体に負担の少ない理想の寝姿勢とは、どんなものだと思いますか?正しい寝姿勢で寝ることは身体への負担を軽減できます。
本記事では「疲れの取れる理想の寝姿勢」について深掘りしていきます。
なかなか疲れが取れない人は、ぜひ本記事をお読みください。
理想の寝姿勢とは?【疲れが取れる寝方はこれ】
睡眠に満足していない人は日本人の約7割もいると言われ、睡眠満足度において日本は「世界最低」と言われています。
寝姿勢にも「仰向け、横向き、うつ伏せ」などいろいろあり、自分の中での落ち着く寝姿勢がありますよね。
健康面で見ると必ずしも「落ち着く寝姿勢=体が休まる体勢」とは言えません。
では、どんな姿勢で寝る事が身体への負担が少なく、睡眠の質を高めることができるのでしょうか?
疲れが取れる寝姿勢:仰向けの場合
結論から言うと「理想の寝姿勢は仰向け」です。
まっすぐ立った状態をそのままパタッと寝かした状態で寝る「仰向け」が身体への負担が少ない姿勢です。
仰向けに寝ると身体にかかる負荷が「マットレスへ均等に分散される」ため、血液などが身体の隅々に循環しやすくなり充分な休息を与えることができます。
筋肉の緊張も解けるため、コリや痛みにもなりにくい姿勢と言えます。
疲れが取れる寝姿勢:横向きの場合
右左どちらかを向いて寝る「横向き姿勢」の人も多いのではないでしょうか?
横向きが落ち着く感じもしますが、結果的に横を向いて寝ると「片側に負荷がかかり続ける」ことになってしまい、身体を痛める原因になってしまいます。
横向きになると身体とマットレスの接地面が少なくなり、身体の重さを分散させることができません。
また体が圧迫されるため、筋肉の硬直や血行不良などになりコリや痛みの原因となってしまいます。
さらに身体の中心である「骨盤」にも圧がかかり続けるため骨盤が歪む要因にもなってしまいます。
「参考:骨盤の歪みの原因7選。人は誰でも歪んでる」
疲れが取れる寝姿勢:うつ伏せの場合
下向きで寝る「うつ伏せ」で寝る方もいますが、下向き姿勢で寝ることはとても危険です。
うつ伏せだと首を左右どちらかに傾けないといけないため、首の骨(頸椎)を痛める原因となってしまいます。
肩こりや首こりの原因になり、下を向くことで呼吸も浅くなり深い睡眠はできません。
寝違えにもなりやすく、腰を反る姿勢でもあるので腰痛の原因にもなってしまうので今日からやめるようにしましょう。
疲れが取れる寝姿勢:睡眠の役割
それぞれ寝やすい姿勢がある中、仰向けが身体への負担が少なく睡眠の質を高めることがわかりました。
そもそも睡眠の役割とは
- 身体や脳の疲れを取る
- 記憶の整理や定着
- 感情の整理
- 免疫機能UP
など体にとって大切な役割がたくさんあります。また「寝返りにより骨の歪みを取る」という働きもあります。
睡眠時間は1日の1/3を占め、日中の疲れを回復させるとても大切な時間ですが、睡眠時に姿勢が悪いとこれらの恩恵を受けることができず充分な休息を得ることができなくなってしまいます。
「参考:睡眠中に体内で何が起きているか5選。寝ることの効果や影響は?」
疲れが取れる寝姿勢:横向き・うつ伏せは骨が歪む
長時間の横向きやうつ伏せ姿勢での睡眠は「骨格の歪み」に繋がることがあります。
寝ている時は無意識のため身体の力が抜けた「脱力状態」になり、身体がねじれたり負荷がかかりやすくなっています。
そのような姿勢が続くと結果的に骨格が歪むことになり、コリや痛みだけでなく代謝や内臓機能の低下に繋がり、将来的に病気や寿命を縮めることにもなりかねません。
疲れが取れる寝姿勢:まとめ
理想の寝姿勢について解説していきました。体への負担を考えると「仰向け」が身体には優しく、様々な健康被害のリスクを軽減できます。
睡眠中は成人で20~30回ほど寝返りをします。睡眠時は無意識のため横を向いたり下を向いたりもありますよね。そのため、「寝始め」と「途中で目が覚めた時」は仰向けで寝ることを意識しましょう。
すると、だんだんと体が覚えていき、仰向けで寝る習慣がついていきます。
また、正しい寝姿勢を意識しているのに身体がまだ痛い、と言う方は「マットレス」に問題があるかもしれません。
マットレスは低反発だと身体の重さで沈んでしまい、身体を痛める原因となるため「高反発で身体を支えてくれるもの」を使用するようにしましょう。
「参考:朝起きたら腰が痛い原因はマットレス【知らないと損します】」
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの訪問整体を行っています。
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