あなたは1日何食食べていますか?
多くの人は1日3食が当たり前かと思います。
今回は「空腹こそ最強のクスリ」ということについて解説していきます。
ダイエットしたい方、健康になりたい方はぜひ本記事をお読みください。
空腹こそ最強のクスリ
朝食、昼食、夕食と多くの人が「1日3食」食べるのが当たり前になっています。
しかし現代人にとっては1日3食も食べることは多すぎるという説があります。
ではなぜ1日3食も食べることは多いのでしょうか?
今回はその理由を5つに分けて深掘りしていきます。
- 1日3食は糖質の摂りすぎ
- 物を食べない時間を作る
- オートファジーとは
- 始めは週に1回から
- オートファジーの実体験
では一つ目から見ていきましょう。
1日3食は糖質の摂りすぎ
現代の日本人は「糖質を摂りすぎ」と言われています。
一般的に、成人が1日に必要とする糖質の摂取量は約170gとされています。
日本人の主食である米には茶碗1杯で約50gの糖質が含まれています。
これを1日3杯食べるとなると 50g×3杯=150g となってしまい、これだけで1日の糖質量をほぼ満たしてしまいます。
≪米以外にも糖質がいっぱい≫
これ以外にもおかずや、デザート、お菓子、ジュース、お酒など糖質を含むものは世にあふれており、1日170gは簡単にオーバーしてしまうのです。
多くの人は1日約300g程の糖質を摂っていると言われており、必要量の倍近くの糖質を摂ってしまっています。
多くの人が必要以上の糖質を摂ってしまっている現状ですが、ではなぜ糖質を多く食べてしまうのでしょうか?
なぜ糖質を食べてしまうのか?
≪美味しいから≫
簡単に言うと「美味しいから」です。
糖質が多い食べ物はたいてい美味しいものばかりで、嫌いな人はほとんどいません。
米、パン、ピザ、ハンバーガー、麺類、お菓子、スイーツ、ジュース、お酒など美味しものばかりですね。
≪幸せホルモンが出るから≫
また、糖質を食べると脳内が幸せな気持ちになる「ドーパミン」や「エンドルフィン」という成分が分泌されます。
そのため食べることで「幸せな気分」になれるので、糖質を食べる量や回数が増えてしまうのです。
甘いものを食べた時に止まらなくなったり、ストレスが溜まった時についつい食べてしまった経験はありませんか?
これは“幸せな気分を味わいたい”“ストレスを紛らわせたい”と感じ糖質を食べたくなってしまうからです。
糖質を食べると不健康になる
「糖質を食べすぎると不健康になる」というイメージがあると思います。
実際に糖質過多になると次のような悪影響が出ることがわかっています。
- 肥満
- 肩こり
- 頭痛
- 動悸・息切れ
- 腸内環境の悪化
- 糖尿病
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 動脈硬化
- 高血圧
など多くの症状へと繋がります。
現代病と言われる「生活習慣病」なってしまい、結果的に寿命を縮めることに繋がるのです。
実際に糖尿病予備軍と言われる人は全国で約1,000万人以上もいると言われ、6人に1人は糖尿病になる可能性があるとされています。
ではこのような病気にならないようにするためには、どうすれば良いのでしょうか?
物を食べない時間を作る
まずこの糖質を食べすぎている現状から抜け出すには「物を食べない時間を作る」ことが大切です。
人の身体は一度糖を摂取してから、「10時間」経たないと糖が無くなりません。
そしてその後、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになります。
そのため「何も食べない時間」を意識的に作る必要があります。
何も食べない時間を作ることで内臓を休めることができ、健康になることができるのです。
そのために「オートファジー」という方法があります。
オートファジーとは
オートファジーとは近年注目されている健康法で、これは「一度食事をしてから16時間何も食べない」というものです。
人の身体は16時間空腹状態が続くと、古くなった細胞が生まれ変わり新しい細胞に作り変えることができます。
そのため
- 疲労回復
- 免疫力のUP
- 老化の防止
など、細胞が新しくなることで若々しくなり、老いていくスピードを遅らせることができるのです。
特にこのオートファジー機能は空腹時に活発化すると言われています。
これは飢餓状態になると、“少しでも長く生き延びよう”と身体が働いているためで、あえて空腹になりこの状態に持っていくことで、細胞が再生されていくという仕組みです。
ではオートファジーを続けると身体にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
オートファジーのメリット
オートファジーを行うことで医学的に効果があると明らかになっているメリットがこちらです。
- 体重の減少
- 体脂肪の減少
- 糖尿病予防
- ガン予防
- 心筋梗塞予防
- アルツハイマー予防
- 狭心症予防
- パーキンソン病予防
など細胞が生まれ変わることで、ただ痩せるだけでなく、多くの健康効果を得ることができます。
これだけの効果が得られるならやってみたくなりますよね。
しかし“空腹が続いたら逆に不健康になるんじゃ?”と思ってしまいますが、そもそも私たちの身体は満腹状態に適していないとされています。
人の身体は満腹に適していない
そもそも人の身体は大昔は狩猟をしていたため、満腹に適した身体をしていません。
空腹で何日も狩りをしていたため、現代のように食べ物で溢れかえっている状況を予想して作られていないのです。
昔は食べるものも「動物の肉」や「木の実」だったため、タンパク質ばかり食べていました。
そのため糖質過多な状況に身体は付いていけないのです。
オートファジーのやり方
16時間何も食べないのはかなりしんどそうに感じますが、思っているよりも簡単にできます。
例えば20時に夕食を食べ、翌日の朝食を抜き、12時に昼食を食べればこれで16時間です。
そのうち8時間は眠っているので空腹も感じません。
翌朝は空腹を感じても
- 水
- プロテイン
- 野菜ジュース
- ナッツ
- ヨーグルト
- チーズ
などは食べてもOKとされているため、昼食までの繋ぎにはなりそうですね。
また16時間食事を空ければ、1日2食になり、何を食べても大丈夫とされています。
始めは週に1回から
とは言え、16時間何も食べないのを毎日続けるのは慣れないと辛いと感じてしまいます。
オートファジーは1週間に1日行うだけでも一定の効果があることがわかっているため、最初は週に1回から徐々に始めていきましょう。
慣れてくれば週に2日,3日と伸ばしていき、毎日できるようにしていきましょう。
ちなみにこれを書いている僕は、1日1食を約10年間続けており、次に実体験もご紹介します。
オートファジーの実体験
僕はオートファジーが流行り出す前から特に効果があるとも知らずに、1日1~2食の生活を続けています。
ただ性格上、1日に何回も食べるのが面倒くさかったというのが本音ですが、実際にかなり健康になりました。
風邪はもう何年も引いておらず、大きな病気もしていません。
元々身体が強かったわけでもなく、むしろ季節の変わり目には必ずと言っていいほど体調を崩していました。
大人になってから免疫力が付いたというのもあるかもしれませんが、少なからずオートファジーの効果は出ていると思っています。
≪具体的な食生活≫
具体的なやり方は、朝は起きたらプロテインを飲み、そこからは水分補給くらいで夕食まで何も食べません。
夕食は量を気にせず、好きなものを好きなだけ食べるようにしています。
みんながみんな必ず健康になれるとは言い切れませんが、参考にしてみて下さい。
空腹こそ最強のクスリ:まとめ
「空腹こそ最強のクスリ」と言うことについてご紹介しました。
まとめると
- 1日3食は糖質を摂りすぎてしまう
- 糖質を食べてしまうのは幸せホルモンが分泌されるから
- 糖尿病予備軍は1,000万人以上いる
- 1日16時間食事を空ければオートファジー機能が働く
- オートファジーによって細胞が若返りメリットが大きい
- 人の身体は満腹に適していない
- オートファジーは週に1回でも効果がある
オートファジーには個人差はあると思いますが、一定の効果が得られることがわかっています。
ダイエットや健康になりたい人は「無理のない範囲で」オートファジーを試してみましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
肩こり、腰痛を始めお身体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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