感神経→リラックスしている時に働く
このように普段はお互いの神経が上手くバランスを取っていますが、睡眠不足が続くとこの二つのバランスが乱れてしまいます。
自律神経のバランスが乱れると、「不安」「緊張」「腸内環境の悪化」「冷え性」「めまい」「耳鳴り」「片頭痛」など悪影響へと繋がってしまいます。
また様々なホルモンの分泌量も増減し不調を起こす原因となってしまいます。
睡眠不足によるデメリット④ストレスが増え精神的に不安定になる
睡眠不足が続くとストレスホルモンである「コルチゾール」が多く分泌され、感情にも影響が出ることがわかっています。
このコルチゾールが増えると、ストレスを感じやすくなり自分に余裕がなくなってしまいます。
その結果、「不安」「哀しみ」「怒り」などネガティブな感情が出やすくなり、感情のコントロールが上手くできなくなります。
この状態が長く続くとうつ病のリスクも高まってしまうので注意が必要です。
睡眠不足によるデメリット➄太りやすく痩せにくい体質になる
睡眠不足が続くと太りやすくなることがわかっています。
睡眠時間が短いと「満腹ホルモン」が減り、「空腹ホルモン」が増えます。
空腹ホルモンが増えると食べる回数や量が増えてしまい肥満の原因となってしまいます。
また睡眠中に分泌される「成長ホルモン」の量も減り、新陳代謝が悪くなり「太りやすく痩せにくい」体質へとなってしまいます。
睡眠不足によるデメリット:まとめ
このように睡眠不足による様々なデメリットについて深掘りしていきました。
睡眠不足は毎日積み重なっていき「睡眠負債」と呼ばれ、どこかの休日で一気に寝たからといって解消するものではありません。
いつも寝る時間の30分~1時間早く寝ることを毎日続けるなどをし、コツコツと睡眠負債を返済していくことで、睡眠不足は解消されていきますので長い目で見て実践していきましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、このような睡眠面からも健康をサポートしており、睡眠に最適な寝具の取り扱いなどもありますので気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
↓関連記事はこちら↓