カルシウムは大事とよく耳にしますが、あまり意識して摂らないですよね。
なんでそんなに大事なのでしょうか?
40代までに摂らないと将来大変なことに?
カルシウム不足のデメリットについて深掘りしていきましょう。
カルシウムは何歳までに摂るべき⁉
結論から言うと『カルシウムは40代までに摂るべき』とされています。
骨密度は20代で最大を迎え徐々に減少していきますが、50代になると男女共に急激に減少することがわかっています。
特に女性は50歳前後で閉経を迎えると一気に骨密度が減少し、骨や歯が弱くもろくなってしまいます。
骨が弱くなると“少しぶつけただけ”“転んだだけ”で骨折をしてしまい、酷い場合は二度と歩けなくなるといったことも起こりえます。
カルシウムは何歳まで:カルシウムとは⁉
そもそもカルシウムとは何なのでしょうか?
カルシウムは人が生きていく上で必要な栄養である「5大栄養素」にも含まれるほど大切な栄養素です。
体内で生成することができず、外から摂らないといけない栄養素です。
そのため普段の食事で意識しない限り不足しがちで、ほとんどの日本人は不足していると言われています。
カルシウムは何歳まで:一日の必要量は⁉
では一日にどれくらいのカルシウムを摂取すれば良いのでしょうか?
これは年齢により多少違いはあるものの、一般的には「一日に約600㎎が必要」とされています。
この600㎎は例を挙げると
- 牛乳6杯分(1杯120㎖)
- チーズ5切れ分(計150g)
- 豆腐4丁
- ししゃも10匹分
などが必要となってきます。
これを見ると自分がいかにカルシウムを摂れていないかがわかると思います。
この食材だけでなく、いろいろな食品にカルシウムは含まれているので、1日の合計量が600㎎になるように調整しましょう。
カルシウムは何歳まで:カルシウムが含まれる食材
カルシウムが含まれる食材はどんなものがあるのでしょうか?
- 魚類
- 干しエビ
- 豆類(納豆、豆腐、揚げ)
- 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)
- 海藻類(わかめ、ひじき)
- 野菜(小松菜、チンゲン菜)
などが挙げられます。
3食で組み合わせれば600㎎は難しい数字ではありませんので一度考えてみましょう。
また、カルシウムサプリなどは手軽に1日の必要量を摂取できるのでオススメです。
カルシウムは何歳まで:カルシウムの働き
カルシウムには主に「身体を作る働きと」「身体の調子を整える」働きがあります。
骨や歯を作るのは有名ですが、その他にも「筋肉の収縮、神経伝達、細胞分裂、血液の凝固」などの役割もあります。
そのため身体や感情の興奮を抑えてくれたり、ケガをしたときに血を止めてくれたりという働きがあります。
では、カルシウムが不足するとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
カルシウムは何歳まで:カルシウム不足のデメリットとは⁉
カルシウムが不足することで起こるデメリットがこちらです。
- 骨粗しょう症(骨が折れやすくなる)
- 歯が弱くなる、抜けやすい
- 筋肉のけいれん
- イライラ
- うつ病
- 高血圧
- 動脈硬化
- 記憶障害
- 脱毛症
- 疲労感
などが挙げられます。
ただ骨が弱くなるだけでなく筋肉や神経、感情にも影響し、病気やケガのしやすい身体にもなってしまいます。
カルシウムは何歳まで:50代以降も摂るべき
50歳前後でホルモンバランスの影響により急激に骨密度が減少するので、40代までにしっかりとカルシウムを摂ることが大切です。
とは言え50代以降ももちろんカルシウムは必要で、カルシウムを摂ることで骨密度の減少のスピードを遅らせたり、運動と組み合わせることで強くすることもできます。
何歳になっても時すでに遅しではなく、しっかりとカルシウムを摂取するようにしましょう。
カルシウムは何歳まで:ビタミンDと一緒に摂ると効果的
ここまでカルシウムを摂ることの大事さを解説していきましたが、実はカルシウムは吸収率があまり良いものではありません。
牛乳を飲んでも吸収率は約50%、小魚は約30%、野菜類は約15%と、食材に含まれているカルシウムが全て身体に吸収されるわけではありません。
そのため、「ビタミンDと一緒に」摂ることがとても大切で、一緒に摂ることでカルシウムの吸収率を大幅に上げてくれることがわかっています。ビタミンDは
- 魚類
- きのこ類
- 卵
- 日光を浴びる
などで摂取できるので「カルシウムとビタミンDは一緒に」摂るようにしましょう。
カルシウムは何歳まで:まとめ
『カルシウムは何歳までに摂るべき?』について解説していきました。
ポイントをまとめると
- カルシウムは40代までに
- カルシウムは外から摂取しないといけない
- カルシウムはほとんどの日本人が不足している
- カルシウムは一日に約600㎎必要
- カルシウムは身体を作る、調子を整える働きがある
- カルシウムを摂らないと骨以外にもデメリットがある
- カルシウムは50代以降も摂るべき
- カルシウムはビタミンDと一緒に摂るべき
これらのことをしっかりと意識し、50歳以降になっても病気やケガのしない強い身体で入れるように、将来後悔しないように毎日の食事を意識するようにしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術により、肩こり、腰痛、頭痛の改善をサポートするほか、このような日常生活で役立つ健康情報もお伝えしておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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