疲れている時に“体内時計がズレているから、、”と言いますが、そもそも体内時計なんて存在するのでしょうか?
体内時計とは?ズレた体内時計はリセットできる?
など今回は「体内時計」についてまとめました。
謎の疲れがある人はぜひ本記事をお読みください。
体内時計は1日25時間【謎の不調の原因はこれ】
「体内時計」とは1日周期で睡眠やホルモン分泌、体温、血圧など身体の様々な生体リズムを調整する「人間に元々備わっている機能」のことです。
体内時計は身体のほぼすべての臓器に存在し、脳にある体内時計(中枢時計)からそれぞれの生体リズムを刻むように指令が出ています。
体内時計は人間だけでなく、ほぼ全ての動物や植物、バクテリア、菌にまで存在しています。
体内時計は1日周期
体内時計は「約1日周期」でリズムを刻んでいます。
約25時間のリズムで刻まれていると言われていますが、平均すると24時間10分とされています。
体内時計のおかげで、私たち人間は基本的に「日中=活動の時間」「夜間=休息の時間」と認識しています。
また、体内時計が24時間に近い人は夜の決まった時間に睡眠することができ、朝も目覚ましなしで起きれます。
朝型・夜型はある
よく“自分は朝型だから。夜型だから。”と言いますが、実際に朝型・夜型も存在します。
体内時計の平均よりも早い人は「朝型」、遅い人は「夜型」とされており、個人で体内時計にはバラつきがあります。
また、朝型夜型は「時計遺伝子」により生まれつき遺伝子レベル決まっており、後天的にタイプを変えることはできないとされています。
“昔は夜型だったけど今は朝型になった”という人は、根本的にタイプが変わったのではなく、“身体がその生活に慣れた”だけで身体に無理をし続けている状態と言えます。
「参考:【あなたはどっち】朝型夜型は遺伝子レベルで決まっている」
体内時計が狂うと起こる症状
体内時計が狂うと、身体には多くの不調が出てしまいます。
もしかしたらあなたが感じている「謎の不調」も体内時計の乱れから来ているかもしれません。
体内時計が狂うと起こる症状を5つご紹介します。
睡眠障害
体内時計が正常に機能しないと、睡眠リズムが乱れて睡眠障害が起こる可能性があります。
具体的には、寝つきが悪くなる、中途覚醒が増える、早朝覚醒が起こる、眠りが浅くなるなどが挙げられます。
疲労感や集中力の低下
体内時計が正常に機能しないと、睡眠の質が低下し、疲労感や集中力の低下が起こる可能性があります。
特に、朝の疲れが取れず、一日中疲れが残ることがあるかもしれません。
食欲不振や体重増加
体内時計が正常に機能しないと、食欲や代謝のリズムが乱れて、食欲不振や体重増加が起こる可能性があります。
具体的には、食欲がなくなる、夜間に食べ過ぎる、脂肪の燃焼が低下するなどが挙げられます。
心身のストレス
体内時計が正常に機能しないと、生活リズムが乱れてストレスがたまることがあります。
具体的には、不規則な生活リズムがストレスの原因となり、心身の不調を引き起こす可能性があります。
健康リスクの増加
体内時計が正常に機能しないと、疾患リスクが高まることがあります。
具体的には、睡眠障害や代謝異常が生じることで、心血管疾患や糖尿病などの疾患リスクが増加する可能性があります。
以上のように、体内時計の乱れは様々な不調を引き起こす可能性があります。
規則的な生活リズムを維持することで、体内時計を正常に保ち、健康を維持することが重要です。
体内時計をリセットするには
体内時計が備わっているとはいえ、毎日の生活で寝る時間や起きる時間が早くなったり遅くなったりすると、体内時計は乱れてしまいます。
特に「寝不足」や「時差ボケ」などは体内時計が狂いやすく、生活リズムを乱す原因となってしまいます。
このズレてしまった体内時計をリセットするには、「朝日を浴びる」ことでリセットできます。
朝日を浴びることで、身体が「いまは起きる時間だ」と体内時計を調整してくれます。
朝起きれない人は「カーテンを開けて寝る」ことで朝日を浴び、身体が起きる準備をするため効果的です。
現代人は体内時計が狂いやすい
現代では24時間空いているコンビニなど、夜も明るい場所が多く、寝るときもパソコンやスマホの光によって体内時計が狂ってしまい、生活リズムを調整することが難しいと言われています。
よく言われる「スマホのブルーライト」も、画面からの光で脳が覚醒してしまい、体内時計が狂う原因となってしまいます。
睡眠の質を上げるために「寝る直前のスマホ」は控えるようにしましょう。
体内時計は1日25時間:まとめ
今回は「体内時計」についてご紹介しました。
まとめると
- 体内時計とは人間に元々備わっている機能
- 体内時計はほぼ全ての動物や植物、バクテリア、菌にまで存在している
- 体内時計は約1日周期でリズムを刻んでいる
- 朝型夜型は時計遺伝子により生まれつき決まっている
- 体内時計が狂うと身体に不調が増える
- 体内時計をリセットするには朝日を浴びる
- 寝る時はカーテンを開けて寝る
- 現代人は体内時計が狂いやすい
体内時計をしっかりと調整することで、自らの健康を守ることができます。
目に見えないものですが、コントロールすることはできるので、生活リズムを整えて健康に過ごしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術により、日々の生活で歪んだ骨格のケアをし健康になるためのサポートをしています。
またこのような日常生活で役立つ情報お伝えしておりますので、気になった方はお気軽にご予約下さい。
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