低気圧が近づくと体調不良を感じる人がいます。
代表的なのが頭痛を感じる「天気痛」ですが、その他にもどのような症状があるのでしょうか?
天気痛はなぜ起こる?
本記事では「天気痛による症状5選」についてまとめています。
雨が近づくと不調を感じる人はぜひご覧下さい。
天気痛による症状5選
低気圧が近づいた時に身体の不調を感じる人は1000万人以上もいるとされており、日本人の10人に1人はこの症状を感じるとされています。
“自分の身体に不調が出たので雨が降る”と天気予報のように雨を察知できる人もいます。
では具体的に天気痛による症状はどのようなものがあるのでしょうか?
代表的なものがこちらです。
- 片頭痛
- 肩こり・首こり・腰痛
- めまい・耳鳴り
- 古傷の痛み
- だるさ
有名な片頭痛から一見天気とは関係なさそうなものもありますね。
一つずつ見ていきましょう。
天気痛による症状①片頭痛
天気痛の症状としてまず挙げられるのが「片頭痛」です。
片頭痛は一番多く挙げられる症状ですが自律神経の乱れにより、頭付近の神経が敏感になるため頭痛を感じやすくなります。
天気痛の場合は雨や台風の際に低気圧が近づき気圧に変化が生じるため、身体が敏感に察知し片頭痛を感じるというメカニズムです。
普段から姿勢の悪い人や睡眠不足の人、ストレスを感じている人、喫煙・飲酒をする人などは、常に自律神経が乱れやすい状態です。
少しの気圧変化にも身体が耐えられず片頭痛になってしまいます。
天気痛による症状②肩こり・首こり・腰痛
天気痛による症状二つ目は「肩こり・首こり・腰痛」です。
自律神経は大きく分けて交感神経(活動的な時に働く神経)と副交感神経(リラックス時に働く神経)の二つがあります。
低気圧が近づくと「交感神経」が活発に働くようになり、筋肉が常に緊張状態となります。
緊張状態が続くと全身の代謝が落ちるため血行が悪くなり、筋肉も硬くなりやすいためコリや痛みに繋がります。
そのため普段から肩こりや腰痛などを持っている人は低気圧が近づくとコリをいつも以上に感じやすくなるのです。
「参考:肩こりを治す方法5選。ひどい肩こりを解消するには?」
天気痛による症状③めまい・耳鳴り
「めまい・耳鳴り」も天気痛による症状の一つです。
こちらも自律神経の乱れから来るもので少しの気圧の変化に神経が敏感に反応し、めまいや耳鳴りを感じてしまいます。
めまいや耳鳴りを感じる人は同時に首こりや肩こりを持っている人が多く「座り作業が多い、PC、スマホ、ゲーム」などをよくしている人に多く出る症状です。
座り作業が多いと首がストレートネックになり、首周りが硬直し神経の通りが悪くなりめまいや耳鳴りに繋がります。
「参考:ストレートネックの治し方5選。スマホ首の解消法は?」
天気痛による症状④古傷の痛み
「古傷の痛み」も天気痛による症状の一つです。
古傷とは過去にケガをしたことがある場所のことで、昔にケガをした場所が治っているように見えても完治していなかったりすると痛みが出ることがあります。
また過去にケガをした場所は筋肉や神経が敏感になっているため、気圧の変化や自律神経の乱れに過敏に反応してしまい痛みとして出てしまうのです。
“理由がわからないけどなぜか雨の度に痛む”という人が思い返してみると過去にケガをしたことがあったというケースもよくあります。
天気痛による症状➄だるさ
最後に紹介する天気痛による症状は「だるさ」です。
雨が近づくと何か特にしたわけでもないのに「身体がだるい」「ストレスを感じやすい」「やる気が出ない」といったことを感じる人がいます。
“雨の日になんか気分が上がらない”といった経験をしたことのある人も多いと思いますが、これも自律神経の乱れから来る不調だと考えられています。
雨が近づくと気持ちが落ち込む、イライラする、だるさを感じるという人は天気痛の症状かもしれません。
「参考:自律神経を整える方法7選。整えるには何をすればいい?」
天気痛による症状:天気痛はなぜ起こる?
ここまで天気痛による症状を5つご紹介しましたが、ではそもそも天気痛はなぜ起こるのでしょうか?
先に何度か軽く触れていますが天気痛は「気圧の変化による自律神経の乱れ」から来るとされています。
山に登ったり飛行機に乗ったりと高いところに行くと頭痛になる、耳鳴りがする、耳が詰まるという経験をしたことはありませんか?
これらは気圧の変化に自律神経が敏感に察知するため起こる症状です。
これと同じように雨の日や台風の日など「低気圧が近づき気圧が変化」することで自律神経が気圧の変化を察知し、頭痛やめまいなどの症状を感じてしまうのです。
気圧の変化はほとんど全ての人が感じていますが、その中でも普段から身体に不調がある人は天気痛の症状が出やすいとされています。
また全身の血流が悪くなり「血行不良」が起こりコリや痛みにも繋がります。
天気痛が起こらないようにするには低気圧が近づいても体調を崩さないように日頃からメンテナンスをすることが大切です。
天気痛による症状:天気痛の解消法は?
では天気痛は改善することができるのでしょうか?
結果から言えば自律神経が乱れにくい身体になれば改善できます。
自律神経を整えるには
- 適度な運動
- 太陽光を浴びる
- バランスの取れた食事
- ぬるま湯にゆっくり浸かる
- 腸内環境を整える
- 質の良い睡眠
- 骨格の歪みを整える
これらのことを行うことで改善されていきます。
具体的にはこちらでまとめていますので気になる人はご覧ください↓
「参考:自律神経を整える方法7選。整えるには何をすればいい?」
天気痛による症状:まとめ
このように「天気痛による症状5選」「なぜ天気痛が起こるのか」「天気痛の解消法」についてご紹介していきました。
まとめると
- 天気痛を感じる人は1,000万人もいる
- 天気痛の症状5つは片頭痛、肩こり、首こり、腰痛、めまい、耳鳴り、古傷の痛み、だるさ
- 天気痛は気圧の変化で自律神経が乱れや血行不良が原因で起こる
- 天気痛の解消法は自律神経を整える
天気痛の多くは「自律神経の乱れ」や「血行不良」が関係しており、気圧の変化を身体が敏感に察知しこのような症状を起こしてしまいます。
普段から自律神経を整え身体をケアし気圧の変化にも負けない強い身体作りをしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術により、普段の生活で乱れがちな自律神経を整えるケアをしています。
またこのような日常生活で役立つ情報もお伝えしていますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
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