秋バテの症状を知っていますか?秋になると季節の変わり目から体調不良になる秋バテ。その数は年々増えているとされています。
そこで今回は「秋バテの症状や対策」についてご紹介しています。
秋になると謎の不調がある方はぜひ本記事をお読みください。
秋バテの症状5選【対策法や自律神経に良い食べ物はこれ】
秋バテとは夏から秋になる季節に不調が出てしまうことを言います。主に9月下旬~11月頃に出やすいとされています。
その主な原因として自律神経の乱れが挙げられます。秋は季節の変わり目から「気圧の変化」が起こりやすいシーズンです。気圧が変化するとそれを体が敏感に察知し不調へと繋がります。
飛行機に乗ったり、山に登った時に頭が痛くなったり、体調が悪くなったことはありませんか?これと同じ原理で、気圧が変化すると、様々な不調を感じてしまうのです。
特に秋のシーズンは
- 夏との寒暖差
- 朝晩と昼の気温差
- 台風の頻発
などにより自律神経が乱れやすい季節です。
では、自律神経が乱れるとどのような症状が出てしまうのでしょうか?
- 頭痛
- 肩こり
- だるさ、やる気の低下
- 免疫力の低下
- 睡眠障害
主にこのような症状が出ます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
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秋バテの症状①頭痛
秋バテの症状一つ目は「頭痛」です。頭痛は自律神経が乱れると出る症状の代表格です。
特に首回りが硬くなっている人に出やすい症状です。首は脳に近いため、首回りが硬くなると神経が圧迫され頭痛を引き起こしてしまうのです。
また、脳に充分な酸素が送られないのも頭痛を感じる要素の一つです。頭痛は特に女性に多い症状で、その数は男性の4倍とも言われています。
秋バテの症状②肩こり
秋バテの症状二つ目は「肩こり」です。秋になると朝晩と日中の寒暖さが大きく血行が悪くなります。すると肩回りの筋肉が硬くなりやすく、肩こりを感じる人が増えるのです。
また、関節の可動域も悪くなり、肩関節も固まりやすいです。寒くなると体を丸めて縮こまりますよね。それと同じように筋肉も縮こまり、肩こりを始め体にコリを感じやすくなるのです。
秋バテの症状③だるさ、やる気の低下
秋バテの症状3つ目は「だるさ、やる気の低下」です。秋になって“なぜかやる気が出ない”と感じていませんか?これも自律神経の変化が関係しています。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立っており、これらが交互に働くことで体の機能を調整しています。交感神経は「活動」や「緊張」を司り、副交感神経は「休息」や「リラックス」を司ります。
この二つのバランスが乱れると、体が必要以上に緊張したり、逆に過度にリラックスしたりして、やる気が出ない状態になることがあるのです。
また自律神経が乱れると、体内でのホルモン分泌も影響を受けます。特に、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増えると、エネルギーの消耗が激しくなり、やる気が低下しやすくなります。
秋バテの症状④免疫力の低下
秋バテの症状4つ目は「免疫力の低下」です。自律神経が乱れると免疫力も低下します。
交感神経が過度に優位になると、体は常に「戦うか逃げるか」というストレス状態に置かれ、免疫系が抑制されます。一方で、副交感神経が優位になりすぎると、体の活動が低下しすぎて、免疫機能が鈍ることがあります。
自律神経のバランスが崩れると、この調整がうまくいかなくなり、免疫力が低下します。またその他にも
- 腸内環境の悪化
- ホルモンバランスの乱れ
- 睡眠障害
なども、免疫力を低下させる要因の一つです。
秋バテの症状➄睡眠障害
秋バテの症状5つ目は「睡眠障害」です。自律神経が乱れる睡眠のリズムや質が悪くなり、睡眠に悪影響が出ます。自律神経は、日中に活動を促す交感神経と、夜間にリラックスを促す副交感神経から成り立っています。
通常、日中は交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になります。しかし自律神経が乱れると、この切り替えがうまくいかず、夜でも交感神経が過度に活発になることがあります。これによりリラックスできず、寝つきが悪くなる、あるいは眠りが浅くなるといった睡眠障害が発生します。
また自律神経が乱れると、睡眠に関わるホルモン「メラトニン」の分泌リズムも乱れ、睡眠に悪影響が出てしまうのです。
秋バテの対象法
では、そんな秋バテで乱れた自律神経を整える方法とはどのようなものがあるのでしょうか?
- 適度な運動
- 太陽光を浴びる
- バランスの取れた食事
- ぬるま湯にゆっくり浸かる
- 腸内環境を整える
- 質の良い睡眠
- 骨格を整える
これらは科学的に自律神経を整える方法として紹介されているものです。どれも簡単にできるものなので、毎日の習慣に取り入れるようにしましょう。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
秋バテに効く食べ物
自律神経を整えるには「食べ物」からもアプローチできます。
- 納豆
- 玄米
- ヨーグルト
- バナナ
- きのこ
- 海藻類
- ココア
これらには、リラックス効果や睡眠の質を高める効果が期待できます。普段忙しく時間がない方は、これなら簡単にできるので毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
自律神経を整える食べ物についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
秋バテの症状:まとめ
今回は「秋バテの症状」について5つにわけてご紹介しました。
まとめると
- 秋バテとは夏から秋になる季節に不調が出てしまうこと
- 秋バテは自律神経の乱れや寒暖差で起こる
- 主な症状は頭痛、肩こり、だるさ、やる気の低下、免疫力の低下、睡眠障害など
- 秋バテを改善するには自律神経を整える必要がある
- 自律神経を整えるには食べ物からもアプローチできる
秋になり何となく体に不調が出てしまう秋バテ。放置しているとずるずると冬まで持ち越すことになります。
冬は秋よりも体調を崩しやすいシーズンですので、今のうちに対策するようにしましょう。
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当院は大阪府八尾市を中心にカイロプラクティックの訪問整体をしています。
秋バテをケアする施術もしていますので、不調を感じる方は一度ご相談下さい。
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