朝の目覚ましに使う『スヌーズ機能』。
これは寝起きには逆効果だった?スヌーズを使うことで起こるデメリットとは?
スッキリ目覚める方法は?
など意外と知らないスヌーズ機能の悪影響を深掘り。
【睡眠】寝起きにスヌーズ機能は逆効果?スッキリ起きる方法は?
“寝坊をしないように”と目覚ましをセットする人も多いですが、5分置きや10分置きに何度も起こしてくれる『スヌーズ機能』。
便利な機能ではありますが、実はスヌーズを使うと『スッキリと起きることはできない』とされています。
実際に毎日スヌーズに起こされて“快適にスッキリと目覚めている”という人は少ないのではないでしょうか?
スヌーズを使うことで脳にも悪影響が出ることがわかっています。
スヌーズは逆効果?スヌーズによる脳への悪影響
脳内では寝るときは「メラトニン」起きるときは「副腎皮質刺激ホルモン」が分泌され、寝る準備や起きる準備をしています。
朝一度目が覚めたのに、スヌーズがあるからと寝たり起きたりを繰り返すと、『脳内が混乱』してしまいスッキリと起きることができなくなってしまいます。
二度寝三度寝をしたら“だるくなった”“眠くなった”ということがありますが、この寝たり起きたりの繰り返しにより脳内が疲れてしまっているのが原因です。
スヌーズは逆効果:うつ病の引き金に?
朝起きると身体は副交感神経(リラックス時に働く神経)から→交感神経(活発な時に働く神経)に切り替わろうとします。
しかしスヌーズを繰り返すことで、交感神経を何度も再活動させようとし刺激され「コルチゾール」というホルモンが増えてしまいます。
このコルチゾールは別名「ストレスホルモン」とも言われ、ストレスを感じた時に急増してしまいます。
コルチゾールは脳の海馬を委縮させたり、免疫系や神経系、代謝系などに影響してしまい、「うつ病」などの慢性病の引き金になってしまうともされています。
スヌーズは逆効果:スヌーズなしで起きるには?
スヌーズ機能を使わずに起きるには“覚悟を決めて一発で起きる”というのが有効です。
根性論のようにも聞こえますが、はじめは辛くても徐々に目覚まし一回で起きることに慣れていきます。
またこの方が脳や神経への影響は少なく、身体への負担も少なくなります。
“いきなり平日にできない”という人は、休日にあえて目覚ましをセットし練習するのも良いです。
スヌーズは逆効果:寝る前に起きる時間を強く意識する
人間には「体内時計」があります。
寝る前に“明日は6時に起きる!”というように起きる時間を強く意識するだけで、だいたい目標の時間に起きれるようになっていきます。
起きる1時間前~1時間半前に脳内では「副腎皮質刺激ホルモン」が分泌され始め、起きる準備が行われています。
“目覚ましの鳴る数分前に起きれた”という経験がある人はこのホルモンのおかげです。
スヌーズは逆効果:まとめ
スヌーズ機能は寝起きの質を下げることがわかりました。
スヌーズを多用すると脳や神経など身体への悪影響もあり、最悪の場合うつ病の引き金にもなるので注意が必要です。
また前日寝るときには起きる時間を強く意識し、朝は一発で起きる。
ということを毎日続けることで、健康的でスッキリと目覚めることができます。
最初はできなくとも少しずつ身体に慣れさせていきましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、このような日常における健康情報もお伝えしておりますので、気になった方はお気軽にご予約下さい。
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