睡眠の質を高めるカギは「体温を下げる」ということを知っていますか?
夜ぐっすり眠れない人や寝つきが悪い人、寝たのに疲れが取れていない人などに役立つ『睡眠の質を高める方法』を解説。
睡眠の質を高める方法は『体温』を下げる?
世界一の寝不足大国と言われる日本ですが、“睡眠の質に満足していない”と言う人は全体の92.6%もいるとされており、日々睡眠に悩んでいる人が多くいます。
特に40代50代の半数は睡眠不足であるというデータがあるほど、寝不足問題は深刻です。
「参考:【40代50代】6時間睡眠は睡眠不足休んだ方がいいサインとは?」
睡眠の質を高める方法もたくさんありますが、『体温を下げる』というのも改善法の一つです。
ではなぜ体温を下げることが睡眠の質を高めることに繋がるのでしょうか?
体温が下がると睡眠の質を高める理由は?
人の体温は日中~寝る前までが一番体温が上がり、睡眠中に一番体温が下がることがわかっています。
赤ちゃんが寝る前に手足がポカポカとするのを感じたことがある人も多いと思いますが、これは身体から熱を放出して体温を下げるためです。
これは大人でも同じで、身体から熱を放出して体温を下げることで睡眠の体勢に入ります。
逆に夏の暑い時期など“暑くて目が覚める”ということがあるように、体温が上がってしまうと睡眠の質を下げることに繋がってしまいます。
寝れない時は意図的に体温を下げる
「睡眠中は体温が下がる」ということを利用して寝れない人は「意図的に体温を下げることで睡眠の質を上げる」ということができます。
実際にピッツバーグ大学の研究では、不眠症の人に「冷やした帽子」を被せて寝てもらったところ、不眠症ではない人よりも寝つきが良くなったという結果が出ています。
ではこのように意図的に体温を下げる方法はどのようなものがあるのでしょうか?
体温を下げる方法①寝る前にお風呂に入る
寝る1~2時間前にお風呂に入り一度体温を上げておくことで、寝る時には体温が下がり入眠しやすくなります。
テキサス大学の研究では実際にこれを行っている人は寝つきが36%も良くなったという結果が出ています。
シャワーでも一定の効果がありますが、睡眠の質を上げるには湯船につかる方がより高い効果が得られます。
またお風呂の温度は40℃~43℃にすることで睡眠の質が大幅にアップすることもわかっています。
体温を下げる方法②靴下を履かない
寝る時に靴下を履く人と、履かない人と分かれますが、睡眠の質を高めるには「靴下は履かない」方が効果があります。
人の体温は手足から熱が放出されるので、靴下を履くことで熱が上手く放出できず睡眠の質が下がることに繋がるのです。
冷え性で靴下を履いているという人は、足先が出ているレッグウォーマーを履くことで熱が上手く放出されるのでオススメです。
「参考:【睡眠】寝る時の靴下は履く?履かないポイントは深部体温?」
体温を下げる方法③寝室の温度と湿度を快適に保つ
寝室の温度を一定に保つことで体温も安定し睡眠の質は高まります。
部屋の温度は26℃~28℃にすることが快眠には適しているとされ、夏の暑い時にタイマー設定をする人も多いですが、自動設定にし常にエアコンは運転している状態することで寝室の温度が一定に保たれます。
また、冬の乾燥している時にも湿度は50%~60%にすることで、快適に睡眠をとることができます。
体温を下げる方法④寝る前に白湯を飲む
寝る前に白湯を飲み一度体温を上げることで、入眠時には体温が下がるため効果的です。
寝る前に暖かいものを飲むのが良いですが、コーヒーやお茶などカフェインを含むものを飲むと、逆に目が覚めてしまいますので睡眠には適していません。
夏の暑い時は常温の水でも一定の効果はあります。
「参考:カフェインが睡眠に与える影響とはコーヒーを飲むのは何時間前まで?」
体温を下げる方法➄日中に運動する
日中に運動を行っていると睡眠時に体温が下がるため睡眠の質を高めることに繋がります。
一番効果が高いのは夕方に運動をすることで、夕食前に運動をすることで高い効果が期待できます。
運動習慣がある人の方が運動不足の人と比べると睡眠の質が高い、という研究もありますので日々適度な運動をするようにしましょう。
「参考:ただ歩くメリット10選!!ウォーキングは最高の健康法効果は?」
このように体温を下げることで睡眠の質が高まることがわかりました。
睡眠に満足していない人は自身の体温をコントロールし、快適な睡眠を手に入れましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術だけでなく、このような日常生活で役立つ健康情報もお伝えしておりますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
↓関連記事はこちら↓