“子どもは何時間も寝る”“歳を取ったら早くに起きる”というようなイメージがあると思いますが、『それぞれの年齢層に合った睡眠時間』は何時間が最適なのでしょうか?
年齢別で理想の睡眠時間は⁉
よく最適な睡眠時間は6~8時間とか7~9時間とかいろいろ言われますが、実際のところ何時間眠ればよいのでしょうか?
年齢別睡眠時間はこちらです。(米国国立睡眠財団の調査)
- 0カ月~3か月→14~17時間
- 4カ月~11カ月→12~15時間
- 1歳~2歳→11~14時間
- 3歳~5歳→10~13時間
- 6歳~13歳→9~11時間
- 14歳~17歳→8~10時間
- 18歳~64歳→7~9時間
- 65歳~→7~8時間
このように年齢で必要な睡眠時間は変わり、その中でも個人差があるので、これを参考に自分に合った最適な睡眠時間を探すようにしましょう。
年齢別で理想の睡眠時間は⁉:寝る子は育つは本当
「寝る子は育つ」ということわざがありますがこれは正しくて、上記の必要睡眠時間を見ても若ければ若いほど睡眠時間が長くなっていることがわかります。
子どもは成長のために長い時間眠るようになっており、睡眠中に「成長ホルモン」が分泌されています。
逆に子どもの頃から睡眠時間が短かった人は、学力の低下や集中力の低下、病気やケガをしやすくなることがわかっています。
年齢別で理想の睡眠時間は⁉:年配者は睡眠時間が短い
歳を重ねれば重ねるほど睡眠時間が短くなっていきます。
この理由は歳を取るほど、日中の活動量や基礎代謝が落ち、睡眠の必要量も減ってしまうからです。
また体内の睡眠ホルモンの分泌力が減り、早くに目が覚めてしまうということが起こります。
さらに深い眠りであるノンレム睡眠の回数や時間が減り、中途覚醒(途中で目が覚める)や早朝覚醒(思っていたよりも早くに目が覚める)が起こりやすくなるのも特徴です。
年齢別で理想の睡眠時間は⁉:成人の必要睡眠時間は7~9時間
18歳~64歳の多くの人が該当するこの年齢層では7~9時間が理想的な睡眠時間とされています。
睡眠時間は健康に大きく関わっており、しっかりと睡眠時間を取ることで、身体が健康的になるだけでなく、集中力や判断力、精神面の安定など様々なメリットがあります。
仕事や家事育児などでなかなか睡眠時間が取れませんが、健康の上で睡眠は最高の健康法ということがわかっていますので、不調の続く人は睡眠時間を確保するようにしましょう。
年齢別で理想の睡眠時間は⁉:ショートスリーパーにはなれない
“自分は短い時間でも大丈夫”と言う人もいますが、短い時間でもパフォーマンスが落ちない「ショートスリーパー」になることはできません。
自分がショートスリーパーかどうかは遺伝子レベルで決まっており持って生まれたものです。
なので“仕事が忙しいから”と睡眠時間を短くし後天的に手に入れることはできません。
毎日6時間以下の睡眠を続けていると、健康の不調、脳障害、精神の不安定などのリスクがあります。
6時間以下の睡眠を2週間続けている=2日間徹夜をしているのと同じパフォーマンスになることがわかっていますので、普段から睡眠時間が短い人はしっかりと睡眠時間の確保するようにしましょう。
忙しくて睡眠時間が取れない人は睡眠の質を上げるために、寝具や食事環境を見直すようにしましょう。
年齢別睡眠時間について深掘りしていきました。自分や子ども、親の理想的な睡眠時間を把握し、睡眠時間を確保するようにしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、このように睡眠の観点からも健康にアプローチしております。
睡眠に最適な枕やマットレスのご用意もありますので、気になった方はお気軽にご予約下さい。
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