あなたは睡眠に満足していますか?
病院で診断された訳ではないけど、実は気づいていない「隠れ不眠のサイン」とは?
本記事では「隠れ不眠のサイン」について7つご紹介します。
現代人に多い隠れ不眠について深掘りしていきましょう。
隠れ不眠のサイン7選【自分では気づいてない特徴とは】
日本人の約5人に1人が何らかの不眠の症状があるとされています。
さらに、自覚をしていないのに不眠の症状を持っている「隠れ不眠」の人も多くいます。
では、隠れ不眠の人はどのようなサインがあるのでしょうか?
- 寝起きが悪い
- 午前中から眠い
- 起きても疲れが取れていない
- 電車やバスで居眠りしてしまう
- 寝る際5分以内に寝落ちしている
- 疲れているのに何度も目が覚める
- 平日より休日の方が睡眠時間が長い
などが挙げられます。
心当たりのある人は「隠れ不眠」の可能性があります。
では、一つずつ深掘りしていきましょう。
隠れ不眠のサイン①寝起きが悪い
まず、隠れ不眠のサインとして挙げられるのが「寝起きが悪い」ということです。
目覚める時に
- アラーム一発で起きれない
- 二度寝してしまう
- スッキリ目覚めれない
など、睡眠後にも関わらず、目覚めが悪い人は隠れ不眠と言えます。
日中普通に活動できているとしても、寝起きの悪さに繋がっている場合は注意が必要です。
隠れ不眠のサイン②午前中から眠い
隠れ不眠のサイン二つ目は「午前中から眠い」人です。
午前中は本来ならば「脳が覚醒し始める時間」です。
その午前中にだんだんと目が覚めていくのではなく、まだまだ眠いという人は、充分な睡眠が取れていない証拠です。
隠れ不眠のサイン③起きても疲れが取れていない
「起きても疲れが取れていない」という人も隠れ不眠のサインの一つです。
「睡眠は回復の時間」です。
一日の疲れを回復・修復するための時間なのに、朝起きても前日の疲れが取れていない人は、充分な睡眠がとれていないサインです。
睡眠時間が足りていないか、睡眠の質が悪いのが原因かもしれません。
睡眠は、翌日に疲れを持ち越さないようにする事が大切です。
「参考:科学的根拠のある睡眠の質を高める方法7選【これで毎日快眠です】」
隠れ不眠のサイン④電車やバスで居眠りしてしまう
通勤通学の際に「電車やバスで居眠り」していませんか?
これも隠れ不眠のサインと言えます。
わずかな移動時間の間にも寝てしまうということは、睡眠が充分に足りていない証拠と言えます。
短い移動時間に眠ってしまうと、脳が覚醒と睡眠を繰り返してしまい身体に負担がかかってしまいます。
その後の脳の覚醒にも時間がかかり、日中のパフォーマンスが落ちてしまいます。
通勤通学で寝ないためにも、前日の夜にしっかりと眠るようにしましょう。
「参考:睡眠のゴールデンタイムはいつ?【最新の情報をお伝えします】」
隠れ不眠のサイン➄寝る際5分以内に寝落ちしている
「寝る際に5分以内に寝落ちしている人」も隠れ不眠サインが出ていると言えます。
あなたは入眠に何分かかっていますか?
目を閉じたらすぐに眠れる人も多いと思います。
しかし、いざ寝よう思ってから5分以内の寝落ちは「気絶している状態と同じ」とされています。
これは日中に疲れすぎて「脳が本能的にシャットダウンしている状態」で、一種の防衛本能です。
正常なのは、眠ろうと思ってから10分~20分ほどで眠れることですので、毎日5分以内に寝落ちしてしまう人は注意しましょう。
「参考:5分で寝るのは気絶している?【隠れ不眠のサインも解説します】」
隠れ不眠のサイン⑥疲れているのに何度も目が覚める
「疲れているのに何度も目が覚める」のも隠れ不眠のサインと言えます。
疲労感はあるのに、何度も目が覚めていませんか?
身体が疲れているのに目が覚めるのは「眠りが浅い状態」と言え、自律神経が乱れている証拠です。
通常睡眠中は、リラックス神経である「副交感神経」が優位になっているのが正常です。
それなのに、何度も目が覚めるのは脳が活動的になっている証拠です。
そういう人は自律神経のバランスを整えるようにしましょう。
「参考:自律神経を整える食べ物7選【これで毎日リラックスできます】」
隠れ不眠のサイン⑦平日より休日の方が睡眠時間が長い
最後にご紹介する隠れ不眠のサインは、「平日より休日の方が睡眠時間が長い人」です。
“休みの日だからいっぱい寝よう”としていませんか?
休日は、いつもより長く寝る人も多いですが、これは平日に睡眠時間を確保できていない証拠です。
普段から睡眠が充分に取れていれば、休みの日も同じ時間に起きることができます。
平日よりも休日に多く眠る人は、「ソーシャルジェットラグ」と言われています。
これは日本語に訳すと「社会的時差ボケ」のことで、日本にいながら時差ボケが起こっている状態です。
休日に多く寝たい人は、「2時間以内に留める」or 「昼寝をする」ようにしましょう。
「参考:休日の寝だめは時差ボケになる?ソーシャルジェットラグとは? 」
隠れ不眠放置のリスク
ここまで「隠れ不眠のサイン」を7つご紹介しました。
では、このような隠れ不眠のサインを放置していると、身体にはどのようなリスクがあるのでしょうか?
こちらは5つに分けてご紹介します。
- 集中力の低下
- 太りやすくなる
- 病気にかかりやすくなる
- 認知症のリスクが上がる
- 死亡リスクが上がる
などがあります。
隠れ不眠放置のリスク①集中力の低下
睡眠時間が短いと「集中力が低下する」というのは何となく想像できると思います。
不眠の状態は脳に充分な休息が与えられておらず、作業効率やパフォーマンスが低下してしまいます。
またイライラしやすくなったり、不安を感じやすくなったりと精神的にも悪影響が出てしまいます。
「参考:【即効性あり】たった6分でイライラを解消する方法5選」
隠れ不眠放置のリスク②太りやすくなる
不眠状態が続くと「太りやすい」ということがわかっています。
起きている時間が長い方が、日中のエネルギー消費が多い感じがして痩せそうですよね。
しかし、睡眠時間が短い人は「満腹ホルモン」が減り「空腹ホルモン」が増えるため、太りやすくなることがわかっています。
食事をしても満腹感を感じにくく、食べてもお腹が空くという状態になってしまいます。
そのため、結果的に食べる量や回数が増えてしまい、体重が増えてしまうのです
「参考:睡眠不足だと痩せない?ダイエットと寝不足の関係性は?」
隠れ不眠放置のリスク③病気にかかりやすくなる
隠れ不眠状態が続くと免疫力が低下し、「病気にかかりやすく」なることがわかっています。
免疫力が落ちると
- 高血圧
- 糖尿病
- 心臓病
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 睡眠時無呼吸症候群
など生活習慣病のリスクが上がり、健康寿命が縮まってしまいます。
実際に睡眠時間が7時間未満の人は、8時間以上の人に比べ「3倍も風邪を引きやすくなる」という研究データもあります。
隠れ不眠放置のリスク④認知症のリスクが上がる
隠れ不眠が続くと「認知症」のリスクが増えてしまいます。
睡眠不足になると認知症の原因となる、「アミロイドβ」の量が増えてしまいます。
アミロイドβは、脳の覚醒時に増えるので、起きている状態が長く続くと、認知症のリスクが上がってしまいます。
このアミロイドβは、「深い眠り」にいるときに多く排出され、隠れ不眠の人のように「浅い眠り」では充分な排出が行われません。
そのため、認知症のリスクが上がってしまうのです。
隠れ不眠放置のリスク➄死亡リスクが上がる
慢性的な隠れ不眠の状態が続くと「死亡リスク」が上がることがわかっています。
これは不眠により「免疫力が低下」し、様々な病気にかかってしまうことが原因の一つです。
その他にも起きている時間が長く、交感神経優位の状態が続くと、「血圧が上がり」生活習慣病のリスクが上がることも要因の一つです。
隠れ不眠の状態が続くと、結果的に身体への負担も増え、将来の寿命が縮み死亡リスクも上がってしまいます。
「参考:寿命を縮める行動5選【そのままだとヤバい未来が待っています】 」
隠れ不眠のサイン:まとめ
「隠れ不眠のサイン」と「隠れ不眠放置のリスク」について解説していきました。
まとめると
- 5人に1人が何らかの不眠症状がある
- 自覚のない「隠れ不眠」が増えている
- 隠れ不眠のサイン①寝起きが悪い
- 隠れ不眠のサイン②午前中から眠い
- 隠れ不眠のサイン③起きても疲れが取れていない
- 隠れ不眠のサイン④電車やバスで居眠りしてしまう
- 隠れ不眠のサイン➄寝る際5分以内に寝落ちしている
- 隠れ不眠のサイン⑥疲れているのに何度も目が覚める
- 隠れ不眠のサイン⑦平日より休日の方が睡眠時間が長い
- 隠れ不眠放置のリスク①集中力の低下
- 隠れ不眠放置のリスク②太りやすくなる
- 隠れ不眠放置のリスク③病気にかかりやすくなる
- 隠れ不眠放置のリスク④認知症のリスクが上がる
- 隠れ不眠放置のリスク➄死亡リスクが上がる
普段忙しくなかなか睡眠時間が取れないという人は、「睡眠の質」を上げることを最優先し、健康に気を配るようにしましょう。
当院ではカイロプラクティックの施術により、「睡眠の質を改善するケア」をしています。
またこのように日常生活で役立つ健康情報もお伝えしておりますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。
↓関連記事はこちら↓