40代になると増える不調とはどのようなものがあるのでしょうか?そしてなぜ40代で不調が増えるのでしょうか?
今回は「40代で増える不調5選」についてまとめました。
なぜ40代で不調が増えるのかについても深掘りしていますのでぜひご覧下さい。
40代で増える不調5選【しんどい、やる気が出ないのはなぜ】
あなたの周りの40代を見て「身体にどこの不満もなく健康に暮らしている」という人は少ないのではないでしょうか?
実際に40代の8割以上の人は「身体に何かしらの不調を抱えている」とされています。
当院の患者様でも40歳前後から今まで感じたことのない不調を訴える人が多くいらっしゃいます。
では40代で増える不調とはどのようなものがあるのでしょうか?
- 肩こり
- 腰痛
- 肥満
- 自律神経の乱れ
- 睡眠障害
心当たりはありますか?一つずつ詳しく見ていきましょう。
40代で増える不調5選①肩こり
40代で増える不調一つ目は「肩こり」です。
四十肩という言葉があるように40代で肩こりを初めて感じたり、これまでの肩こりがさらにひどくなりやすい時期です。
四十肩と言ってもいろんな症状があり一括りにできるものではありませんが、多くは肩より上に腕が上がらないという状態になります。
また、肩の関節が炎症を起こす、筋肉が硬直する、神経が圧迫するなどでじっとしていても痛みを感じる場合もあります。
これは筋力の衰えやストレスの増加、自律神経の乱れによる代謝の悪化など原因は様々です。
40代で増える不調5選②腰痛
40代で増える不調二つ目は「腰痛」です。
これまで、腰痛なんて感じたことなんて無かったという人が急に腰痛を感じることが増えます。
また、場合によってはぎっくり腰になったりと、40代で腰痛を感じる人が増加します。
40代の腰痛は「筋力の低下」に加え、骨のクッション材である「椎間板の劣化」など原因は様々です。
これは、「普段の姿勢」や「若い頃からの積み重ね」が、痛みとして出る場合が多いです。
一度腰痛を感じると、長く付き合っていかないといけない場合もあり厄介です。
40代で増える不調5選③肥満
「肥満」も40代で増える症状の一つです。
40代を境に若い頃よりも体重が増えたという人が多くおり40代の男性4割、女性2割がBMI25以上の肥満とされています。
理由として
- 代謝の低下
- ホルモン量の低下
- ストレスの増加
などが挙げらえます。
代謝の低下は、体内機能の劣化による「基礎代謝の低下」と、活動量が減るために起こる「活動代謝の低下」の2種類があり、どちらも肥満の原因となります。
また、女性では「エストロゲン」、男性では「テストステロン」という体内ホルモンの分泌量が低下します。
また、会社での責任や家庭での家事・子育てによるストレスも増える時期で、太りやすい世代と言えます。
40代で増える不調5選④自律神経の乱れ
「自律神経の乱れ」も40代で増える不調です。
40代は、身体の「内側」と「外側」から自律神経が乱れやすい世代です。
内側からは、筋力や内臓機能の低下により代謝が落ちるため自律神経が乱れます。
また、外側からは「会社での責任」がつくためストレスが増え、家庭でも「家事や育児の時間」で取られるため自律神経が乱れやすくなります。
これまでのように自分のペースで生活できないというのが、自律神経を乱す大きな要因です。
自律神経が乱れると
- 頭痛
- めまい
- 耳鳴り
- 冷え性
- 多汗症
- イライラ
- 腸の悪化
- 睡眠障害
などの症状が出てしまい、若い頃に比べ日常生活に支障をきたしてしまいます。
40代で増える不調5選➄睡眠障害
最後にご紹介する40代で増える不調は「睡眠障害」です。
代謝の低下やストレスの増加、自律神経の乱れなどから睡眠が浅くなり睡眠障害になってしまいます。
実際に「40代の5割もの人が1日6時間以下の睡眠不足」というデータがあり、いかに多くの40代が睡眠を充分に取れていないかがわかります。
睡眠障害の例として
- 寝つきが悪い
- 途中で何度も目が覚める
- 疲れているはずなのに寝れない
- 予定よりも早くに目が覚める
- 寝ても疲労が抜けていない
- 寝起きが悪い
などがあります。
1日の理想の睡眠時間は7~8時間ですので、取れていない人は生活習慣の改善が必要です。
なぜ40代で不調が増えるのか
ここまで40代で増える不調を5つご紹介しましたが、ではなぜ40代で不調が増えるのでしょうか?
これには多くの要因がありますが、
- 若い頃からの積み重ね
- 筋肉の劣化
- 内臓機能の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレスが増える
- 自律神経の乱れ
などが主な要因です。
これらが40代で重なるため不調として身体に出てしまうのです。
人の成長は「20歳がピーク」とされており、そこからは徐々に下降していきます。
20代30代は体に違和感が出てもまだ何とかなっていたものも、40代50代になるにつれ若い頃と同じようには身体が言うことを聞かなくなります。
野球選手やサッカー選手のような毎日メンテナンスをしているトップアスリートでも、体力の低下を感じ引退するのは40歳前後ですよね。
そう考えると一般人である私たちに不調が出るのも仕方がないとも言えます。
40代で増える不調を解消するには?
では、40代で増える不調を解消する方法はあるのでしょうか?
いくら40代で体力が低下するとは言え、「適度な運動」「バランスの取れた食事」「質の良い睡眠」をしっかりと行えば不調は解消されていきます。
こちらも一つずつ深掘りしていきましょう。
40代で増える不調の解消法①適度な運動
40代で増える不調の解消法するには「適度な運動」が必要です。
運動と言ってもジムに行ったり、ランニングをしたり、筋トレをしたりと行った激しいものは必要なく、1日15分~20分の簡単なウォーキングで充分です。
ウォーキングは全身の筋肉を使うことができ、特に下半身の筋肉を多く使うため効率的な運動です。
よく“通勤の行き帰りで10分+10分歩いているから大丈夫”という人もいますよね。
しかし、ウォーキングは「持続的に15分~20分以上歩く」ことで有酸素運動に切り替わるため、単発で歩くことはあまり効果がありません。
歩くときは“持続的”に15分以上歩くようにしましょう。
「参考:ウォーキングのメリット7選【最強の運動は歩くこと】」
40代で増える不調の解消法②バランスの取れた食事
40代で増える不調の解消法2つ目は「バランスの取れた食事」です。
バランスの取れた食事とは「五大栄養素をバランスよく摂る」ことを言います。
現代の日本人は「炭水化物」と「脂質」を摂りすぎており、逆に「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」が足りていません。
この5つを意識して摂るだけで身体の不調は徐々に解消されていきます。
40代になると内臓機能の低下に加え、消化機能も低下するため若い頃と同じように栄養を「分解→吸収」ができません。
栄養バランスの偏りは太るだけでなく、生活習慣病の要因にもなりますので意識して食べるものを改善していきましょう。
40代で増える不調の解消法③質の良い睡眠
40代で増える不調の解消法3つ目は「質の良い睡眠」です。
睡眠は健康において一番大事と言っても良いくらいに大切なものです。
日々なんとなく寝ていても日中の疲れを回復することはできず、むしろ身体を痛める要因にもなりかねません。
理想の睡眠時間は1日7~8時間とされ、入眠するまでの時間は10分~20分、特に寝始め最初の90分が大切とされています。
1日の1/3~1/4は睡眠時間と考えると寝具や睡眠環境にはこだわりを持ちたいですね。
40代で増える不調:まとめ
今回は40代で増える不調についてご紹介しました。
まとめると
- 40代の8割以上の人が身体の不調を感じている
- 40代で感じる不調は肩こり、腰痛、肥満、自律神経の乱れ、睡眠障害
- 40代で不調を感じるのは筋力低下、内臓機能の低下、代謝の低下、ストレスの増大、若い頃からの積み重ね
- 体力のピークは20歳
- トップアスリートでも引退は40代
- 40代の不調を解消する方法は適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠
40代になりさらに50代60代となっていくと更に身体は言うことを聞かなくなっていきます。
何となく放置しているとだんだんと悪化する一方です。
その反面、しっかりと体と向き合いメンテナンスをすることで、老化のスピードを遅くし、さらには改善することができます。
若い頃と同じような生活はせず、少しでも自由に動ける期間を延ばせるようにケアしていきましょう。
当院は八尾、東大阪を中心にカイロプラクティックの訪問整体を行っています。
肩こり、腰痛を始めお体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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