春になって体調を崩していませんか?
実は春は「不調が増える季節」です。
本記事では「春に増える不調」を7つに分けてご紹介します。
春に謎の不調がある人はぜひ本記事をお読みください。
春に増える不調7選【体調が崩れやすい時季です】
冬から春になり、不調を感じる人は増えます。
寒い時季の方が体調は崩しそうなイメージがあるのに、なぜ暖かくなった春に不調が増えるのでしょうか?
実際に「春になって身体に何かしらの不調を感じる」という人は、男性で4人に1人、女性で3人に1人もいるとされています。
では実際にどのような症状が増えるのでしょうか?
今回は7つに分けてご紹介します。
- 頭痛
- めまい・耳鳴り
- だるさ・疲労感
- ストレス
- アレルギー症状
- 肩こり・腰痛
- 睡眠障害
などが挙げられます。
思い当たるものはあるでしょうか?
では一つずつ深掘りしていきましょう。
春に増える不調①頭痛
春に増える不調一つ目は「頭痛」です。
春に頭痛が増える原因としては「自律神経の乱れ」があります。
春は朝と夜の寒暖差が大きく、また気圧の変化も大きいため、自律神経が乱れがちです。
天候の変化に交感神経(活動時に働く神経)と副交感神経(リラックス時に働く神経)の切り替えが上手くできず、頭痛として症状が出てしまいます。
頭痛は特に、普段から「肩こりや首こり」を持っている人が感じやすい傾向があります。
首や肩は頭に近く、大切な神経が多く通っているため頭痛を感じやすくなるのです。
春に増える不調②めまい・耳鳴り
春は「めまいや耳鳴り」の症状も増えます。
めまいや耳鳴りも多くは「自律神経の乱れ」から来るもので、スイッチの切り替えが上手くできずに不調を感じてしまいます。
また、春になると花粉が飛散するため、花粉症の症状が現れる人が多くなります。
花粉症による鼻づまりや副鼻腔炎などの症状が、内耳の圧力バランスに影響を与えることがあります。
その結果、めまいや耳鳴りが引き起こされることがあります。
春に増える不調③だるさ・疲労感
春は「だるさや疲労感」を感じる人も増えます。
春になると新生活により環境がこれまでとガラッと変わり、いつもよりもだるさや疲労感を感じてしまいます。
また、春になると冬に比べ日中の時間が長くなり、睡眠をうまく取れない人が増えます。
そのため、満足のいく睡眠がとれずに、次の日に疲労感を持ち越すようになってしまうのです。
春に増える不調④ストレス
「ストレス」を感じる人も春になると増えます。
春になるとストレスを感じる理由として挙げられるものは以下のようなものがあります。
1.新年度や新生活の始まり
春は新年度や新しい学期、就職や転勤などの新しい生活が始まる季節でもあります。
このような変化に対して不安や緊張を感じることで、ストレスが増えることがあります。
2.運動不足や偏った食生活
冬は運動不足や食生活の乱れが生じやすくなります。
春になって運動量が増える一方で、食生活の改善が追い付かない場合、体調や健康に不安を感じることでストレスが増えることがあります。
3.花粉症
春には花粉症の症状が現れるため、鼻づまりや喉の痛み、くしゃみ、目のかゆみなどに悩まされる人が多くなります。
これによって睡眠不足や集中力の低下などが生じ、ストレスが増えることがあります。
4.季節の変わり目
春は季節の変わり目で、気温や天候が不安定になります。
これによって、体調が崩れやすくなり、ストレスが増えることがあります。
春に増える不調➄アレルギー症状
春になると花粉や黄砂などの影響から「アレルギー症状」を感じる人が増えます。
春と言えば花粉症ですが、花粉症の人は日本人の3人に1人もおり、さらに春先の「スギ花粉症」の人は38.8%もいるとされています。
花粉症の症状として
- 鼻水
- 鼻づまり
- くしゃみ
- 目のかゆみ
- 喉の痛み
- 咳
- 疲れやだるさ
などが代表的で、特に鼻水・鼻づまりの人が多くなっています。
さらにこれらの症状だけでなく、花粉症から頭痛、めまい、耳鳴り、ストレス、睡眠障害などに繋がってしまう人もいます。
花粉症は一度かかると完治するのはなかなか難しいと言われています。
しかし、薬に頼らずとも食生活で改善できるケースもあるので、自分に合うものを試してみましょう。
「参考:花粉症に効く食べ物7選【これを食べとけば花粉知らずです】」
春に増える不調⑥肩こり・腰痛
春になると「肩こりや腰痛」になる人も増えます。
肩こりや腰痛は寒い冬の時季に増えるイメージですが、実は春にも増えます。
≪寒暖差で肩こり腰痛≫
増える理由として、まず「寒暖差」があります。
春は「三寒四温」という言葉があるくらいに、寒くなったり温かくなったりを繰り返します。
そのため、血流が良くなったり悪くなったりを繰り返します。
すると筋肉も硬くなったり緩んだりを繰り返し、肩こりや腰痛を感じてしまうのです。
≪筋肉の衰えで肩こり腰痛≫
また「筋力の衰え」もあります。
冬の時季はどうしても運動量が減るため、筋量が落ちてしまいます。
温かくなり動き出すと、使っていなかった筋肉が動き出し、いままで鈍感だった痛みを敏感に感じ取ってしまうのです。
「参考:春に腰痛が増える原因は?【なぜ冬が終わったのに腰が痛いのか】」
春に増える不調⑦睡眠障害
春になると「睡眠障害」も増えます。
その理由として次のようなものが挙げられます。
≪日照時間が長くなる≫
春になると日照時間が長くなるため、自然なリズムに合わせた睡眠と覚醒のサイクルが乱れることがあります。
≪温度変化≫
春は寒暖差が大きく、日中は暖かくても夜はまだ冷え込むことがあります。
体温調節が上手くいかず、睡眠の質が下がることがあります。
≪花粉症などのアレルギー≫
春は花粉症などのアレルギー症状が出る季節でもあります。
アレルギー症状による不快感や咳、鼻づまりなどが睡眠の妨げとなり、睡眠障害を引き起こすことがあります。
≪春のストレス≫
新しい環境や環境の変化、新しいスケジュールやプロジェクト、新しい人々との出会いなど、春は多くのストレス要因が存在します。
ストレスが睡眠に悪影響を与え、睡眠障害を引き起こすことがあります。
春の不調を治すには?
ここまで春に増える不調を7つご紹介しましたが、ではそんな「春の不調を治す方法」はあるのでしょうか?
ここまで読んでいれば気づいた人もいると思いますが、春の不調で多くに共通するのが「自律神経の乱れ」です。
春は気候や環境の変化でどうしても自律神経が乱れがちです。
そのため「自律神経を整えれば」これらの不調は改善されていきます。
自律神経には大きく分けて二つの神経があり、これをわかりやすく言うと
- 交感神経→活動時に働く神経
- 副交感神経→リラックス時に働く神経
このように分かれます。
人の身体には無数の神経が張り巡らされていますが、この二つの神経が上手くバランスを取っていることで、健康になることができるのです。
しかしこの二つのバランスは、ストレス、運動不足、睡眠不足、偏った食事、腸内環境の悪化などで乱れてしまいます。
そのため自律神経を整えるには
- 適度な運動
- バランスの取れた食事
- 腸内環境を整える
- ぬるま湯にゆっくり浸かる
- ストレス管理
- 質の良い睡眠
などが必要になってきます。
自分の不調が何から来ているのか、また改善するにはどうしたらよいのかを見極めましょう。
わからない人はカイロプラクティックや整体など専門院で施術を受け、客観的に症状を診てもらうことも必要です。
「参考:自律神経を整える食べ物7選【これで毎日リラックスできます】」
春に増える不調:まとめ
今回は「春に増える不調」と「春の不調を改善する方法」についてご紹介しました。
まとめると
- 春に不調を感じる人は男性で4人に1人、女性で3人に1人
- 春は寒暖差や気圧の変化で頭痛を感じやすい
- 自律神経の乱れでめまい・耳鳴りが増える
- 環境の変化でだるさ・疲労感を感じやすい
- 春はストレスが増える
- 花粉や黄砂でアレルギー症状が増える
- 寒暖差や筋力の低下で肩こり・腰痛を感じやすい
- 春は睡眠障害の人も増える
- 多くの不調は自律神経の乱れから来ている
- 改善するには自律神経を整えることが大切
このように春は不調が増える時期です。暖かくなってきたからと言って油断はせず、しっかりと体調を管理していきましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
肩こり、腰痛を始めお身体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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