あなたは一日に何時間座っていますか?
実は思っているより座りすぎは身体に悪いです。
本記事では「座りすぎで起こる症状」を5つに分けてご紹介します。
普段座りすぎている人はぜひ本記事をお読みください。
座りすぎで起こる症状5選【日本人は世界最下位です】
一日中座りっぱなしだと、何となく身体に悪いイメージがありますよね。
実際に日本人は他国に比べ、座席率(座っている率)が世界最低とも言われています。
では、座りすぎていると身体にはどのような症状が出てしまうのでしょうか?
今回は5つに分けてご紹介します。
- 腰痛
- 肩こり・首こり
- 頭痛
- むくみ・冷え性
- 腸内環境の悪化
思い当たる症状はあるでしょうか?
一つずつ深掘りしていきましょう。
座りすぎで起こる症状①腰痛
座りすぎで起こる症状一つ目は「腰痛」です。
地球には重力があるので、長時間の座り姿勢は、上半身の重さが腰に負担がかかってしまいます。
特に腰椎(腰の骨)に負担がかかりやすく、痛める要因となってしまいます。
また、腰周りの筋肉も硬くなり、血行が悪くなることも腰痛につながります。
椅子に座ることが多い人は、椅子やデスクの高さが合わない場合、姿勢が悪くなりやすいので、高さを調整することが必要です。
腰への負担は立っているよりも、座っている時の方が大きいことがわかっています。
「参考:腰に負担のかかる姿勢ワースト5【これで腰痛も怖くありません】」
座りすぎで起こる症状②肩こり・首こり
座りすぎで起こる症状二つ目は「肩こり・首こり」です。
デスクワークや車の運転などは、手が前に出るため、「巻き肩」になりやすくなってしまいます。
巻き肩は、肩が内に巻く症状で、肩回りのコリや張りに繋がります。
また、首が前に出る姿勢になりがちで、「首の横や後ろ側の筋肉」が引っ張られているのも、コリや張りに繋がる原因です。
頭の重さは5~8キロほどあり、これはボウリング球でいう11~13ポンドほどです。
首が前に出る姿勢が続くと、首の骨がまっすぐになる「ストレートネック」になってしまうため注意が必要です。
「参考:ストレートネックの治し方5選。スマホ首の解消法は?」
座りすぎで起こる症状③頭痛
「頭痛」も座りすぎで起こる症状の一つです。
座りすぎで首こりや肩こりになると、その周りの筋肉が硬くなり「神経圧迫」が起こります。
頭と首は近くにあり、大切な神経がたくさん通っているため、神経圧迫が起こると頭痛に繋がるのです。
人の神経の87%は「自律神経」によりコントロールされており、交感神経(活動時に働く神経)と副交感神経(リラックス時に働く神経)のバランスが乱れると、頭痛に繋がってしまいます。
頭痛を解消するには、首や肩周りの緊張を取ることが大切です。
「参考:天気痛による症状5選【雨が近づくと頭痛くなる人は要チェックです】」
座りすぎで起こる症状④むくみ・冷え性
「むくみ・冷え性」も座りすぎで起こる症状です。
人の身体は約70%の筋肉が下半身に集まっており、座りっぱなしなど下半身の筋力が衰えてしまいます。
特に「ふくらはぎ」の筋力が落ちることは、むくみ・冷え性に繋がります。
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われ、下半身の血流を上半身に送る、「ポンプ」のような役割があります。
長時間座っていると下半身~上半身まで、しっかりと血流が送られず、脚のむくみや冷えに繋がってしまうのです。
「参考:脚のむくみ原因5選【むくみを解消する方法も解説します】」
座りすぎで起こる症状➄腸内環境の悪化
最後にご紹介する、座りすぎで起こる症状は「腸内環境の悪化」です。
腸はお腹の内側にあり、長時間座っているとお腹が圧迫され、腸の状態が悪くなってしまいます。
腸には1000種類100兆個もの細菌が共存していますが、細菌のバランスが悪くなると、便秘や軟便の原因に繋がります。
腸内環境を整える方法は「長時間の座り姿勢をやめる」ということが大切です。
それ以外にも
- 腸に良いものを食べる
- 朝イチに水
- 運動
- 睡眠
- 生活リズム
- 自律神経を整える
- 骨盤を整える
なども腸内環境を整えるには有効です。
腸は「第二の脳」と言われ、脳に頼らず腸独自で判断できる能力もあるほど優秀な臓器なので、しっかりとケアするようにしましょう。
「参考:意外と知らない腸活メリット5選【結論:良いことしかありません】」
正しい座り姿勢は?
≪悪い姿勢≫
≪正しい姿勢≫
ここまで「座りすぎで起こる症状」を5つご紹介しました。
では身体に負荷の少ない「正しい座り姿勢」とはどのようなものなのでしょうか?
正しい座り姿勢は
- イスに深く座る
- 骨盤を立てる
- 背筋を伸ばす
- 胸を張る
- 目線は真っすぐに
これが正しい姿勢です。
椅子に深く座り、骨盤を立てることで、「お尻~太もも」までの接地面が増え、上半身の重さを椅子に分散させることができます。
逆に浅く座ると、体重が腰に多くの負担がかかり、上半身のバランスも崩れ、肩こりや首こりに繋がってしまいます。
普段は何となく座っている人が多いと思います。
身体の不調の多くは、元をたどれば「姿勢の悪さ」に繋がるため、正しい姿勢を意識して、習慣化するようにしましょう。
「参考:骨盤を立てる効果とは?【姿勢を良くする正しい椅子の座り方】」
また、仕事などでどうしても長時間座る人は、30分~40分に一度は席を外し、ストレッチや伸びをするように心がけましょう。
座りすぎは寿命を縮める?
日本人の座り時間は「平均7時間」とされ、これは世界最下位の結果となっています。
そして座りすぎは思っているより身体に悪く、次のような研究結果が出ています。
- 1時間座りっぱなしで22分寿命が縮まる
- 大腸がんのリスクが30%増加
- 乳がんのリスクが17%増加
また1日8時間以上座っている人は3時間以下の人に比べ、死亡リスクが1.2倍高まるというデータもあります。
このように、長時間座ることは、コリや痛みに繋がるだけでなく、病気やケガの要因となり、結果的に「寿命を縮める」ことになってしまうのです。
こう聞くと、座りっぱなしの危険さがわかりますよね。
「参考:寿命を縮める行動5選【そのままだとヤバい未来が待っています】」
座りすぎで起こる症状:まとめ
今回は「座りすぎで起こる症状」について5つに分けてご紹介しました。
まとめると
- 日本人は座っている時間が世界最下位
- 長時間の座り姿勢は腰周りの負担が大きく腰痛になる
- 座りすぎると肩首周りの筋肉が硬くなる
- 肩首周りの神経圧迫は頭痛に繋がる
- 下半身の血流悪化はむくみ・冷え性になる
- 座りっぱなしは腸が圧迫され便秘・軟便に繋がる
- ふくらはぎは第二の心臓
- 腸は第二の脳
- 座りっぱなしは寿命が縮む
普段何となく座っている人がほとんどだと思います。
長時間座りっぱなし、脚を組む、椅子に浅く座る、片足体重などは、身体の不調に繋がるため、意識して改善し習慣化するようにしましょう。
当院では八尾市、東大阪市を中心にカイロプラクティックの出張施術を行っています。
肩こり、腰痛を始めお身体のお悩みがある方は、お気軽にご予約下さい。
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