「寝返りの役割」を知っていますか?
寝返りは子どもだけじゃなく、大人にとってもかなり大切です。
本記事では「寝返りの役割」についてまとめています。
あなたのその身体の痛みも寝返りが原因かもしれません。
寝返りの役割5選【柔らかいマットレスはNGです】
寝返りと聞くと「子どもの成長に必要なもの」というイメージがありませんか?
しかし、寝返りは「大人の健康にも必要なもの」です。
寝返りをたくさんすることで、健康に近づけ、肩こり、腰痛などを改善してくれます。
寝返りの主な役割を今回は5つに分けてご紹介します。
- 血流の改善
- コリや張りをほぐす
- 歪んだ骨格を整える
- 湿気を逃がし蒸れをなくす
- 認知機能の向上
無意識に寝返りをしているのに、これだけのメリットがあります。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
寝返りの役割①血流の改善
寝返りの役割一つ目は「血流の改善」です。
日本人は、平均7時間睡眠をしているとされています。
その7時間の間、ずっと同じ姿勢だと血管が圧迫され、血流が悪くなってしまいます。
そのため、寝返りをし血流を良くすることは、とても大切なことです。
血管には次のような役割があります。
- 全身に酸素や栄養を届ける
- 二酸化炭素や老廃物を回収
- 免疫を運んでくれる
血管と健康は切っても切れない関係なので、「寝返りは血管の健康を守るために大切な行動」と言えます。
寝返りの役割②コリや張りをほぐす
寝返りの役割二つ目は「コリや張りをほぐす」です。
長時間同じ姿勢で寝ていると、筋肉が硬くなり、血流が悪化するため、コリや張りに繋がってしまいます。
そのため人の身体は寝返りをし、硬くなった筋肉をほぐし、コリや張りにならないようにしているのです。
また、寝返りをすることで、血流が良くなり筋肉に柔軟性が戻ることも、コリや張りを防いでくれる効果の一つです。
いま肩こりや腰痛などはありませんか?
その原因は、「寝返りの少なさ」にあるかもしれません。
寝返りの役割③歪んだ骨格を整える
「歪んだ骨格を整える」ことも寝返りの役割の一つです。
人の身体は、日中の立ち姿勢や座り姿勢などで、身体が歪んでしまいます。
睡眠中に寝返りをすることで、その歪んだ骨格を整える役割があるのです。
また、長時間同じ姿勢で寝ていると、骨盤や背骨などが圧迫され、身体が歪んでしまいます。
そのため、寝返りをすることで、睡眠中に身体が歪んでしまうことを防ぐ効果もあります。
寝返りの役割④湿気を逃がし蒸れをなくす
「湿気を逃し蒸れをなくす」ことも寝返りの役割です。
睡眠中は、「身体とマットレス」や「身体と掛け布団」の間が蒸れやすくなっています。
蒸れると肌荒れや、暑さによる睡眠の質低下などが起こってしまいます。
寝返りをすることで、こもった熱を逃がす効果があり、快適な睡眠を支えてくれます。
睡眠の質は「いかに熱を逃がすか」によっても変わるため、寝返りをしっかりとすることが大切になってきます。
「参考:科学的根拠のある睡眠の質を高める方法7選【これで毎日快眠です】」
寝返りの役割➄認知機能の向上
最後にご紹介する寝返りの役割は「認知機能の向上」です。
寝返りをすることで、脳の神経細胞が刺激され、認知機能が向上するとされています。
また脳の機能は、何か新しいことをすることで活性化されるため、寝返りをすることで脳が活性化され、認知機能が向上するとされています。
さらに、「睡眠学習」という言葉がありますが、寝る直前に勉強をすると、記憶に定着しやすいとされています。
このように、寝返りをすることは、脳機能の向上にも繋がるため、とても大切なことと言えます。
「参考:睡眠の役割をわかりやすく解説【寝ることの大事さがわかります】」
寝返りで防げる症状
ここまで、「寝返りの役割」を5つご紹介しました。
では寝返りの回数が減ると、どのような症状が出てしまうのでしょうか?
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
- 腰痛
- 代謝の低下
- 内臓機能の低下
- 消化機能の低下
- 腸内環境の悪化
- 自律神経の乱れ
- 認知症のリスク増
- 睡眠障害
実際にこのような症状が出ていませんか?
既に症状が出ている人は、もしかしたら「寝返り不足」が原因かもしれませんね。
理想の寝返り回数
では、「理想の寝返り回数」とは何回くらいなのでしょうか?
理想の回数は「子ども30回以上」「大人20回以上」とされています。
この回数寝返りができることで、子どもの成長だけでなく、大人の健康にも繋がります。
しかし、現代人は「寝返りの回数が減っている」と言われています。
≪寝返りが減る原因≫
寝返りが減ってしまう原因としては、次のようなものが挙げられます。
- 運動不足
- ストレスの増加
- アルコール摂取
- 柔らかいマットレス
これらは実際に寝返りの回数が減ってしまい、健康を害してしまいます。
この中でも「柔らかいマットレス」で寝ている人は、寝返りの回数が大幅に減ってしまうことがわかっています。
柔らかいマットレスだと、身体の重みで沈んでしまうため、寝返りのしにくい体勢になってしまいます。
睡眠の際は、身体を支えてくれる「高反発の硬め」が寝返りの回数を増やすことがわかっているので、改善するようにしましょう。
「参考:朝から腰が痛い原因はマットレス【知らないと損します】」
寝返りの役割:まとめ
今回は「寝返りの役割」についてご紹介しました。
まとめると
- 寝返りは子どもだけじゃなく大人にも必要
- 寝返り回数が多いと健康になれる
- 寝返りをすると血管の圧迫が取れ、血流が良くなる
- 寝返りをすると硬くなった筋肉をほぐすことができる
- 寝返りには歪んだ骨格を整える役割がある
- 寝返りをすると湿気を逃がし蒸れをなくしてくれる
- 寝返りをすると脳の神経細胞が刺激され認知機能の向上する
- 寝返り回数が少ないと身体に多くの不調が出る
- 理想の寝返り回数は子ども30回以上、大人20回以上
- 寝返りを増やすには硬めの高反発で寝る
睡眠中は無意識で、寝返りも無意識で行われています。
自分でコントロールできるものではないので、寝返りの回数を増やすために、寝具にはこだわるようにしましょう。
当院では八尾市、東大阪市を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
肩こり、腰痛を始めお身体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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